Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

コルク栓が硬い

SANTA DIGNA GRAN RESERVA CABERNET SAUVIGNON 2021

 チリのワインをはじめて注意深く呑んだのは、まだ20代前半だった。都内のあるギャラリーで仕事の話しがあって、打ち合わせに行った時だった。オーナーが冷蔵庫から赤ワインを取り出してきて、適当なつまみを紙皿に盛り、それで呑みながら話し合った。

その頃、ワガハイはワインの知識など無かった。そりゃあ、ちょっと前まで社会人ではなかったのだから、酒の味をアレコレ吟味することもなかった。

当時、仲間同士で呑むといったら金の節約もあるが、ちょうしたの缶詰でサンマの蒲焼ってぇヤツは絶対に外せず、他に安い乾き物を買い漁って・・・酒は奥多摩の小澤酒造が醸す「澤乃井」を見つけられれば最高!ってな感じだった。それらを分担して持ち寄って、仲間のアパートで酒宴となった。

www.tawara-kandume.com

澤乃井」が入手出来ないと「浦霞」だったけど。

で・・・そのギャラリーのオーナーとの話は進まず、仕事に繋がらなかったのは、ワガハイのスケジュールに空きが無かったからだ。

今でもチリワインを開けると、あの時のコトを思い出す。ギャラの条件はヨカッタんだけどねぇ。でも受けないで正解だったけど。別の人がその仕事を受けて、イロイロ大変だったらしいから。

 

このワイン(SANTA DIGNA GRAN RESERVA CABERNET SAUVIGNON 2021)のコルク栓は少々硬かった。途中でぶち切れそうになった。だがそこはうまいコト騙して開けたけれど。自慢になってしまうが、ワガハイはワインのコルク栓や、特にシャンパーニュやカバといった発泡系の栓を開けるのは上手いらしい。ソムリエではないけれど、ほぼソムリエ級の手練れの知り合いに驚かれたから。

慣れていれば、コルク栓の抜栓は普通の普及価格帯のソムリエナイフで十分である。何万円もする高級なソムリエナイフってぇのは、趣味の話しである。

要するに、綺麗に抜栓出来ればいいんである!

ワガハイは機能優先派なので、過度な加飾を好まない。だから我家のソムリエナイフも、ナニガシカのギフト製品に付いてきたヤツだと思う。改めて購入した記憶もないので。

でも、このワインのコルク栓はとても硬かった。別に乾いてしまっていたワケでも、湿り過ぎていたワケでもなかったけれど、まあまあ昨今では記憶に残る硬いコルクだった。

特に長いコルクを使っているワケでもなかったんだが。

ハッキリ言って味わいがど~のこ~の言うよりも、コルク栓のコトばかりが記憶に残ってしまった。

そういうワインだった。

ぁ~??

www.enoteca.co.jp

まあ、このコルク栓の硬さは個体差に過ぎないかもしれないけれど。こういうのを開けるには、やっぱり以下リンク先のようなヤツの方が安全なのかなぁ・・・

www.lecreuset.co.jp

それこそ、昔はル・クルーゼの似たようなワインオープナーを使ったコトもあった。ありゃ、結婚祝いで誰かから頂いたんだろう。勿論、そんな洒落たモノを贈るのは妻の知り合いだ。ワガハイの野暮な男どもに、そんなヤツはいるワケがないから。

そしてこのような道具は便利だった。ただし、スクリューの先端部分がコルク栓を貫通してしまうので、ワインにコルクのカスが混ざってしまうコトがあるのは否めない。それに数年使うとプラスチック部分の劣化で、ハンドルが折れてしまった。

で・・・クオリティ重視となると、やっぱりソムリエナイフ一択になる。コレの扱いは慣れるしかないけれど、やっぱりある程度は力がないと難しいかもしれない。握力がしっかりとしていた方が、安定してボトルを抑えられるしねぇ。

裏ラベル

裏ラベルの画像を見て、少し味わいを思い出した。

まあ、こう言ってはなんだが、ありがちなチリワインのテーストだった。不味くはない。だが、ナニか作為的な印象が拭えない。ナニやったんだろう?まあ・・・まあ、ね!そ~ゆ~コトですよ。多分・・・。

それが上手なのか下手なのか・・・ってぇのが、香味に影響するワケだ。

 

日本酒も、上槽まではイイ感じだったとしても・・・濾過とか火入れで台無しにしてしまう蔵って・・・今でもあると思う。

 

ブドウに罪はない・・・とは言っても、その栽培が重要だから、それもまた、な~んて言うか疑わしき土壌からのニオイなのだった。

まあ・・・ワガハイが神経質過ぎるんである。価格的にも相応の品質のワインだと思う。濃い目の味付けの料理と合わせれば、な~んの問題も無いだろう。