マイドのスーパーマーケットの酒売り場にて購入の赤ワイン。
ま、イオンで購入なんだけどねぇ・・・
特に目立った感想もない。それはイイことなのだろうか?お値段にしてはイイのではないだろうか。巷の評価はソコソコいいみたいだけど、パーカーポイントが高いとか、そういったコトを全く意に介さないワガハイとしては・・・
ラングドック・ルーションにしてはイイんじゃね?と、生意気なコトを言ってしまった。
一時、ラングドックは外しまくった経験があるから。友人のワインマニアによると、ラングドックは呑む価値がない!とまで言ってたなぁ。それは言い過ぎだとは思うけれど、あまり芳しい印象はない。
実際、南仏ワインは窮地に立たされたから。価格競争の問題だったな。つまり「チリでイイじゃん!」という一言で終わった。
だが、何事も変化していく。このワインを一口含んだ瞬間に、ワガハイ的にはチリワイン的なナニガシカを感じ取ってしまったのだ。
なんでだろう?
ミディアムボディと裏ラベルに表記されているけれど、それなりにコッテリ系の味わいなので、ややジャンク系の食事に合わせやすいと思う。ただし、アルコール度数が高めなので、そのキレで吞めてしまうというコトかいな?
そのアタリの重さの質は、ボルドーの下流域のワインの方が上手だよなぁ。もっともワガハイは内陸側のボルドーの方が概ね好みだけど。
ま、インパクトはある香味なので、ウケやすいワインだろう。
というコトから、我が趣向とはズレた香味のワインではあった。
それにしてもチリっぽい印象はどこから来るのだろうか?その点に引っかかったものの、あえて理由を追求する熱意もなく、夫婦二人でボトル半分弱を呑んでグラスを持つ手が止まった。
やっぱり香味が重いのだ。呑み飽きてくる。
これに合わせた食事を考えると・・・老人にはヘヴィーな夕食になってしまうだろう。
若い人向けのワインかなぁ・・・或いはもの凄くパワフルな老人。
というワケで、用途次第のワインではあるが・・・我家的には牛スジでも煮込む時に半分使って、残りを呑むという使い方で一本が終わるのがよろしいかと思った。
ドメーヌ・ラファージュ コテ・シュッド(Domaine LAFAGE Cote SUD 2010)| AEON de WINE (イオンでワイン)
というワケで、ワガハイはイオンの回し者ではないけれど、一応上にリンクを貼った。それでその説明文を読んでみたら・・・オーストラリアやチリのワイナリーで修行した後にラングドックに戻って来た方が造られているらしい。
ナルホドねぇ・・・日本酒蔵でも跡継ぎが何処で修行したかで、ナニガシカを受け継ぐもんだから。そういったコトがワインでも起こるだろう。より自分たちの理想に近づける為に工夫を重ねていくのだから、そのようになっていくワなぁ。
ブルゴーニュのような伝統的な銘醸地とは違って、南仏は新しい香味を構築していく道を探っているのだろうか。これから面白いコトが起こってくるコトに期待してイイのだろうか?
でも・・・温暖化だけに暑くなりすぎはしないだろうか?