2023年も終わりが近づいてきた。ではこの一年で購入したモノを振り返ってみて、印象に残ったものはナンだったのだろうか？と、昨日、風呂の中で考えた。
日本酒やワインはいろいろあるけれど、概ねマイドの顔ぶれだけに、それは除外しておこう。では、それ以外に・・・つまり初顔ではナニか？というと、以下リンク先の話しである。
東京都あきる野市にある近藤醸造株式会社のお仕事であるキッコ―ゴ醤油は、つまり「丸大豆醤油」を購入した。コレを煮魚（イナダと大根）に用いた。
大変なコトになった！
仕上がりが綺麗なのだ。コレは美味な醤油である。そして火を入れた調理において、素晴らしい効果を発揮した。醤油は、玉子ぶっかけ御飯だけで評価するモンではないからねぇ。
もちろん、概ねスーパーマーケットの商品棚に並ぶ「キッコーマン特選丸大豆醤油」も、圧倒的量産品としては間違いなく素晴らしい品質であり、これは醤油のベンチマークであると思う。だから、普通はコレでイイのであり、コレを基準にしておけばイイんである。
基準を「かめびし醤油」においても、一般的には分かりづらいからな。
というコトで、我家の醤油は以下の3本で使い分けるコトとなった。
- キッコーマン特選丸大豆醤油
- 井上古式じょうゆ
- キッコ―ゴ丸大豆醤油
ま、とりあえずナニガシカの画像がないとなぁ・・・と思い、上のようなモノを用意してみた。白い皿の上に垂らしてみたんだが・・・1～2滴程度では色味の違いはワカラン。概ね似たり寄ったりといったトコロ。そして香りについても、どちらも醤油らしい香りを放つ。
だが・・・舐めてみれば、良きモノにありがちな軽みというのがキッコ―ゴにはある。キッコーマンの方が重いタッチになる。特に含香（利酒用語だけど）の高いトーンの軽みは、圧倒的にキッコ―ゴが優れていた。
しかし上画像・・・つまらん画となった。チョット見ではワカランというコトだな。
さて、せっかく皿に垂らした醤油である。そのまま捨てるのは勿体ない。そこでふと思いついたコトがあったので、このまま1時間程放置した。そうすれば立香は鎮まる。そして舐めて二つを比較してみた。
ナルホド・・・キッコーマンの方が、ロースト香が僅かに強いように感じた。おそらくコレは、小麦を炒ったものが製造に使われるから、そのローストの程度に違いがあるのだろう。まあまあ、誤差範囲的な僅差だとは思うけれど。
でも・・・キッコーマンの方は焦げ臭のタッチがホントウに僅かだがあるなぁ。香ばしいといえばそうなんだけど・・・コレだけで極端に言えば、醤油煎餅みたいだもの。
醤油の製法については、以下リンク先の説明が簡略なので、知らない方はどうぞ！
そして・・・山梨県都留市にある戸塚醸造店のお仕事である「心の酢 純米静置発酵 上澄み無濾過」が凄かった。これはもはや美しい、と表現したい。我家では急にお酢の消費量が増えた。
酢の物が旨いのよ！
というワケで、衝撃度からいえば「心の酢」がダントツの一位といえる、今年の購入品だった。だが、モノの良さと新しい出会いを思えば、キッコ―ゴも心の酢も、優劣はない。どちらも感動を呼んだからねぇ。
というコトで、今年も良きモノを見つけられた。来年はどんなモノを見つけられるか楽しみだ。そして、このような素晴らしい製品をつくられているコトに感謝したいと思う。
