河津桜も咲き終わり、いろいろな種類判別不能の桜が彼方此方で咲いておる昨今、いよいよ染井さんちの吉野さんも開花しますな。今年もお花の下での酒盛りは厳禁なんですな。
ところで先日、クルマを運転して交差点で止まっていると、隣に現行の「カワサキ Ninja 400 KRT EDITION」がとまった。しばらくそのバイクの後ろ姿を見ながら走行したんだが、実に乗りやすそうなバイクだったな。なんか250ccと見間違えてしまいそうなライトな感じに見えたのだ。で、調べてみるとエンジンが並列2気筒なんですな。なるほどスリムな車体なわけだ。そして車重が167kg!!! これはライトだ。なんかいいですな。花粉の問題をヌキにすれば、少し暖かくなったこの季節、バイクで移動するのは気持ち良さそうですな。ちょっとイイ感じのバイクだな、と思いましたな。
昭和の時代も遠くなった・・・カワサキのバイクと言えばあの頃、知人のカワサキGPZ400Fに少しだけ試乗させてもらったことがあったんだが、Etsuro1としてはデカいと思ったんですな。バイクもクルマも運転乗車姿勢(ドライビングポジション・ライディングポジション)っていうのは最重要項目だからな。並列4気筒エンジンっていうボリューム感が、どうも面倒な感じなんだな。やっぱり単気筒エンジンが好きでしたな。
ということになると、ヤマハのSR400っていうのが筆頭になるんだが、見た目はとても魅力的なバイク。でもねぇ・・・ワガハイが乗っている図、というのを想像すると・・・まあ、ナニ乗ってもサマにはならんがな。ワガハイが一番似合うのは、ホンダのベンリィ110プロであろうな。
それにしてもネーミングがねぇ・・・「便利」っていうことなんでしょうな。「便利玄人」ってぇコトですな。ワガハイは実用性重視ではあるからな。なにせ後ろに60kgまで荷物を積載可能って言うんだから、酒をたくさん買いに行っても安心して運べるよな。前カゴにはツマミ類を満載して、後ろには旨酒を満載して・・・ああ、それだけでこの世はパラダイスだねぇ~。
まあ、原付二種だから二人乗り出来ることを考えれば、後ろに60kgという大人一人分の積載重量があったって何の不思議もないけどな。でも、スポーツバイクだと400ccや750ccオーバーでも、酒瓶の大量積載は困難だからな。まあ、ハーレーのサイドカーに大量の酒を積載するという方法はあるか?まあ、そもそもそんなに大量に積載したいなら、箱バン位は使った方が賢明ではあるがね。
でも、こうして今、このブログに書きつつ思考(嗜好)は整理された。ワガハイの価値観は所詮、旨酒をいかに摂取するか?ということを基本に動いておるということだ。まあ、購入した酒を積載していても、別に飲酒運転では捕まらないからな。
でもねぇ・・・運搬中に瓶が破損したりすると厄介らしい。このところ遠くなった関係でご無沙汰になった酒販店のご主人の話だが、酒の配達で業務店を走り回っていたとき、酒瓶一本が割れたんだそうだ。すると軽ワンボックスの車内は強烈に酒の匂いで充満するわけだ。そして運悪く「お酒の検問」に遭遇・・・
さて、細かい説明をする必要もないだろう。まあ、彼は呑んでないからねぇ・・・呼気からアルコールは検出されなかったわな。でも「なんでこんなに酒臭いんだ?」って警官からはクドクドと問われたらしい。「酒屋ですから」って言っても、なかなか質問が終わらない・・・割れた酒瓶を見せても、警官はイマイチ不審を拭えない感じだったという。
さて、いよいよ本日の本題に入る。
これ見たら買わずにはいられん!
吹き出す・・・ナニが吹き出すんだろうなぁ・・・きっと良い物に違いない。
で、注意深く開けたんだが・・・やっぱり吹き出しましたな。栓を巻いてある金具を外した瞬間に栓が飛んだので、慌てて手のひらで瓶の口を押さえましたな。これ、相当に活性度が高いわ!ということで、いくらか酒をこぼしたんだが、それもまたいいねぇ~。酵母が元気!酵母の生命力も頂けるという嬉しさ!ああ、春だなぁ~この新酒の、というよりもモロミの香り、まるで酒蔵見学で試飲させてもらっているような香りに包まれて、この日の晩酌はウキウキのひとときを過ごせましたな。
♪ 吹きこぼれてもいいけど、食事の時間は・・・♩ってぇ歌があったなぁ・・・井上陽水さんだったっけ?
ま、チョットでも瓶を揺らすと冷えていても吹く可能性あり!ということは、つくづく買って帰る最中にクルマの中で吹き出さなくてヨカッタ。今度買いに行くときは、コールマンのクーラーボックスの中に厳重に入れてこよう。さすれば、万一吹き出しても車内が酒浸しになることは防げるからな。そして抜栓する際にはボールに酒瓶を入れて、吹き出した酒も残さず呑めるようにしようと思うんだな。
いや~ぁ、今季最強の美しくも旨い酒でありました。これ出されちゃったらもう、ど~にもなりませんな。吹き出すのもエンターテインメントですな。
ちなみに、車内にこぼれた酒の匂いは、酒販店のご主人によるとなかなか抜けないそうですな。よくよく注意しよう。