「葡萄の葉包み」は、ブドウの産地では様々なレシピがあるみたいだが、ワガハイが作るとヨルダンのレシピを参考にしてアレンジする。妻が作るとコーカサス料理のレシピを参考にしているようだ(ヨルダンのレシピの方が異国情緒漂う香味になるんだが、それはまたの機会があったら紹介する)。
コーカサスのレシピによると・・・羊や牛肉をミンチにして、タマネギや米、ディル、ミント、クミン、ターメリック、胡椒など加えてよく混ぜ、塩茹でしたブドウの若葉に包み、鍋に丁寧に並べる。使う鍋の性能によるが、我家はダッチオーブンかルクルーゼ(要するに蓋付き厚手の鍋)を用いる。無水調理では使っている米の吸水量が足りないコトがあるので適宜(妻曰くソレなりの量)加え、レモン汁、と塩少々も加えて煮る。水切りしたヨーグルト(サワークリーム)を添えて・・・いただきま~す!
ロールキャベツのルーツとも言われる料理だが、ブドウの葉が入手出来ない場合は、ロールキャベツなるわけだ。スパイスの加減で異国的な雰囲気をもったロールキャベツが楽しめるだろう。
上画像では、葡萄の花穂も一緒に炊いたので飾りとした。葡萄の花穂は酸味があって、薬味的にもイイんじゃ無かろうか?と思う。
あ!今回も使った米は「山田錦」である。
2020年は以下のリンク先に書いたように、「残草蓬莱」とあわせていたんだなぁ。
綺麗、且つしっかりとした酸のお陰でキリッと締まった香味だ。新酒の荒さも適度で、抜栓直後は僅かながら炭酸分も感じられた。ま、抜栓した瞬間に「シュポッ!」って音がしたからねぇ・・・こういうのは、やっぱり今の時季のうちに楽しみたいわなぁ。
冷蔵保管しておけば、夏を越したからといって生酒の品質が落ちるような時代ではなくなったかもしれない。特にマイナス5℃保管ならば熟成も殆ど止まるらしいしね。
問題は、自宅保管でマイナス5℃の冷蔵庫環境は用意出来ないっていうコトだ。もう一台、日本酒用の冷蔵庫を買わなければならない。それもねぇ・・・?
日本酒度が+1っていうが・・・まあ、カチカチの辛口というタッチではないから、そんなモンなのかもしれない。酸でキレていく香味だなぁ。だからふくよかさを感じつつ、飲み飽きる、ダレる感じが全くない。
やや冷やした温度帯で、この「北島」をワイングラスに注いで葡萄の葉包みを食す・・・ワインばかりがコーカサス料理に合うワケではない。日本酒でもピッタリと楽しめるモノがあるぞぃ!