上画像は植物園で撮影したのではなく、ある神社へ上る石段の脇に咲いていたカタクリの花だ。小さな群落とまではいかない程度の、複数の花が咲いていた。
場所は神奈川県厚木市である。
詳細な場所は書かない。なぜなら安全とは言えない場所だったから。そりゃあ、自然豊かな場所でしたよ!とも言えない。朽ちかけた参道、倒木やたわんだ竹が行く手を塞いでいたりしていたからねぇ。ちょっと寂しいトコロだったのだ。
まあ、あまり人が行かないんだろうなぁ・・・というトコロだからこそ、咲いていたのか?ワガハイ・・・こんなトコロに神社があるんだ!と、気付いて立ち寄ってみただけだったんだけど。
一応、地域の鎮守なんだろう・・・ま、そりゃそ~ゆ~モンだけどねぇ。というコトから、全く放置されているワケでもなく、社周りは管理されている感じがした。ひょっとして、氏子さんたちの高齢化で管理が行き届かなくなってきたのだろうか?
もっとも考えようであって、アドベンチャーワールドに突入していくような感じ方もあるかもしれないけれど・・・ひょっとするとイノシシさんや熊さんと、遭遇してしまうかもしれない?
ちょうど今、カタクリ園などでは開花が告知されていて、それはそれは綺麗に咲いているだろう。一度行ってみたいと思いながら実現していないのが、神奈川県相模原市にある「城山カタクリの里」だ。
でもまあ、厚木の山裾で観れたから・・・今季はまあいいか。
だが、詳しくはないけれど、ひとくちにカタクリといっても、色やカタチにバリエーションがあるよなぁ。そうした違いを鑑賞するのも楽しいけれど・・・でも今回のように全く予期しないトコロでご対面になるのも、特別感がある。
なんか運気を使い果たしたかもしれん・・・そんな風にも思ってしまう程にラッキーな気分だった。
上リンク先で触れた「雑木林の博物誌」という本は、厚木とか相模原よりはもう少し北側・・・即ち八王子界隈になる所のカタクリについて書いていた。京王線の片倉界隈というワケだ。
で、この本を読んで片倉に憧れて訪ねてはいけない。開発で全く跡形もなく姿を変えた風景に出くわすから。
片倉城跡公園|八王子市公式ホームページ (city.hachioji.tokyo.jp)
この本のロケーションは、まあまあ片倉城址になるのだと思う。この環境・・・といっても、今では随分と整備されてしまっているけれど・・・の周囲が、かつてはナンて言うかグラデーションでですねぇ・・・地形とか植生が拡がっていた。そして畑も広がっていたんだろう。
そこにカタクリの花が咲いていたんだろうなぁ。
カタクリの花には価値が見いだせなかったんだな。だから開発が進んだ。
カネに目がくらんだんだねぇ。
というワケで、片倉城跡公園の上リンク先の情報にも、「カタクリ・サクラ・ヤマブキソウ・菖蒲等の花々が次々と移り替わりながら咲く・・・」とある。たぶん、この城跡公園の何処かで、カタクリが咲いているのだろう。
そういうコトを書いていると、やっぱり「城山カタクリの里」と「片倉城跡公園」にも行きたくなってくる。ま、とにかく興味のある方、比較的近くの方などは出かけてみてくださいな!ソメイヨシノとはまた一味違った春の感銘を味わうコトが出来ると思いますぞ!