なぜかスっと覚えられない言葉がある。ナンの因果か分からん語呂合わせで覚えたフジサンロクオウムナク、なんてぇのもあった。ヒトナミニオゴレヤ、というのもあった。
ソレって何だっけ?
22360679…?
17320508…?
平方根だったっけ?
√5と√3だよなぁ。
だが、コレを覚えていて便利だったコトってあっただろうか?DIYをしていて平方根を使うコトはあるけれど、電卓使うからねぇ。
高校生の頃、友人に「たまには奢れよ!」って言う時に「ルート3!」って言ってみたコトはあった。そいつはアタマの回転が速いヤツだったから「ヒトナミニオゴレヤ」と、直ぐに気付いた。
有効活用したのは、それだけか?
イイクニツクロウカマクラバクフ・・・ってぇのもあった。鎌倉幕府が成立したのは1192年ですよ・・・と覚えた。ワガハイ、「ソレってそんなにハッキリしているんかのう?決めつけ過ぎてね?」と、中学生の頃、先生に生意気を言った。
でもまあ・・・テストに出題されたら1192年と書かねば×だから、仕方なく覚えるわなぁ。虚しいと思いながら。歴史は流れを把握するコトでいいんじゃね?と思っていた。だが、歴史は嫌いではなかったから苦も無く覚えはしたけれど。
結局覚えてテストでは満点だったりしたから・・・
「悦朗!!ウダウダ言わずにサッサと覚えろ!無駄なエネルギーを使うな!」
と、先生に言われたなぁ・・・ワガハイ、いちいち疑問に思うんである。確かにそうして非効率的な時間を過ごしてきた。
そういえば、そんなに試験の点数は悪くはなかった。時々だが満点はとったし、稀に50点程度しかとれなかったコトもあった。浮き沈みの激しい学業成績ではあった。
雑念の 多い 我が 人生・・・
ところが、鎌倉幕府の成立年号は、いつの日からか1185年となった。いまではイイハコツクロウカマクラバクフ、と覚えるらしい。
イイハコ・・・ねぇ、ソレってなんの箱やら。語呂合わせに深追いは禁物だろうが、こういうコトがいちいち気になるんである。
1185年は守護と地頭を鎌倉においた・・・
まあ、どっちが幕府のはじまりなのかは解釈によるだろうが、どっちにせよ、頼朝が「カマクラバクフ・・・今日から始めますぅ~~~」といった宣言は無かったみたいだ。
じゃぁ・・・ハッキリしないよねぇ。
ま、だいたいそんな感じで始めてみました・・・的な感じじゃなかろうか。
頭文字をとって略語にするのは、英語圏では頻繁に起こるらしい。まあ、アルファベットがいちいち長々と記述されては煩雑な文面にはなるだろう。だから上リンク先でのように、GPTだかGTPだか迷うコトも起こる。
まして脳味噌も老化は避けられず、日々着実に脳細胞は減っていき、アミロイドベータは蓄積を続けている。ゆっくりと沈殿していくアミロイドベータをイメージしてみる・・・そのアミロイドベータがどの様なモノなのかは分からぬままに、とりあえず味噌汁が沈殿していくような図を思い浮かべる。
おかしい・・・その上澄みは澄んでいるのに、ワガハイの思考は霞み、濁っているように感ずる。
アヤメ・・・さすがにヤマメと間違えるコトはない。だが、アヤメと、菖蒲と、かきつばた・・・どれがナニヤラすぐに分からなくなる。
綺麗な花だと思うし、嫌いではない。だが、妻ほどにマニアックにハマっているワケではない。だから何度も妻に尋ねてしまう。
「コレ、なんだっけ?」
「菖蒲じゃないよ、三寸アヤメだから。」
ああ、そうだったな・・・と、気づく。そしてまた同じ質問をしてしまったなぁ、と思う。妻よ!いよいよ始まってるぞ!ダンナの痴呆に要注意!
とにかく、ザックリとアヤメ、菖蒲、かきつばたの違いをまとめておこう。
アヤメ[Iris sanguinea]:花弁の付け根に網目模様あり、葉は細め、草地。
菖蒲[Iris ensata]:花弁の付け根に黄色、網目模様無、湿地。
かきつばた[Iris lavigata]:花弁の付け根に白色の模様、葉は広め、水辺。
これ位、簡潔にまとめておかないと、結局分からなくなる。
ま、花好きの妻は絵画作品を見て・・・「嘘だぁ!こういうトコロにはアヤメは咲かない・・・」みたいなコトを言う人だから。たぶん、文学作品なんかも紐解いていくと、そういう嘘や間違いはあるだろうなぁ。
だが、写真ならば、合成でもしない限りは、そういったコトは起こらないだろう。もっとも力技でアヤメを湿地で育てたならば、その限りではない。
そんなコト、出来るんだろうか?
だが、それが月面で人間が生きるコトなんじゃね?
少なくとも宇宙ステーションでは生存実績を積んでいるケド。
ワガハイという動物は、無重力では生きていけないと思うが・・・ワインはワイングラスから呑みたい!そういうコトだ。
無重力(弱重力)ではデキャンタージュが不便だろう!
嫌だねぇ、ま、心配無用だろう。ワガハイが生きているうちに海外移住を通り越し、宇宙移住の対象者になるコトは無かろう。