数日前、連続して変な夢をみた。
変な夢・・・でも、夢ってだいたい変なものだろう。論理的にスジが通った夢っていうのは、滅多なコトでは無いのでは?それはワガハイだけの事情なんだろうか?世の中には夢の中で難しい数式を解いている人もいるのかもしれないからなぁ。
ワガハイ的には、夢の中でまで論理的思考をする質ではなくてヨカッタけどねぇ。
その変な夢とは・・・沢山の人がいるのだが、その全ての人の名前が田中さんだった、という夢だ。ザックリといってそういうコトだったんだが、ワガハイは目覚めてから人生を振り返って、いったいどれだけの田中さんと出合って来たのだろうか?とカウントしてみた。
8人位かなぁ・・・やっぱり圧倒的に多いのは鈴木さんだからなぁ。
しかし、この田中さんばかり・・・という夢を連続してみたっていうのは、ナンなんだろう?それほど田中さんとの強い思い出も無い筈なんだが。
ウクライナ侵攻のニュースが始まった時、忘れかけていたドニエプル川っていう名前に妙な懐かしさのような感覚を覚えた。黒海に流れ込む川だったな。その黒海はボスポラス海峡でマルマラ海に繋がり、ダーダネルス海峡を抜けてエーゲ海に至る。地理のお勉強で覚えた名前だ。
しかし懐かしさを感じたっていうのはど~ゆ~コトなんだろうか?ワガハイ、ウクライナにもトルコにもモルドバ、ジョージア、ルーマニア、ブルガリアにも行ったコトはない。それにいつか旅行しようと観光のための知識を蓄えてもいなかった。
ただ、ルーマニアとジョージアのワインには美味なものがあるから、それは何度も口にしていて、ただただそのイメージだけでルビー色に染められた栄光の地と記憶されている。
ドニエプル川・・・忘れかけていた名前を思い出しただけで、なんか懐かしさを覚えるっていう感情はナンだろうなぁ。その川を北に遡って行った先に位置するチェルノブイリのコトもあるのかもしれない。
あの原発事故で、全世界に放射性物質が飛散した。偏西風に乗って日本にも到達しようとする直前に、ワガハイは小雨のなか、傘をさして箱根湯本から湯坂道(鎌倉古道)を登っていった。辺りは綺麗な緑だった。途中、すれ違う人もなく浅間山(802m)を通り、鷹ノ巣城跡を越えて芦之湯手前の国道1号線に出た。あの時も軽装だったな。
そしてバスに乗って塔ノ沢まで下り、国道脇の「和泉」という日帰り温泉で身体を温めてから「ユトリロ」という喫茶店でコーヒーとチーズケーキ?を注文し、小腹を納めてから帰宅した。
あの時、数日後にはこの植物たちの上にも放射性物質が降り注ぐのだろう・・・と、ココロにグサグサと感ずるものがあったし、大切なものが汚されていく感覚に苛まれた。チェルノブイリ、キエフ、ドニエプル川・・・そんな名前を繰り返しながら歩いていた湯坂道だった。
結局、ドニエプル川と箱根湯坂道を歩いた記憶、その時に思ったコトの記憶っていうのがワガハイの中ではセットになっているところがあるみたいだ。これはワガハイの勝手な妄想的なコトだがね。でも、個人的な世界観やイメージっていうのはそういうもんだろう。ただ、その価値観を強引に他者に対して共有することを強制するようなコトはする発想もない。
妄想を強要するのが独裁者だ。自分のアタマの中で起っているコトを、他者に対して説明もしないまま「分かっているだろう!」といって強要する人って、たま~にいるよねぇ。そうした困ったチャンの重症度の高い人が偉い人だと面倒だ。政治家や大企業の社長とかには、そういう人が見受けられるような気がするなぁ・・・日本にもいるなぁ。
現実をキチンと見るっていうのは、案外難しい。それはスケッチなんかしてみると分かる。絵が上手い、なんていうのはひょっとすると危険な兆候である。それを上手いと評価する人も危険な兆候である。じぶんが上手いと思っている人は勘違いである。一枚の絵には、その人がどの様に目の前の現実(モチーフ)を見ているか?ということが表れてしまっているのだ。下手クソに見えてもしっかりと見ている人もいるし、上手そうに見えても要領がイイだけの人もいる。
存外、軽く見ている人や、システマチックに捉えて原理原則に置き換えて描いている人の方が上手く見える。実際、そういう人は要領よく人生も生きていくかもしれない。ある意味、公式を効率的に扱っていくようなもんだからな。公式を知っている人にとっては評価するにも容易いしな。
だが、よく見るということはそういうコトではないかもしれない。結局、発見が多いというコトが、よく見ているというコトのひとつの表れ方だろうとは思う。
セオリーやメソッドを学ぶコトに熱心な教育っていうのは、ひょっとすると創造性をスポイルするかもしれないな。愚直にやった方が妄想も少ないか?まあ、それが面白いかどうかは・・・それもまた人によるかな?
ワガハイ、いろいろ一応愚直な方針でやって来た部類ではあると思うんだが・・・まあ、自己評価なんてぇのもアテにはならんが、その男のみた夢が冒頭の「田中さん」である。ひとつ言えるコトは、どうやらワガハイは独裁者の才能はなさそうだ。
そこにいた全ての人の名前が「プーチン」という夢ではなくてヨカッタ。これではあまりにも夢見が悪いからなぁ・・・所詮、名前ながら勝手なイメージがツイてしまうもんだな。同姓同名でもイイ人もいるだろうにねぇ。
〈冷やしてお早くお召上りください。〉の表記に、そんなに急がせてど~する気だ?って言いたくなるなぁ・・・でもつられて手にしてしまうのだ。イメージ、妄想、反射的行動・・・そんなコトの組み合わせで人間の行動や思考パターンって決まっているんだろうなぁ。
「生酒」のシールみるだけでパブロフなんですぅ~~~