Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

漂う香りも様々・・・ラムレーズンから漆まで

LOTTE Rummy

パッケージの大きさが、この位になってくると撮影が厳しいねぇ。

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右上がキレているし、パッケージの手前縁に強い反射が入ってしまう。置き位置を加減する余裕がないので、ど~にもならん。

まあ、細かいコトは気にしないコトとしよう。カッコつけて体裁を整えるようなブログではないので。分かりゃイイんじゃね?「撮影ボックスLEDライト付440円(税込)」は便利だ。だが、組立てたままで机の片隅に置きっ放しにしてあるのだが、形状がやや変形してきた。撮影ボックスを正面から見ると・・・つまり開口部のカタチが、ドンドンと平行四辺形になってきた。

上にナニか載せているような扱いはしていないけど、自重で変形しつつある。その結果は上の画像にも表れていて、右下が左下に比べてやや暗くなっている。変形した分だけLED光源がズレてしまって光がまわらない。

まあ、440円だから、そのうちに補強するとしよう。

 

それで・・・スーパーマーケットのチョコレート陳列棚には、カレ・ド・ショコラの隣に「LOTTE Rummy」がありますよ・・・と。すると買いますよ・・・と。「冬季限定」に釣られますよ・・・と。「洋酒使用 アルコール分3.7%」に購入意欲をソソラレマスよ・・・と。

ラムレーズンもまた、反則技であり、王道なので、コレで不味かったらいよいよマズイんである。アレコレ解説不要の量産菓子だねぇ。

それで、外装箱の裏書で最も気になるのは「株式会社ロッテ 浦和工場・・・」だ。もう少しご近所だったなら、行ってみたい。別に工場見学したいのではない。工場周辺を散歩するのだ。運が良ければラムレーズンの香りが漂ってくるかもしれない。

だが、工場から漂ってくる香りが必ずしも心地よいかどうかは分からんケド。

 

石川県輪島市の漆芸工房を訪ねる機会があった。そこでは漆の匂いが漂っているのだが、さほど不快ではなかった。だが、ちょっとした接着用にワガハイもチューブ入りの漆を持っているのだが、コレを仕事場で使うと不快な臭いに感じてしまう。

漆の質が違うのだろうか?漆芸工房では国産の高級な漆が使われていたが、ワガハイのは国産漆ではない。その違いなのだろうか?

漆は日本だけではなく、中国や東南アジアでも用いられていて、それぞれ工芸品がある。ただ、日本の漆はその肝心な成分であるウルシオールの含有量が最も多いらしい。故に堅牢な漆器を作ることが出来ると言われる。

また、漆は天然樹脂ゆえの特性で、採取された環境で最も硬化が進むらしい。ならば、理想は輪島で用いる漆は、輪島で育てて採取するのが理想のはずだ。勿論、木曾で使うならば木曾で採取された漆が一番イイ。だから中国で漆を使うならば、日本産の漆が最強であるとは言えないだろうな。

合成樹脂とは異なる面白さがあるねぇ。

 

酒も、その土地で頂くのが一番美味いっていうのは間違いない。輪島の話の流れで能登を例にすると・・・「宗玄酒造」「松波酒造」「数馬酒造」「白藤酒造店」「中島酒造店」「日吉酒造店」のお酒は呑んだコトがあるが、やっぱり能登のいしるを用いた料理にピッタリと合う。ココにワガハイのお気に入りの「丹沢山」「杉錦」を持ち込んでも、やっぱり「宗玄」や「能登末廣」に手が伸びたりする。

酒は郷土とともにある!

だから、その土地の料理を堪能する機会に恵まれると、その土地で醸される酒のファンになったりする。基本、ワガハイは加賀、能登のファンなので、やっぱりそういう酒は呑みたくなるもんだ。

この頃「能登末廣」の味わいを思い出すコトが多い。だが、神奈川県では見かけないから、通販だな。「河豚の卵巣の糠漬」「鯖へしこ」もあわせて注文したくなる。

そして酒器はコレだ!

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一気に気分は能登だねぇ。

ワガハイ、能登とか松江とか、日本海に面した風景が好きだねぇ。そういうのを思い出しながら一献!

 

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さて、昨日の「うるしの話 松田権六 著」について、もう少し書いておこうと思う。昨日と同じ「漆の効用」の項目から少々要約して引用すると・・・

漆の芽や実が食用になることもあまり知られていない・・・五月ごろになると発芽の成長が十センチぐらいの大きさになるから天麩羅にしたり、酢あえにしたり・・・昔の茶人は珍味にしたらしく・・・

1896年金沢生れの松田権六さんである。戦前の金沢地域の食生活がどの様なものだったのかは分からんが、まあ・・・加賀百万石の城下町だし、前田の殿様だからなぁ。

そ~ゆ~文化的背景を無視して松田権六作品は鑑賞出来ないよなぁ。たぶん、松田さんは漆の芽の天麩羅を食べたんだろうな。

松田さんは・・・あまり漆にはかぶれない体質だったのかなぁ?

 

それから・・・

漆の実は表皮をとりさって核だけを適当に煎って、細かい粉状にしたものをコーヒーのように飲用することもできる・・・私の家で漆の実を煎りだすと、座敷にいた客がその香ばしい匂いにおどろいたことがある。

という記述からすると、松田さんは漆のコーヒーを飲んでいたんだろう。

それから・・・

・・・終戦後、私が新橋辺のある珈琲店の前を通ると、ただよってくる香気で漆だと直感した・・・

戦中、戦後の代用コーヒーについては、ドイツでも涙ぐましい逸話が残っているらしいが、漆のコーヒーの話しは、とあるコーヒー業界の方から伺ったコトもあったから、実際に飲まれていたんだろう。

 

河豚の卵巣だって糠漬にすれば解毒できるのだから、漆の芽や実も加工の仕方によっては食したり飲用したり出来るのかもしれない。普段、当たり前に食べている食材にも、調理法によって克服しているモノって多いからなぁ。

でもねぇ・・・やっぱり漆の芽の天麩羅とか、ビビるよねぇ。少なくとも自己流で採取してきて天麩羅で食べる気にはならん。あ、採取した時点でかぶれたりして。