ワガハイが子供の頃・・・って、また昔話だ。呆れかえらずにお付き合いくだされ!
トランジスタが使われている製品なんて身の回りになかった。テレビもラジオも真空管が使われていた。電気製品はどれも発熱するモノで、家の照明器具は白熱灯だらけだったような気がする。
だからトランジスタ・ラジオをはじめて見た時にはビックリした。小さくて軽いことも驚きだったが、発熱が圧倒的に少ないコトに好感度は最高だった。
ところで、PCって半導体が使われているはずだが、なかなか発熱するねぇ。特にこのブログを書いているノートパソコンは、まるで小型真空管が使われているんじゃなかろうか、と思うようだ。老朽化してきたからというワケでもなく、新品の頃から発熱量が多いように感ずる。
そして何度も書いている通り、鈍足だからなぁ・・・効率の悪い道具だ。でもこの季節は指先がほのかに温かいので、イイのかなぁ?
そして発熱量だけでなく、起ち上げてから動作が安定するまでに時間が掛る。概ね30分程度放置しておくと安定してくる。それまではな~んか動作がぎこちない。今も、ココまで文字入力してきたところで、ようやく変換が安定してきている。コレって新品の時からそうなので、そういう性質の製品なんだろう。
30分の暖機運転・・・省エネではないねぇ。なんかオーディオ真空管アンプの音出し儀式を思い出すようなDELL鈍足パソコン・・・CORE i3-6006U(古!)やっぱりi5は必要だなぁ。ネット見たり、文章入力したりといった高負荷でもないような使い方でも、i3では非力だなぁ。
さて・・・
昨日の当ブログでも引用したバッハ本を撮影してみた。テスト撮影ね!
行きつけのスーパーマーケットにあるWattsのコーナーに「撮影ボックス LEDライト付 321540」という商品を見つけた。440円(税込)である。
こういう道具って専門的なモノでも多く売られている。それがこのような安価なお値段で売られている。興味を持ったねぇ・・・案外、ソコソコ使えてしまうんじゃなかろうか?というワケで安易な気持ちで購入してみた。
使ってみて問題点があるなら、改造してしまえば良いとも思ったしね。この「LEDライティングトレースボード」も改造したし。
それで、実際につかってみると文庫本のサイズが概ね撮影可能な最大の物みたいな感じだった。照明はトップライトとサイドの構造体を兼ねたペラいプラスチックが白なので、それがレフ板になっている。一応、光は無難にまわっているかなぁ?
質感を求めるといったライティングにはならないが、コレはこんなモンです・・・的な説明のための撮影には、安価に安易に安楽に使える。もう少しどーにかしようとすると、発泡スチロール板の反射で手前から光を入れたりとか、小型の銀レフを工作してみたりとか、ちょっと工夫すればイイだろう。
小物撮影には、案外使えるなぁ。
LEDの演色性に関しては、シビアなコトを言わなければ問題ない。だいたいデジタルカメラの色再現性なんて、フィルムとは比べものにならぬ程アバウトだからねぇ。
まあ・・・トップライトが強いから、少しサイドから光を回すとか、正面をもう少し明るく持ち上げるとか、こ~ゆ~被写体を撮ってみると、この道具の素性が分かるなぁ。
アングルは限定される。こういう撮影箱は高級品を使ってもアングルが限定されるのは同じコト。そういう意味で使い勝手は変わらない。それにプロ向きの製品だってアレコレいじらないと使えないし、案外440円でかなりのコトが済んでしまうような気もする。
プロ的には、用途によって商品周辺の余白が必要な場合もある。そうなると、もう少し大きな箱を使わないとこの程度の大きさの商品でも撮影に問題が生ずる。
かといって、被写体に対してあまりにも箱が巨大だと、それまた光が回りすぎてスケール感が狂うコトもある。まあ・・・大は小を兼ねるとはいえ、限度はあるからねぇ。
というワケで、この440円はいずれ少々改造すると思うケド、いいんじゃね?