スーパーマーケットの酒売り場に並ぶ、日本産ワインのコーナーにハマっている?ワケではないのだが、とりあえず普通は買わないワインを、あえて選んで呑んでみようというワケだ。
因みに・・・
当ブログは「スーパーマーケットの酒売り場」で様々な酒を買って書いてきた。その始まりは以下リンク先の「八海山」の思い出だった。
チョット前にも「五一わいん」や「井筒ワイン」のコトなどを書いたし、まだ書いていないモノも数本ある。で、なんでコンディションに難があるかもしれないスーパーの棚という環境に置かれたワインを、わざわざ買っているのかというと、そ~ゆ~コトも含めて楽しんでいる。
それに、今のところ決定的にダメ!という状態のワインには出会っていない。少々難ありは以前あったケド。実際問題として最もダメだった酒はワインではなく、日本酒だったから。しかも2本だ。しかもしかも神奈川県の酒蔵の製造した純米酒だった。
差し障りがあるだろうという配慮から・・・銘柄は書かない。だがつまり、ワガハイが一回書いただけで、全くブログに顔を出さない銘柄がソレだ。その日本酒は呑めなかった。一つは明らかに酸敗が始まっているような怪しい状態で、もう一本は仕込そのものが駄目というヤツだった。
まあ、不味い酒の話はともかくとして、このルミエールの甲州は、ワガハイ的にははじめて呑んだ。
いや、十年以上前にルミエールの甲州は呑んでいる・・・というよりも、酒販店の試飲会だ。その時の記憶は曖昧だが、購入するに至らなかった。
だが今回、買ってみたことで相当に品質が向上したんだなぁ・・・と思われた。これならば、ナニガシカの時には購入するだろう。ただし、提供温度は徹底的に低めが良いと思った。
それは、もう少しキレが欲しい。温度帯が上がってくるとダレる。そして若干だが不快なニオイがある。これは試飲会のような環境では気付かないかもしれない、微妙なレベルだ。だから無視して良いレベルと言ってしまえばそうなのかもしれない。だが、家呑みの恐ろしさよ!落ち着いて呑むから微妙なコトが嗅ぎ取れてしまう。
そのニオイは、抜栓して10分も経てばほぼ飛んでしまうけれど、好ましいものではない。まあ、発酵臭の類だが、昔の国産ワインにはつきものだった。今では大評判となっているワイナリーでも、昔はこういうニオイをたてていた。しかももっと酷く盛大に。
どの様なニオイなのかはコトバで説明可能だが、ここでは止めておく。ただ、昔々ビール醸造について聞いた話しでは、醸造器具の徹底的な洗浄によって、このようなニオイは撲滅出来るらしい。それは特にピルスナータイプに顕著にあらわれるニオイで、硫黄的なニオイを伴う。こう聞くと、何となく心当たりのある方もおられるのではないだろうか?大手の缶ビールにも時々、こうしたニオイを発するモノがあるから。
つまり・・・コレって、醸造器具のどこかで不良発酵が起きているというコトだ。
ビール製造の問題が、そのままワイン醸造に一致するのかどうかは知らんが、だが何らかの異常発酵に伴うようなニオイである。
アルコール分11%と、やや軽め。その分、無理をしてない感じもする。デキャンタージュして不快なニオイを飛ばしてしまえば、快適に味わえるワインだった。というコトから、問題は大事ではないというコトだろう。
スーパーマーケットの酒売り場で並んで売られていたルミエールの赤は、以下リンク先を参照されたし!(2024/03/16追記)