Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

美味なる四合瓶・・・新巻葡萄酒「甲州 2021」「マスカットべーリーA 2021」

Happy Christmas !

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新巻葡萄酒(株)甲州2021

昨日に続き、新巻葡萄酒(株)の白ワインである。今年の「甲州」なので新酒だ。

抜栓直後は新酒なので・・・少し間をあけよう。デカンタージュする程ではない。あるいはグラスに注いでから1分程度で良いから間をあけよう。そしてここからが本番だな。

 

端的に言ってとてもフォーカスの優れた画像のような味わいだ。甲州という葡萄の特徴にブレがない。非常に粒立ちの揃った果実で造られた香味と感じた。シングルエステート(単一農園産)のコーヒーや紅茶、そして日本茶に通ずるタッチなのだ。で、やや驚きを持って感動に浸っていたところ、妻もそのことに同意した。

で・・・よ~くラベルを読んでみると「一宮町新巻区内に広がる自家ぶどう園で収穫した甲州種100%を原料としています」なんである。つまり、そういうコトなんだねぇ。

香味のインパクトは「ルバイヤート甲州シュールリー」の方が勝る。だが、このフォーカス感は「新巻 甲州2021」の方が勝る。ただし、これは新酒であるから数年を経た時にどのようになるかは分からない。熟成に関しては「ルバイヤート・・・」の方がワガハイ的には把握しているので、今のところ安心感はある。「新巻・・・」の熟成に関しては、ちょっと楽しみ・・・これからのワガハイの課題だねぇ。

でも、これもまた1本買ってきただけだから・・・こりゃ、また追加購入のために山梨まで行かねばならぬかのぅ・・・ムハハ。だが、何本買っても美味ければ呑んじゃうからなぁ・・・ポリポリ。結局我家のセラーには残らないんだよな。

一体、我家のワインセラーってナンだろう・・・飲み頃温度調節だろうか?まあ、それも重要なコトなんだが。ルバイヤートもついつい手が伸びるんだが、この「新巻 甲州2021」の方がもっと危険性は高いような気がする。昨日のデラウエアと同じく、我家の日常的な食卓には、ルバイヤートよりも気張らずに合致するんだな。なんか、熟成山廃純米酒の「杉錦」なんかと抵抗感なく置き換えるコトが出来る。

「今日はドッチでいく?杉錦 or 新巻甲州?」

なんて会話になりそうである。やや軽めに楽しみたいなら「新巻」であり、ジックリと楽しむには「杉錦」だろうか。その日の気分で選べばよい。この選択肢は楽しいねぇ。ただし、燗酒は日本酒ならではの世界だろうがねぇ・・・今度「新巻」の熱燗でもテストしてみようか?(ま、常識的にはやらないよなぁ)

 

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新巻葡萄酒(株)マスカットべーリーA 2021

メモしておきたい山梨ワインが多いので、二本立てとなる。

これも新巻葡萄酒(株)のワインだ。マスカットべーリーAは先日、ロリアン(白百合醸造)の新酒について書いた(以下リンク先参照)

etsuro1.hatenablog.com

上記「新巻 甲州2021」に同じく、シングルエステートというコトだろう。ロリアンの新酒に比べて凝縮感がやや強く、葡萄の糖度が高いのだろうか?あるいは栽培に関わる問題であり、ひょっとして新巻さんって栽培上手?酸を残しつつも果汁糖度は高いだろうなぁ・・・甲州と同じようにフォーカスは定まるな。こりゃあ、美味い!

 

マスカットベーリーAという葡萄も、生食用としてスーパーに並ぶことも希だがあるからねぇ・・・食べたコトがある人もおられるだろう。葡萄狩りに行けば買えるケドね。で、コレを皮も種も含めて食べてみると面白い。皮の渋味や種の苦味・・・そうした味わいが赤ワインだから溶け込んでいる。種をガリガリ囓った際の苦味やエグ味っていうのは、余り強いと不快になるが、適度に隠し味になるとイイ感じの香味をワインに与えてくれるよなぁ・・・ほんの僅かだけどねぇ。

ワイン通の中には、マスカットベーリーAのワインなんてB級である、と鼻で笑う者もおられるのは分かっている。だがねぇ・・・昔のマスカットベーリーAとはワケが違ってきていると思う。そりゃあ、ピノノワールメルローカベルネソービニョンの素晴らしさっていうのは王道だろう。だが、ソレだけじゃ世界中の様々な食文化に合わせられないだろう。

和風に振った洋食料理の中で、ガチガチのブルゴーニュが真価を発揮するとは限らない。ワインに合わないかもしれないし、料理も場合によっては台無しにしてしまうかもしれない。まあ、ブルゴーニュは難しいけどねぇ・・・美味いケドねぇ。つまり、ちょっと吟味したハンバーグとか、そういう感じにはこのマスカットベーリーAの出番なんではなかろうか?料理店でも出番の多そうな香味で、自宅料理なら尚更だ・・・楽しく安心してイイ感じになれるワインじゃなかろうか?

 

マスカットべーリーAもねぇ・・・ヘタすると奇妙な香味が出たりするんだが・・・ワガハイはスギナ臭っていうコトにしているんだがね。そういう香りは、昔時々あったんだが、今では僅かでも嗅ぎとるコトは出来ないな。多分、葡萄畑の管理からして昔とは違って洗練度が高くなっているのかもしれない。

国産ワインのファンは増えているというし、ますます品質も向上しているんだろう。楽しみですなぁ・・・目が離せない?いや、鼻と舌が離せないってぇヤツだな。


ところで、この「甲州」と「マスカットべーリーA」なんだが、瓶の容量が720ml であるから、つまり四合瓶ですな。ボルドー瓶は750ml だからねぇ。四合瓶ってぇのは、ナンか日本酒で馴染んでいて良いんだなぁ。

 

※ スギナ臭・・・スギナ[Equisetum arvense]シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属。草むしりでスギナを抜くと手に残る臭いのコトを言っている。