Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

「実証実験の街」と力業のバウハウス

箱根駅伝コースに面している、と言った方が分かりやすいだろうか?神奈川県藤沢市の引地川近く、JR辻堂駅藤沢駅の中間というか・・・県道30号というか・・・「Fujisawa SST」なる街並みがある。全く事情がワカラン者にとっては全く不親切なSSTという名前・・・SSTとは「ソーシャルスキル・トレーニング」の略であろうか?いや、ワガハイ的には「スペシャルサービスツール(特殊整備工具)」の略だと思ってしまう。

Fujisawaサスティナブル・スマートタウン

だってさ。ふ~ん、こりゃあ、事情通じゃないとワカランなぁ。昔はナショナル(松下幸之助さんの企業)が冷蔵庫作っていた工場があった場所だ。

(因みに昔の我家の冷蔵庫はナショナルだったが、今はシャープ製である。)

ナショナルはパナソニックになったが、いつの間にか藤沢の工場は無くなり、住宅街に変貌した。「生きるエネルギーがうまれる街。」をタウンコンセプトに掲げているらしく、いかにも、といったテーマなんだが・・・実際に住まわれている方々の話を聞いたコトもないし、知人が住んでいるワケでもなく、時折その街並みの横っちょをクルマで通過するだけのワガハイであるから、ナ~ンも分かっちゃいないんである。

だが、外見はフツ~に開発された分譲住宅が並んでいて、一気に開発されただけに一気に古びてしまう・・・っていうニュータウン的運命を辿るのが目に見えている。それは集合住宅も同じようなモンだけどねぇ。

というワケで、批判的なニュアンスとなるが・・・実験的な要素のある街並み開発が、工場跡地で行われた。まあ、パナソニックだったのだから、オール電化かもしれないし、住宅設備は全てパナソニック製なんだろう。間違っても日立とか、三菱なんてぇ文字は見当たらないんだろうなぁ。

ソレも、なんかつまらないねぇ。

 

それで、本日の主題はトヨタが始めた静岡県裾野市でのウーブンシティである。

ありがちな工事現場風景

上画像は、国道246号線沿いにチョロッと見えるウーブンシティの現場である。ザックリと見渡すと、大々的に発表された割には狭い現場に見えた。でもまあ、ここで未来の暮らし・働き方・移動を進化させるプロジェクトが始まるらしい。

まあ、暮らしって言ったって、どんな家や街に住もうが、ワガハイのライフスタイルは旨酒探して旨酒をいかに楽しむか、という点では何ら変わるコトのない日常が待っているであろう。働き方改革なんていうのは、コロナ禍で在宅勤務がもっと進むかと思いきや、大した結果は出ておらんように思うし、移動なんてぇのは、リモート会議の活用こそが環境対策に有効なんだから、わざわざ移動する必要のない方向性に街並みを整えて行く、っていうコトなんだろうか?

「実証実験の街」だから、まあいろいろ問題が出てくる方が興味深いだろう。やってみなければ分からないコト、気付かないコトが多いのはあたりまえだ。全く新しいクルマを開発するようなコトを、トヨタは街並みの開発でやってみるんだろう。だが、〈幸せの量産を目指します〉というコトバ使いには?????

幸せの尺度は人それぞれ・・・ワガハイ的にはトヨタのクルマ買って幸せだったコトって、クルマそのものに関しては薄いんだがねぇ。

たぶん、トヨタの目指す量産世界っていうのは、それほど夢や希望に満ちあふれた感じではないのでは?故障は少ないかもしれない・・・時々2AZエンジンみたいなコトが起きる程度だろう。

幸せの量産ねぇ・・・量産? このコトバ、引っ掛かるなぁ。

ワガハイの価値観では、このコトバではプレゼンはアウト!だけどなぁ。

近未来の街作り実験場

新しいコトを始めようとするときは力業なんである。泥臭さなんか感じない都会の街並みだって、マッチョな建設機械が土を掘り、運び、土埃にまみれてヘルメットかぶって、安全帯つけて足場に登り、気をつけていても労災事故で救急車が走ったり・・・?そうして出来上がって行く。近未来の街並み建設も、従来通りの方法でひたすら土を動かしていた。

 

ま、バウハウスだって無理矢理感が凄かったからねぇ・・・

ドイツデッサウにあるバウハウス(2004年頃の状態)

ワガハイがデッサウに行ったのは2004年だったみたいだ。上画像はポジフィルムで撮影されていたんで、急遽スキャンした。解像度は極めて粗い設定で、サッサとスキャンしたんで画質は気にしないでほしい。ま、有名な建物だからねぇ・・・ワガハイが頑張って高画質の画像をアップするまでもないだろう。詳細は他をあたってほしい。

あの時は、外壁補修工事やってたんだな。足場が組まれていた。で・・・手前にポルシェっていうトコロがいかにも的で、嫌らしさが漂う程にキメキメである。

ワガハイはライプツィヒ駅前のホテルに泊ってからデッサウに行ったんで、鉄道で一時間程だったかなぁ・・・駅を降りて適当に歩いて行けば、上画像の建物に行き着いた。大した予備知識は必要ない。余りに人工的に整備されたドイツらしい街並みだったねぇ。

デッサウ駅とバウハウスの位置関係(上が北)※縮尺的には建物はデカすぎる図

デザインとか学べば、一応は避けて通れないバウハウスである。パウル・クレーさんやカンディンスキーさんが大好きならば避けられないし、建築にいたっては嫌になるほど有名関係者が名を連ねるからねぇ・・・建築やってる知人なんぞは、バウハウス見てきたって言ったら、嫌~~~な顔してたなぁ。

ま、好き嫌いはともかく、影響力大だったバウハウスである。

上の略地図の ←撮影位置 ってトコロからのアングルだねぇ

バルコニーがカンチレバーなんだが、コレがもの凄い力業なんである。建物の構造は鉄筋コンクリートじゃなかったからねぇ・・・無理矢理ソレ風に表面を仕上げているんだな。先ずは外見(格好)から整えて、後から実現出来る技術を備えていく・・・みたいなコトやってんだな。だからバウハウスのオリジナルの椅子なんて、ありゃあ構造的に厳しいものがあって、使っているうちに壊れてアタリマエってなモンだ。

だから、あのバルコニーで寛ぐのはヤバイねぇ・・・。

ポキッといきそう

こんな感じで、無茶なコトもやりながら検証していくんだろうかねぇ・・・ウーブンシティの話である。

ま、ここまで無理せずに、ある程度の完成度を持った状態で実証実験やるのが日本的なんだろうなぁ。ドイツは、ニュルブルクリンク北コースみたいな無茶なコースが出来ちゃった風土だからねぇ。

見上げるとスリリングだねぇ

ま、殆ど飛び込み台的な見え方するわなぁ・・・でも、この尖った実験性が、ある時期のバウハウスが世界に与えた衝撃、なんだろう。

 

コロナ禍で海外旅行が厳しい状況が続くが、建築や芸大美大の学生さんだったら、卒業旅行にワイマールやデッサウのバウハウス巡りなんていうのも、ホントウはイイと思うんだがなぁ。ワガハイはブルゴーニュボルドーの方がもっとイイと思うケドねぇ。

とりあえず、ウーブンシティであるな。今のところただの工事現場だが、ついでがあったら眺めてみるのもアリかな?