Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「丹沢山 阿波山田錦 仕込二号 無濾過生原酒 2022年度醸造 純米酒」

丹沢山 阿波山田錦 仕込二号 無濾過生原酒

「無濾過生原酒」・・・この魔力的なコトバに魅惑される人は多いだろう。いや、このコトバでパブロフの犬と化すのは、既に不治の病に冒されているのかもしれない。こういう人間になってはいけないのかもしれない。

お前は既にとらわれている!

とらわれてはいけないと意識し過ぎると、かえってハマってしまうので、コレまたよろしくない。

マイド繰り返される意識し過ぎないように、という意識を意識し過ぎないように・・・。

この悪循環を断ち切る方法は二つあると思う。そのひとつは注意を他に向けるのであり、もう一つはトコトン意識しきってしまうコトだ。

こ~ゆ~、ど~でもいいコトが瞬時に脳内を巡る。そして他の商品に手を伸ばすのではなく、やっぱり購入するしかないのである。トコトンいきましょう・・・と。

まあ、その対象が美酒であるコトは間違いないのだから、悩みにもならんコトだけど。つまり楽しい時間なんだな。

通称・・・赤丹

購入後のクルマの運転は、いつも以上に慎重になる。瓶内の酒を激しく揺らさないように出来るだけソフトなブレーキ、ハンドル操作を心がける。加速はまあ、そんなに高性能なクルマではないからフツ~でよい。そして寄り道も避ける。何故なら「生酒」だから。そして車内の暖房も強くしないように心がける。何故なら「生酒」だから。

片道20分の酒販店からの帰路は、美酒への配慮に満ちた優しい運転なのだ。

それに、ワガハイは経験がないが、車内で酒瓶を割ると後始末が大変なんだそうだ。概ね想像はつくケド。昔々居住していた近所の酒販店の店主は、配達中に酒瓶が割れたらしい。そしてそれは繁忙期の師走だった。年末といえば飲酒運転の検問が多い。

もう、分かるよねぇ・・・運悪く飲酒運転の検問。窓を開けた瞬間に車内は酒臭い!それは尋常な酒臭さではない。警察官は瞬間に険悪な表情を見せ、大変な思いをしたそうだ。

「酒屋の配達車から酒の匂いがして、ナニが悪い!」

彼もまた、険悪な気分がコトバに表れた・・・と。で、別室(警察車両)にご案内・・・。結果、彼からは全くアルコールは検出されなかった。警察官曰く

「ナンでこんなに酒臭いんだ!」

「だから言ったじゃないですか!酒瓶が割れてしまったんですよ!酒屋の配達車から酒が匂ってナニが悪い!!」

裏ラベル

という話しを聞いているから、酒を買ったあとはより注意して運転する。

 

ところで裏ラベルを撮影しておいたんだが、肝心のスペックが被写界深度外になった。絞りを開けすぎた。まあ、いい加減な撮影しているからねぇ。ちょうど資源ゴミの日だったので急いで撮ったからねぇ。

やっぱり落ち着いて行動しないとし損じる。

 

ところで、どんなお酒だったのか?というと、コレは大変なお酒だった。

こんなお酒、売ってイイの?

川西屋酒造店、大丈夫?

はじめて購入された方だったらビックリしちゃうよ!(事情通なら問題ないけど)

つまり、本来は門外不出の酒とすべきなんじゃないか?

殆ど蔵内消費用のお酒なんじゃない?

ヤバイねぇ・・・ヤバイねぇ。

酒蔵内にお膳を持ち込み、タンクから直接注がれた酒を呑みながら・・・ってな味わいだ。

つまり、皆造(かいぞう)って言うが、その年の最後のもろみの搾りを終えた後に、今季もイイ酒が出来ましたよ、皆さんお疲れ様でした宴会、というのに参加させてもらったコトがあったが、あの時に杜氏さんがタンクから薬缶に汲んできた新酒の味わい・・・そういう酒が瓶に詰められて売られていた!

ナンテェこった

こんなお酒が家呑み出来ますよ!

 

ど~するんですか!ど~するんですか!!

まあ、瓶内でも徐々に熟成は進んでいくから、この強烈な味わいを堪能するならお早め購入が間違いない、というコトは間違いなし!