Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「談合坂」か「道の駅すばしり」か・・・甲州への道「ルバイヤート 甲州樽貯蔵 2020」

山梨県は神奈川県に隣接している。ならばご近所でしょ?そう思うかもしれないが、面積的に狭い神奈川県は丹沢山地が構えており、山梨県へのルートは一筋縄ではない。

概ね、山中湖や河口湖(ここも山梨県だけど)へは篭坂峠を越えるか、東富士五湖道路を使う。この東富士五湖道路はなんか、高い感じがするケドねぇ・・・ま、長いトンネル掘るのにお金使ったんだろう。コレを使うともの凄く時間を節約出来るから、ココだけは金をケチらない方が得策だと思っている。

ただ、この道路を走ると山中湖の風景が全く見られなくなるのが残念だけど・・・目的地が勝沼ならば先を急いだ方がいい。山中湖は、ソコだけで充分に魅力的だから、クルマを停めたらソコで完結してしまいかねない。

 

都内から勝沼へ向うならば、中央自動車道を走るのが普通だろう。このルートならば「談合坂サービスエリア」を利用するってぇのは「海老名」「蓮田」みたいなもんで、立ち寄るだろうなぁ。

イヤイヤ・・・ワガハイ的には東名は「鮎沢パーキングエリア」がオススメだけど。あまり宣伝すると、長距離トラックのドライバーさんから叱られるかもしれない。

 

脱線した。

先ず「談合坂」のコトを書きたいのだ。「談合」という名前については、その意味の通りであり、ナニガシカの話し合いがなされた場所であるコトが由来とされている。そのまんま!だけどねぇ。

  • 武田と北条が話し合った場所説
  • 農民達が話し合った場所説
  • 団子坂から談合坂になった説
  • 近所に目・橋・沢という地名があるので桃太郎伝説に合致すると・・・団子につられて鬼退治だからねぇ・・・説

以上、諸説あるが定かではないという、ありがちな話しだ。

もっとも、談合というコトバの意味は相談するコトなワケだから、悪い意味合いではなかったんだろうが、現在では悪い意味合いで使われるよねぇ。

 

もう・・・お分かりと思うが、「東京五輪パラリンピックをめぐる談合事件」に繋げたいのだ。

電通ねぇ・・・最近の電通は知らんが。

バブル期の銀座の高級クラブであるとか、ワガハイは入ったコトもなければ興味もないが、夜な夜なウロつくコトを、自慢気に語る輩がいたからねぇ。

ナ~ンも分からんままに、高級ワインをカパカパ開けてみたりしていたようで・・・某画廊にお勤めの方や、テレビ局勤務の方なども、国産ワインをバカにしていたからなぁ。

大手広告代理店には、どうも未だにこの頃のイメージがつきまとうのだ。

結局、グランクリュ呑んでないと、バカにされるクダラナイ時代だった。

 

実体を見ていない、浮き足だった連中・・・そういう悪印象をワガハイは擦り込まれていった。自慢げに語る彼らに聞いてみれば分るコト、呑んだワインの名前を覚えているならともかく、ひとつも記憶がございません・・・と。そしてワインのテースティング結果など聞くに及ばす。

でも、呑み方見れば分かっちゃうんだな。

  • 無駄にグラスを振り回す。
  • 手持ち無沙汰に振り回す。
  • グラスの呑口にはグルリと口を付けた痕が残っている。
  • 香味が開いていく時間を楽しまず、サッサと呑んで次のボトルに手をつける。

まるで高級車を次々と乗り換えていくみたいに。

ワインが可哀想・・・

 

モノの食い方、呑み方にケチつけるのもなんだが、やっぱり露骨に人柄が表れる。

気をつけよう・・・心ある料理店は下膳の状態を見ている。

 

それで、外呑みで不愉快な思いをするのも嫌だから、ひとりノンビリと山梨や長野のワインを時々入手しながら家で楽しんでいた。あまり国産ワインを扱っている飲み屋さんも無かったし。

 

山小屋への差し入れや、気さくな仲間達との鍋会では「アルプスワイン」の一升瓶を持っていった。そして「コレ、気取らずに美味いなぁ」と喜ばれた。そして何人かは「アルプスワイン」のファンになった。

そんな1990年代前半に、丸藤葡萄酒工業(株)の一升瓶ワインを購入した。それは一宮町(現在は笛吹市)の通り沿いにある酒屋さんの棚で見つけた。冬だったねぇ・・・友人の別荘に招待されたんで手土産に買った「ルバイヤート ワイン白」だ。

それ以来、時々思い出してはこのワインを買った。

思い返すと、ルバイヤートのワインも30年呑んでいるんだなぁ。

ルバイヤート 甲州樽貯蔵 2020

ルバイヤートのワインは、やっぱりその代表はシュールリーだ。先ずはコレを呑んでいただきたい。

www.rubaiyat.jp

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そして「ルバイヤート 甲州樽貯蔵 2020」は、シュールリーよりも抵抗なく、いつの間にか消えて無くなってしまうワイン。呑んだ記憶がないのに中身が無い・・・というのは言い過ぎだが、舌にも食道にも、胃にも抵抗なく、すんなりと和やかさを残して終わる。猛烈に品が良い酔い。

裏ラベル

裏ラベルには「10℃前後でお召し上がり下さい」とあるが、ワガハイ的にはもう少し高めの温度帯がオススメ。10℃の印象はとってもクリアーで美しいが、やや口中を洗い流すような呑み方になっしまうかもしれない。このワインの味わいとともに料理を楽しむならば、15℃前後がお気に入りだ。

まあ・・・コレばかりは熱燗ってコトはないだろうケド。

 

でもまあ・・・醤油をベッタリと浸けたり、インスタント食品の旨味調味料大量使用の食べ物だったりすると、チト合わないワインだ。出汁は昆布、椎茸、鰹節、煮干といったごく普通にスーパーマーケットの棚に並んでいるモノで構わないから、それを用いて薄味に仕上げるのがオススメ。

 

寒いからねぇ・・・また暖かくなったら勝沼へ行こう。東京方面からは「談合坂」で一休み。ワガハイは「道の駅すばしり」で一休み。