ようやく、輪島を代表する輪島塗のコトが、NHKニュースで伝えられた。
石川県輪島市の伝統産業で、国の重要無形文化財にも指定されている「輪島塗」の工房や店舗も大きな被害を受けていて生産の再開が見通せない状況になっています。(上リンク先から)
漆器は漆を塗る工程だけで出来上がるワケではない。勿論、漆の木を栽培して樹液を採取し、精製する職人さんがいなければ成り立たない。漆を濾すには和紙を用いるが、その和紙を漉く技術もなければならない。木地師さんも挽き物や指物師と役割があって、金箔や金粉の製造も専門の領域だ。その他、漆刷毛、各種刃物、砥石、砥の粉も必要となる。
そして輪島塗を輪島塗たらしめる「本堅地(ほんかたじ)」という技法に用いる「地の粉(じのこ)」も必要となる。この「地の粉」というのは、能登の珪藻土を焼いて粉にしたものだ。
(能登の珪藻土と聞いてピンとくる方もおられると思うが、珠洲市は七輪の生産でも代表的な産地だ。)
つまり、漆産業に関わる多くのエキスパートによって輪島塗は成立している。その要のプロフェッショナル達が罹災して、大変なコトになっているのだ。
とにかく、ただただ木地に漆を塗っているだけではないのだ。
災害復旧には時間が掛かる。インフラが回復しなければ産業復興も進まないけれど、なんとか「輪島漆芸技術研修所」の早期復活を願う。ワガハイのような老人ならば、この機会に退役を考えるコトもあるかと思う。だが、輪島の漆芸は脈々と途絶えることなく、次世代に継がれてほしい。だから、若く漆芸を目指す人たちの為にも退役される方ならば、その技法を若い人たちに伝授してもらいたい。そうした場を提供するにも研修所の再開を願う。
これからの輪島塗は、今までとは少し違ったかたちで復活するかもしれない。幾つかの歯車は欠けてしまうだろう。でも、日本の工芸といったなら「漆芸」なんである!この代表的産地を失ってはならない!と、力説せざるを得ない。ワガハイが吠えたところでど~にもならないかもしれない。だが、この機会に漆芸とはなんじゃ?と、関心を持ってほしい。
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ところで先日、我がメインPCを立ち上げたトコロ・・・BIOSがナンチャラ、リセットがナンチャラ、そんな文字が出現してから暫くして普通に立ち上がった。デスクトップPCアリアリである。しかもUPSに繋いでいるから、使用していない時はUPSもオフになっていたりするのでPC基板上のボタン型電池が消耗したのだろう。
面倒だが、電池を交換しよう。ソロソロ前もって交換かなぁ?などと思っていた矢先だったのだ。
この電池は買い置きがあったはず・・・というワケで乾電池類をまとめているケースがあるのだが、ソコを探すとあった!
いつ購入した電池なのか忘れたので、電圧をチェックした。3V超えだったのでOK! そして交換完了。
なんかワガハイ・・・老眼鏡をかけていても、やり辛いねぇ。
電池交換に際して、グラフィックボードを外さないと電池にアクセス出来なかった。ボードの一枚を外すなんて大した作業ではないが、こ~ゆ~のを外したり付けたりするのって神経を使う。電池なんて交換時期がやって来るのだから、もっと簡単なトコロに付けて欲しいけれど、基板上に最短の配線で載っけてないとマズイのかなぁ?
電源ノイズとか、イロイロあるのかもしれない。
ケースを開けたついでに埃掃除をした。これで・・・当分は大丈夫だろう。
電池交換後、外した電池の電圧を測ると2.35Vだった。
●お知らせ
当ブログの以下リンク先に、追記した。