Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「平山断層露頭」を見に行く・・・本日はかなりリンク集

脱線するけど、一応昨日の続き。

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断層っていうのは日本中のアチコチにあって、その全てが把握されているワケではない。人知れず、専門家の皆さんからも見つからないようにひっそりとしている断層の方が、実は知られたモノより多かったりするのかもしれない。

 

でもまあ・・・断層をアレコレいう前に、地層がある。それは地学的興味から入る人もいれば、考古学への興味から入る人もいる。そして案外、小学校高学年や中学生の頃に、興味を持つ人が多いんじゃなかろうか。

何万年、何億年と積み重なって大地が出来ていることに驚異を感じた子供の頃の感情って、忘れないんじゃね?ある地層から恐竜の化石が出た!なんてニュースがあると、そりゃあ目を輝かせて「私も掘ってみたい!」って思ったりしただろう。

ワガハイ的には田舎暮らしの昭和40年代のコトだから、裏庭に穴を掘ってそこにゴミを捨てて、時にそこで焚火をしてゴミを燃やして嵩を減らし、その上にまたゴミを捨てて・・・といったゴミ処理が普通に行われていた。プラスチックやビニールゴミも少なかったし、生鮮食品を買うと新聞紙に包まれていたからねぇ。

あの程度の深さの穴でも、掘れば土の色が変わったからなぁ。大人たちが穴掘っていると、土器でも出てこないものか?とワクワクしていたもんだ。

あ!風呂も薪釜だったから、そうした新聞紙を丸めたモノを焚き付けに使ったし、乾燥したゴミはソコで燃やして風呂に入った(煮炊きはプロパンガスだったけど、瞬間湯沸し器ってぇのも大概の家には無かった)

おまけに祖父母の家は井戸水で、停電になっても手押しポンプで桶に水を汲んで浴槽に運んで風呂に入れた。水洗トイレではなく、汲み取り式トイレだったので、下水道もなかった。

あの生活環境でLEDがあって、太陽光パネルがあって、ついでに蓄電池もあれば、かなり災害に強かったかもしれない。家も平屋で屋根はトタン葺で軽かったし・・・祖父は屋根が重いと地震に弱いといって、瓦を嫌っていた。それは関東大震災の経験があったみたいだ。

 

と・・・連鎖反応的に、話は断層から離れて行ってしまっている。

でもまあ、この古代本州と伊豆半島の接合点と言われる神奈川県と静岡県山梨県を跨ぐ地域の地形は・・・要するにJR御殿場線が走っているエリアだけど・・・

断層の宝庫です!

相模トラフとか駿河トラフのナンチャラカンチャラ、ってな話の舞台でございます。地質マニアにとっては垂涎の場かもしれないが、極めてヤバいトコロでもある。そんな地域の一角で酒造りをしているのが、しばしば当ブログで書く「川西屋酒造店」ってなワケだけど。

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その川西屋さんがある神奈川県足柄上郡山北町を流れる酒匂川の崖に、断層の露頭がある。それが「平山断層露頭」だ。

全景

残念ながら、露頭のある崖の間際へは近づけない。いろいろ立ち入り制限がされているので。それは「東京電力リニューアブルパワー 山北発電所」があるからだ。水力発電所のお陰で立ち入れないし、遠巻きにも邪魔して観察し辛い。

電線も鬱陶しいねぇ。

この場所は、酒匂川が山間部から平地に流れ出るプロセスなので、狭い川幅が蛇行を繰り返して崖がアチコチに形成されている。台風の時などは荒れ狂う水流に、恐れを為してしまう光景が観察できる場所でもある。

それ位だから水力発電所の発電機も勢い良く回りますよ!ってなコトなんだろうが、なかなかの暴れ川の姿を示すトコロだ。

とにかく、上画像の発電所建屋の先に見える崖が断層露頭だ。

ズームアップしてみる

この発電所からの放水は、断層露頭のある崖の、画面上左端に写っている水門のトコロから再び取水されて、さらに下流に位置する「東京電力リニューアブルパワー 内山発電所」に導かれている。この発電所は現在、大改修工事中みたいだったけど(なんか、建屋壊したのかな)。

チョット移動して撮影

山北町パークゴルフ場」の駐車場から撮影している。ここからしか見られないから。これ以上近づくには東電の許可が必要だろうが、個人的な趣味や好奇心にはいちいち対応してはくれないだろう。何らかの観察会に参加すれば、もう少し近くから見られるのかもしれない。

ま、とりあえずこのパークゴルフ場まではJR山北駅から1.2km、徒歩20分は掛からないだろう。多少の坂道はあるので。

地層が複雑な表情をしていることはわかる

www.jishin.go.jp

www.pref.kanagawa.jp

www.jstage.jst.go.jp

hirahaku.jp

以下リンクは、東京大学地震研究所 ニュースレターPlus 第8号 (発行日 2009年10月31日)のPDF

https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2021/03/eri_nlp_81.pdf

この露頭からナニを読み取るのかはしろ~とには分からん!

こうした断層がず~~っと地下に入っているというコトなんだろう。

それで地殻変動のエネルギーで、この断層がズレてしまうと。それで地震が起こると。

「平山−松田北断層帯」の露頭については、明日も続きを書くつもりだが、つまりこの程度の紹介しか出来ない。ただただワガハイは現場に立って、イメージを膨らませて妄想している老人である。幾つかリンクをあげたので、詳細はソコを参照されたし!

丸投げでございます!(つまり解説はお手上げ状態・・・ど~せ書いてもコピペだから)

 

●追記(2024/02/23):平山断層露頭の位置は、以下リンク先を確認して下さい。

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