暑い!
と言ったトコロで涼しくなるワケでもなく、虚しいけれど二言目には「暑い!」と口にでる。
何処へ行っても「暑いですねぇ~~~」となる。もう、こんにちは、という会話がない。
もっとも定型の挨拶なんて、なんでもイイといえばそうなのかもしれない。例えば顔見知りの酒屋ならば入店するなり「前回のアレ・・・美味かったですねぇ~~」と言えばソレでいい。
というか・・・そろそろ、そうした挨拶さえも口から出てこない状況になるかもしれない。もう、暑くて人に会いたくない。人から発する体温という熱が鬱陶しい。そうなってくるかもしれない。
いや・・・コトはそんなもんではないか?昨日も真昼間、クルマの外気温計は40℃を越えて、ついに42℃となった。そりゃあ、厳密にはそれって気温の定義からは外れる計測結果だし、エンジンという熱源の影響や、鉄板で出来たボディの熱も受けているだろう。やや高めの数値を示しているとは思う。
だが、走行していて幾らか外気の状態に近い空気温度を示し始めていると思える状態で42℃だった。
42℃・・・風呂の湯温か?
ワガハイは温めが好きだから、冬でも39℃設定だぞ。42℃の風呂は熱すぎる。
というワケで風呂より熱く、サウナよりは圧倒的に低い温度ではあるけれど、体温よりも高い気温になってしまえば・・・むしろ人混みの方が涼しいか?なにせ体温の方が低いのだから。
ま、そんなコトはないか。
それで・・・田圃や畑の中を突っ切る小道に入ったトコロでエアコンを切って、クルマの窓を全開にした。
実に涼しい!
稲の上を通り抜けてくる風は心地よかった。これならば、エアコン無しでも過ごせるかもしれない。要するにコンクリートとアスファルトで固められている状況はど~~にもならん!
ま、ちょっと考えなくても当たり前のコトだが・・・稲作は日本の気候風土に適合しているのだな。
でも、な~んか、農家の担い手が高齢化。後継者不足。
ある日突然、一気に稲作りを止める人達が出て、食糧難に陥る状況が目に見えていると、先日は某酒販店のご主人が語っていた。酒米の生産も厳しい現実が目前に迫っているという。
ああ、ひょっとするとあと数年で旨酒が呑めなくなるかもしれぬ。
いや、そもそも酒よりも主食の入手に難儀する日がやって来るかもしれぬ。
地球熱帯化現象は留まる気配はなく、農家の担い手はなく、新規で農業を始めても追いつかず・・・そもそも農業ってテクニカルな世界だからなぁ。種蒔いて、水やっていれば収穫出来るようなモンじゃない。10年やったから一人前、というモンでもない。
なんか・・・カネ積めば食量が確保出来ると思っている単細胞的永田町界隈の机上の論理の方々の施策では、大変なコトになってくるように思う。
戦闘機やロケットの開発以上に、農業って難しいトコロのあるんだけどねぇ・・・と、言いたい。
ま、人間・・・宇宙に行く前に飢え死にしてしまうんじゃね?だから子供たちに宇宙旅行の夢なんて語らない方がいいかもしれん。緑あふれる地球の姿をイメージする方が大切じゃね?
だが、そ~ゆ~方向には動かないのが人間という動物の習性だろうなぁ。
科学的、論理的、合理的に考えるならば、強力に緑化を進めればまだ、幾らか熱帯化を減速させられるのでは?とも思う。時間稼ぎも考えなければねぇ。
でも、そ~ゆ~方向には動かないのが人間という動物の習性だろうなぁ。
ワガハイ的には、個人の勝手とはいえ・・・なんで不必要に贅肉を付けたSUVなるクルマが多いのか?これまた不思議に思う。ターボのブースト圧を上げるよりも、内装を外して軽量化した方が速くなる・・・といって、要らない内張りを外し、座らないシートを外して箱根を走り回っていたアホな男がいたけれど・・・小さなエンジンでもボディが軽量ならば良く走るのは道理。
でもなぜか・・・人は豪華な内装を好むようだ。別に一生、その空間で過ごすワケでもないだろうに。
というワケで、ベンツとか、レクサスとか・・・要らねぇんじゃね?
ど~でもイイ装備で高額になるのも御免被りたいと思うのだが、これまた少数意見だろう。
さて、いったい何年寝かせたのか・・・2016年醸造の純米酒。それでも抜栓直後は硬さを感じ、パフォーマンスは2日目から。燗酒は美味し!しかし酷暑の中の燗酒は旨いけれど、冷酒もまた良し!
結局、全温度帯OK!
一升瓶で購入し、余りにもヨカッタので追加購入済み。古酒ながらも着色は少なく、老香も感じないという、完全温度管理下の熟成酒なのだろう。そういう緻密さが川西屋酒造店の持ち味だよなぁ。
既に蔵在庫はゼロらしく、呑みたい方は酒販店の在庫を探してみよう。