Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

風情・風流・風雅・・・ワガハイは風化かな?

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桜の開花

ご馳走を前にお預けを食らっているような感じだろうか・・・花見で騒げない人の心情は。たぶん、風情を楽しむ花見酒ならば、別に感染も拡大することは無いのではなかろうか?だが、果たして風情・風流の心境に至る環境とはどのようなもんでありましょうや?なかなか、そのような環境に恵まれた桜を探すのは・・・普通の庶民には縁遠いことのように思える。

桜の盆栽を前にして、自宅でゆっくりと寛ぎながら純米吟醸酒を頂くというスタイルが、ひとつの理想型だろうか。そもそも、ドコソコ公園の桜の木の下に陣取って、ブルーシートなど敷いて、コンビニで買いそろえた品物を並べて発泡酒を頂くというスタイル・・・これはどうも快適な花見とは思えん。案外、時折吹き抜ける春風は冷たく、強風に変わることもあって、いろいろビニール袋類などが風に舞ったりする。天候も移ろいやすく、宴の途中で小雨が降り始めたり、酔い潰れる者もいて、人が集まれば必ず放置されたゴミの問題が生ずる。

 

毎年、繰り返されてきた花見だが・・・ソロソロ風情・風流を楽しむことを取り戻したいと、ワガハイとしては思うんですがねぇ~。そう考えると、静かに桜の名所を散策する。ただただ飲食をせずに桜の花とその風景を楽しむ時間を享受すること。そして可能ならば一句詠んでみる趣味のある方ならば、なおさら充実することだろう。写真を撮るのもダメではないんだが・・・どうも道具立てが大がかりになりすぎる。一眼レフはもとより、スマホで撮影するにしても、なんかねぇ・・・

では、イーゼル立てて50号位のキャンバス置いて、フィールドで油彩画などすると、これはこれで凄く大袈裟で、だいたいしっかり固定しないと春風にキャンバスが宙を舞う。これは大昔、箱根スカイライン沿いの・・・箱根駒ヶ岳が一望出来るところにデッカいキャンバスを構えて描いていたご老人がおられた。たまたまその様子を見かけたことがあったんだが、風に煽られて大変そうだったなぁ・・・今思えば、中川一政画伯だったようだな。

神奈川県湯河原町の福浦漁港の岸壁で、若き日のワガハイが写真を撮っていたら、漁師さんから声を掛けられた。

「この岸壁の風景って、良いのかねぇ~?なんか有名な画家さんらしいんだけど、アンタの立っているところにデッカいキャンバスっていうのかい?それ置いて描いてたよ。俺が見たところ、そんなに上手い絵には思えなかったけど、いや~、絵ってぇのは良くワカランなぁ・・・魚の鮮度の方がよっぽど分かりやすい。」

などと、一方的に話しかけられた。ワガハイは、

「その人、中川一政画伯じゃない?」

というと、

「ああ、そんな名前だったかねぇ、ま、有名な人なんだそうだ。」

真鶴町中川一政美術館が出来る前のことだ。

ワガハイは中川一政画伯の作風、けっこう好きですな。

 

ところでコロナ禍の最中、芸大・美大の連中は、実技はど~しておるんだろうな?リモート授業の限界を超えている実技系の授業だからな。ま、日本画・油絵科なら、ひたすら密を避けて屋外スケッチやっておれば、換気もいいし問題無さそうな気もするが・・・ナンカ表現も影響を受けていますな。ある時期の作家は風景画家が圧倒的に多い、とか、そういうことが起こるんだろうか?あと、フィールドワークが増えるのかな。ひたすらアトリエに籠もるスタイルは、学校のアトリエ環境次第だな。

ん~~~~?そのあたり、今度、某美大教授の友人に聞いてみよう。案外、風雅な作風が生まれる土壌が作られているかもしれない。たぶん、間違いなく、若い学生の方がまともに現在を感じていると思うんだな。