Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

味わい深く清涼な香味・・・「丹沢山 秀峰 純米酒 2020年度醸造 生酒 800kg仕込」

オミクロン株の感染者増加だが、そりゃあ増加するでしょう!という状況だったからねぇ・・・ま、感染力が強いならば、それに応じた対応をしなきゃ無理だよね。3倍のモノに対しては1/3をかけ算しなきゃならん、ってなコトは、ワガハイが言うまでも無く科学者でなくても明らかなコトだ。

経済が回らないって言ったって、感染増加で社会は減速が避けられないし、感染が減少すれば社会を回す方法だって容易になっていくもんだ。アッチへフラフラ、コッチへフラフラ・・・こういうのもダッチロール状態って言うんじゃないだろうか?

ま、また飲食店での飲酒制限で、千鳥足は減るだろうから・・・政策も対策も幾らかはフラつかなくなってくるんだろう・・・というコトにしておこう。(お偉いさん達は分かってないねぇ・・・全て国民の我慢と努力と配慮の結果なんだがねぇ・・・それが主たるファクターXなんじゃね~の?)

f:id:Etsuro1:20220120101814j:plain

丹沢山 秀峰 純米酒 生酒

ものづくりには思想が伴うもんである。設計思想ってぇヤツだ。酒にも酒質設計なんて言い方がある。求める香味に対して、素材や技術の組み合わせを導き出していくワケだな。だが、香味っていうのは求めるだけではなく、、求められるものもあるし、得られるものもある。そうした多様なコトを一つの酒にまとめていくには、チームワークだというわけだ。たぶん、スポーツの試合での戦略を立てるのに似た感覚で、蔵人の皆さんはタッグ組んで造っているんだろう。

丹沢山、美味いねぇ~!っていうのは、チーム川西屋讃美なんである。」

f:id:Etsuro1:20220120102730j:plain

裏ラベルだ

さあ、この「丹沢山 秀峰」は生酒である。しかもBY2020である。製造年月が2021年3月となっているから、酒販店の冷蔵庫で10ヶ月以上置かれていた一升瓶である。既に新酒が次々と売り出されているタイミングで、ワザワザ昨年の造りの酒を買うというのは、知ってなければやらないか、全く頓着が無いとか知らない、というコトだな。

ワガハイは知っているんである。丹沢山の酒は、生酒でも冷蔵されていればイイ感じで熟成されているのである。見つけたら買い!なんである。

 

抜栓する・・・初手から柔和な香味で、異臭や雑味は全く感じられない。とても澄み切った印象で心が落ち着く。我家に茶室でもあったら、そこで静かに呑みたい酒だ。残念ながら茶室は無いので、いつものテーブルで呑む。

全量「阿波山田錦」で70%精米、アルコール分16度、日本酒度+8、酸度1.5。酵母は協会701号だ。

 

以下リンク先では、昨年の新酒時点での「丹沢山 秀峰 無濾過生原酒」をとりあげているので、興味のある方は参照くだされ!まあ、大したコトは書いてないが、微妙にスペックが違うというのは分かると思う。

etsuro1.hatenablog.com

一年弱の冷蔵熟成を経て呑む「秀峰」は、新酒の持つ華やかさは潜めて品格を備えた。精米70%でも吟醸酒と変わらぬ雑味の少なさ、つまり、米を削るばかりが技術ではないというコトだな。しかも抜栓2日目はボディ感が少し増しながらも澄み切った印象は変わらず、呑みながらブルゴーニュワイン(赤)を思い出す始末だ。勿論タンニンではなく、柑橘系の苦味に似たタッチが僅かにあるのだが、これは川西屋酒造店のお仕事でしばしば感ずるキャラクターの一つだろう。香味全体を引き締めて、尚且つ口内にしつこく残ることのないキャラクターだ。

 

抜栓3日後は、香味全体がややおとなしくなったものの、バランスが崩れることはない。静寂・・・山中で風が止み、一瞬静けさが訪れたような香味だ。これは風流といって良いだろう。ふと我に返ると、いつもの雑然としたテーブルに座っているのである。一瞬、何処か旅に出たみたいだったなぁ。

味わい深く清涼な酒、こういう香味はそうそう出会えるものではない。貴重な時間を過ごした。

 

静かに呑めば、外呑みだって感染が拡大することはないかもしれない。こういう酒を楽しめる人となら、つまり多くの会話を必要としないな。酒を酌み交わしながら、それだけでイイ時間を共有出来そうだ。

つまり、感染抑制と経済を回すコトの両立には、優れた酒を楽しむコトだな!と、ワガハイ的なひとつの結論なのである。