Etsuro1家の夕飯は、しばしば実験場の様相を呈する・・・この時期しかやれない”葡萄のドルマ”には”残草蓬莱”の純米吟醸を合わせた。これは完璧に近いマッチングだった。ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトを、付属品のホエー抜き?ツールでギリシャヨーグルトとし、枝豆は伊勢原産だ・・・ということで、画面奥に”相模大山”の純米がチラッと見える・・・でも、この日の出番は”残草蓬莱”だ。”相模大山”ではちょっと弱いな。
因みに、ドルマに使用した米は”山田錦”である。米は「アミロース」と「アミロペクチン」のバランスによって味や食感が変わるが・・・まあ、えらく大雑把な説明だが、餅米なんてぇのは「アミロペクチン」だらけなわけだ。ミルキークィーンなんていう米も、だいたい「アミロペクチン」だらけなわけだ。コシヒカリは「アミロペクチン」やや多めで適当に「アミロース」もある。それに対して「アミロース」が多い米の代表はタイ米のようなものだな。ササニシキなんていうのも、日本の米としては「アミロース」がやや多い品種になる。酒米も、蒸米(麹)のさばけがいいからだろうが、「アミロース」がやや多い方だな。
ということで、ササニシキでドルマというのが美味いことは分かっていたので、”山田錦”で作ってみたというわけだ。これは大正解だったな。
いや~、実験的な食事だったが満足感十分であった。