Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

スキレットのお手入れに「カーボンはがしヘラ」を使う

スキレットとカーボンはがしヘラ

上画像は、我が家の使い込んだLODGE製のスキレットだ。もう20年位は、ほぼ毎日使っていると思う。このスキレットを買った時には、シーズニングされていない状態で売られていた。それは、鋳鉄に錆止めの油が塗布された状態だったから、一度と言わず数回繰り返してその油を洗剤で洗い落して、それからスキレット全体にオリーブオイルを塗布して火にかけた。

これは中華鍋の慣らし、と同じ手順だけどね。

そして、スキレットが馴染んてくるまでは強い酸の料理を作らないとか、少し気を使った。だが、スキレットがやや一般的に知られるようになってきた頃には、既にシーズニングされた状態で売られるようになった。

「買ったらすぐに使えます!」そんな表記がされていたと記憶している。

そういう状態で売られるようになったから、ワガハイはスキレットを結婚祝いに贈ったりするようになった。

 

ダッチオーブンをはじめとした鋳鉄製の鍋類は、鉄板から出来上がった中華鍋とは火の通り方が異なる。それは鋳造という製造法によって得られる、鍛造や圧延とは異なる結晶構造の話につながる。そのあたりの詳しい話は述べないが、結晶構造の違いによって、熱の伝導の感じが変わってくることはイメージしやすいし、実際に中華鍋と使い比べてみれば直感的に違いがわかるだろう。

ま、中華鍋と違ってズシリと重たい鋳鉄製の手ごたえ、っていうのが真っ先に感ずる違いだけど。

その重さが熱を蓄える量の違いに繋がることは、容易に想像がつくだろう。物量が多ければ、熱するにも時間が掛かるし、冷ますにも時間が掛かるワケだ。だから料理の火加減では温度変化が緩やかになる。それは急加熱すべき料理には向かないし、急冷する調理法にも向かない。むしろとろ火でじわ~っ・・・と加熱し続ける料理に向く。

或いは、熱くなった鍋に食材を入れても温度が下がりにくいことから、大きな鍋で調理しているような状態で調理出来る、ということもある。

そういう特性を踏まえて使うと便利な道具だ。

何度という熱、よりも蓄熱量で調理する感覚なんだよなぁ・・・

 

だが、蓄熱量っていうのはイメージしにくい人もおられるようだ。単純に230℃とかのオーブンの設定でパンを焼きました・・・では済まされないコトがある。というのも、天然酵母に全粒粉やらライ麦やらの重たいハード系のパンなどの場合、熱量不足でオーブンが軟だと負けてしまう。

で・・・窯に耐火煉瓦入れたり、他にもいろいろあるらしいけど、怪しいチューニングをされているパン屋さんもあるからねぇ。

蓄熱でパン焼きやピザ焼きするのが石窯だけどね。

というワケで、蓄熱量と直火のエネルギーバランスで調理するのが鋳鉄製調理道具の面白さ、だ。

 

このスキレットは長年数えきれない程、加熱されては冷却されるコトを繰り返してきた。鉄をそのように使っていると、加熱温度そのものは焼き入れする程の温度に上げてはいないけれど、なんとなく新品の頃よりも鋳鉄素材が鈍らな印象になってきた。そうなってくると焦げ付きにくくなってきているように思う。

もっとも、鋳鉄が微妙に変化してきたのか、ワガハイの使い方が慣れてきたのかは、その両方だと思う。だが、実に使いやすい状態なので、テフロン製のフライパンの出番が少ない。テフロンの出番は、ワガハイの定番料理では小松菜やホウレンソウの煮浸しの時ぐらいだろうか。

煮魚は断然、スキレットを用いる。雪平鍋の出番はない。

 

だが、やっぱり時々こびり付いてとりにくい汚れが付くコトがある。そういった時、以前は何度もササラやタワシで擦ったり、ど~にもならないと爪でカリカリしていた。それで以前、当ブログでも書いたが「カーボンはがしヘラ」の出番である。

etsuro1.hatenablog.com

いろいろなこびり付きを落とすのに便利なカーボンヘラだが、コレでスキレットのこびり付いた汚れをカリカリやればいいんじゃね?と気づいた。気づくのが遅いのだが、つい最近になって気づいたのだ。

それでやってみたんだが・・・実に素晴らしい!

というワケで、本日はスキレットダッチオーブンの手入れに、「カーボンはがしヘラ」が使える!という話だった。