Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

8インチスキレットで目玉焼き

スキレットで目玉焼き

アウトドア・ブームって、別に最近始まったコトではない。ワガハイが生まれた頃からピクニックってやっていたし、今よりももっと登山ブームだったと思う。先輩たちの中には大学山岳部出身者も多かったし、スタイルこそ現在とは異なるものの、山メシなるものもいろいろあった。そして渓流釣りを趣味とする人も昔からいたし、山菜採りは無法地帯と言えるほどに採り放題だった。

それが、ウェアや道具類が変わってきて、装備が全体的に軽やかさを持ち始めたと感じたのは1970年代末だっただろうか。小学館BE-PALという雑誌を創刊したのが1981年だったから、あの雑誌はそうしたグッズを紹介するにもイイ時期だったなぁ。

今のようなネット情報が得られなかった頃だから、この雑誌からの情報は有り難かった。山と渓谷「岳人」といった雑誌ではちょっとヘヴィーな人にもイイ感じだった。

 

で・・・ワガハイはBE-PALの創刊号を買っていた。コレ、今なら少しはプレミアが付くのだろうか?だが、既に手元にはない。こうした雑誌類は、結婚するときに処分してしまった。なにせ2LDKの賃貸アパートに妻の持ち物も入るのだから、いろいろと捨てた。

それはともかくとして、ダッチオーブンの存在を知ったのもBE-PALだったような気がする。そしてそれは憧れになった。そのうち買って使ってみたいなぁ・・・出来れば焚火で。そんなコトを夢見たから、若かったなぁ。

lodge-cooking.com

そして実際に購入に踏み切ったのは、結婚してからなのだが・・・少々鋳鉄製の調理器具のコトを調べていくと、なかなか蓄熱調理の面白さがありそうだ、と思い始めたのだ。鉄板ではない鋳鉄の面白さ、なんである。

重たいけれどねぇ・・・

で、はじめは恐る恐るスキレットを購入してみた。確か、みなとみらいの・・・開店して間もない店で見かけて買った。それでいろいろと使ってみると、テフロン加工のフライパンや中華鍋とは全く異なる使い方で威力を発揮するコトを体験した。

温度から蓄熱量への調理感覚の変更が要求された。

℃からcalへの意識改革!

ただ、火力を上げたところで好結果が得られるわけではない。むしろジワジワとした炎でスキレットの底を温めながら、それが程よく蓄熱となり、スキレットの表面がタンパク質の凝固温度を越え始めるあたりまで余熱し・・・ってな頃合いを見計らって、っていうのが鋳鉄ならでは。

そういう温度になったら、玉子を投入!

後は、カバーを閉じて弱火で火を通す。玉子にある水分によって蒸される効果もあり、弱火にしては早く調理が終わる。

コツは、玉子の投入温度を間違えないコト。コレを見誤ると焦げ付く。だいたい焦ると焦げ付く。

たぶん、適度に水分が蒸発するのだろう・・・テフロン加工の器具で作った目玉焼きよりも、濃厚な味わいの目玉焼きが出来上がる。

 

スキレット・・・まあ、8インチのカバー付きっていうのがお勧めだなぁ。小さくても用途が限られてしまうし、大きいと重すぎて手強い。少し考えてもみて欲しい。ただでさえ重たい鋳鉄製のモノに、更に具材が加わって調理するのだ。しかも熱々の重さのある状態なのだ。

なかなか、扱いが大変になる。

それに家庭内のコンロで用いるなら、8インチのサイズ感が適当なトコロだろう。業務用厨房機器じゃないんだから。

 

アウトドアで、ダッチオーブンスキレットを使う機会はなくなった。もう、正直言ってアウトドア・クッキングを楽しむような体力がない。外食も面倒だと感じているのだから。

でも、家の中でも活躍している。そして使い方さえ間違わなければ、こうした鋳鉄製の器具は寿命が長い。間違いなく、ひ孫の代まで楽々引き継いでいける道具だ。

使ったコトのない方・・・家庭使用なら8インチですよ!お試しは8インチのスキレットですよ!コレだけで調理の世界が変わりますよ!

でも・・・現行製品とワガハイのモノでは、若干寸法が変わっているみたいだ。

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ワガハイ、ロッジ社の回し者ではないからねぇ。

 

本日の画像は、以下リンク先の別カットでございます。

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スキレットについて、ソコソコ書いてますな。

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