Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

限定品に弱い・・・「ロリアン甲州 2019」

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限定品・・・ロリアン甲州 2019

等々力という地名から思い浮かべるのは世田谷区の等々力であり、等々力渓谷だ。東急大井町線の駅名にもある。環状八号線の下だからねぇ・・・凄いところにあるわなぁ。そして多摩川を挟んで対岸の川崎市にも等々力という地名がある。それは元々は一つだったと聞く。多摩川も洪水やら河川工事なんかで流れが変わっているらしく、飛地になったりした事情もあるらしい。明治末期に多摩川を府県境としたために、現在のように世田谷区等々力と川崎市中原区等々力ということになったみたいだ。

で・・・山梨県勝沼にも等々力という地名がある。というか、昔は等々力村だったみたいだ。江戸幕府が整備した五街道のひとつである甲州街道の宿場町、勝沼宿に隣接しているからねぇ・・・現在でも「等々力」という交差点があって、グレイスワインや麻屋葡萄酒がその交差点の近くにあるから、この地域を巡るときの目印になるんだな。

まあ、とりあえず「等々力」の交差点の所まで行って・・・とか、「等々力」まで戻ってから・・・とか、そんな感じで動くことがあるので、勝沼行けば複数回はこの交差点を通過することが多い。まあ、この交差点は国道411号(大菩薩ライン)と県道34号(旧甲州街道)の接点だから、この地域の要となるわなぁ。

因みに若かった頃、この国道411号奥多摩から丹波山村を抜けて、この「等々力」交差点まで来たこともあった。峠から塩山に向っての下り坂は長かったなぁ・・・でも景色も良かったけどねぇ。ストリートビューで確認すると、なんだか道が綺麗になっているな。30年以上前の記憶では、もう少し狭い道だったような気がするんだが。

 

我家的には、勝沼への最短コースは中央道勝沼インターを利用することなんだが、高速代をケチったりして御坂峠のトンネルを使ったりする。このルートからの順路だと、「新巻葡萄酒」→「ルバイヤート」→「白百合醸造」・・・のような順番になる。で・・・昼飯は「皆吉(みなき)」でほうとうなど食べたりしてねぇ。古民家のお店だけに、旅行気分も味わえて楽しいんですな。ま、先日の勝沼行きの時は一人だったから、コンビニ飯だったけどね。

白百合醸造って、そのほうとうの皆吉さんからチョチョイの所にあるんですな。

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等々力に位置する白百合醸造・・・裏ラベルだ

先日伺った際には、ディスプレーの木樽の上に確か「限定3x本」という札があって、上画像のワインが並んでいた。やっぱり現地に来ないと「限定品」には出会えないねぇ。ネットじゃ見えてこないことだ。そりゃあ、折角来たのだから限定品は買うでしょうな。地元でも買えるモノをワザワザ買うこともなかろう。

で、この限定品はレギュラー品とナニが違うのだろうか?店の方に伺うと・・・どこかの大学が実習で造ったとか・・・ここのロリアンの設備と指導で。まあ、だいたいそんな感じの説明だった。大学の名前は教えられない、というコトだった。何でだろう・・・地元だから山梨大学なのか、はたまた醸造といえば東京農大、あるいは白百合醸造だけに白百合女子大だったりして?

 

香味はストレートに甲州種を用いた白ワインそのものであった。軽めである。だからクセが少ないから呑みやすい。ただ淡泊な香味だから・・・物足りないという感想もあり得るなぁ。あまり冷やしすぎないで呑んだ方がイイかもしれない。

この限定品は綺麗に造られていて、基本に忠実に果汁が発酵した雰囲気だったな。同時に甲州という葡萄品種の特徴も分かりやすかった。ああ、あの葡萄の糖分がアルコールに化けて・・・っていうイメージで把握しやすかった。こういうのを呑むと、なんだかワガハイもチョットだけ密造してみたいような気分になってくるなぁ。