寒いので、窓越しに望遠レンズでエサ台を撮った。
鳥たちに言いたい!ワガハイがアレルギーで、リンゴがアウトだから君たちにその分が回ってきたのだ。そしてワガハイの事情を知らない人が、昨年暮れにリンゴが入った宅配便を送ってくれたから実現したコトなのだ。
君たちは相当、運がイイ!
でも、そろそろリンゴも終わりに近づいた。わざわざ買ってまで、リンゴをエサ台に載せたりはしないだろう。
幸せは、永続しない。
再び受難の日々が続く・・・そう!四旬節(レント)とか、大斎節とか、受難節とか(今年は2月14日のバレンタインデーからだ)イロイロな言い方はあるけれど、要するに復活準備の季節がやって来る。それはキリスト教会での教会暦のコトであって、神道なのか仏教なのか曖昧な我が国の、大多数の方々の意識としては無関係に思われるコトだろう。
だが、な~~んで、この季節に四旬節なのか?というのは、北半球に居住する身としては同じ条件での問題を抱えていたのだ。つまり、越冬のための食糧庫が尽きてくるという困難のタイミングに摂生を求めるワケだ。どのみち、潤沢に食べられない季節なのだ。
そして春を迎える。立春を過ぎれば日差しも相当に強く感じられるようになるし、フキノトウやら梅の開花というグッドニュースもあるワケだし、そうした暖かさの予感の中で復活を待ち焦がれるっていうのは、ナニもイースターという信仰の問題に限らない。
だいたいイースターの頃に、ナンでも目覚めるモンである!
というコトで、今年のイースターは・・・3月31日。
3月25日(月)が満月なので、その後直近の日曜日がイースターだからねぇ。
(え~~と、B年なんですねぇ。調べついでに、本日の聖書を読む該当箇所は[サムエル上15・16-23/マルコ2・18-22]ということで。)
まあまあ、そのあたりで芽吹きが始まるブドウさん達というワケだ。寒冷地はもっと遅いだろうが。
というコトは、逆算していけば石灰硫黄合剤のタイミングも分かってくる。コレって毎度、四旬節の暖かい日を狙って塗布するんだけどねぇ・・・散布する程の量ではないし、飛散すると近所迷惑だから。
「散布と塗布は違う!塗布するとは能書きに指示されていない!散布とある!!」そのように力説される方もおられるか、まあ、いいじゃないか。我家での現実路線は塗布なんである。手袋をして、安物の刷毛でザっと塗っておけばイイのだ。
今季は腰をかばいながらの作業になるから、例年以上に大雑把になるだろうなぁ。
それで、鳥のエサ台なんだが、気付くと完食状態になっている。残念ながら今のところ鳥の撮影が出来てない。コチラが身構えていると気配を察するのか、ぜんぜん鳥がやって来ない。そしてなぜかカメラを手にしていない時に飛来する。
鳥たちには、長い望遠レンズの鏡筒が銃器類に見えるのだろうか?
ま・・・なんとなく視線を感じてしまうのだろうか?
花の気持ちも解せないが、鳥の気持ちもワカラン!
無粋なジジィでございますぅ~。
もっとも野生の鳥たちが置かれた環境は厳しい。元々厳しい野生の掟の中で、さらに人間の活動が余計な受難を与えているだろう。そんな鳥たちの気持ちをリアルに理解出来たら、ココロ折れてしまうかもしれぬ。
東日本大震災の時のイースターは遅かった。あの年は春が遠かった。なんか凄く辛い四旬節だった記憶がある。いや、記憶というよりも身体的なダメージのように残っている。未だ完全には傷が癒えてはいない。
今年の四旬節も辛いコトになるが、それでも春は早い。雪解けが早ければ能登の復興も幾らか楽になるかもしれない。季節が味方してくれるコトもあると、思いたい。
輪島の梅も咲くだろうし、桜だって開花するだろう。インフラ整備は大規模になるから、完全復帰には長期戦だ。粘り強く、忘れずに、特に能登地域に愛着のあるワガハイ的には、応援しよう。
不謹慎かもしれないが、能登には美味いモノが沢山あるから、早くそれらを堪能出来るように願うのだ。
そして輪島塗も、日本が誇るべき漆芸の聖地だから、より災害にも強いカタチで産地としての復活を願う。
皆さん、汁椀のひとつ位は漆器を使おう!
箸の一膳ぐらいは本当の漆器を用いよう!
日本ならではの工芸なのだから。
そして和食と一体の器なのだ。
日本文化は漆器から・・・これ、言い過ぎではないと思う。
●お知らせ
昨日のブログに注釈を加えた。