Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

森本 炸裂辛口 遠州自然流 特別純米酒

酒話が続く。

これを見たら・・・アレだねぇ

「炸裂辛口」というコトバ・・・なんとなく椎名誠さん的なナニガシカを思い浮かべてしまう。「怪しい探検隊」は面白かった。東ケト会(東日本何でもケトばす会)っていうヤツだったなぁ。あの内容って、今書いたモノだとしたら、コンプライアンスに引っかかる内容もあるかもしれないケド。

もっとも、コンプライアンスに引っかかろうとも文学という表現世界の中のコト、虚構の中ではあらゆるコトが試されるのだから、時に大ヒンシュクとなる内容だったとしても在り得るコト。受け取る側が大人ならば、冷静に受け止める度量が試されるってなワケだ。

 

だが、永田町ってぇのは虚構かいな?ナンか勘違いしておられる方々も多く見受けられるように思うし、出で立ちがまた、マフィア的というか・・・ご本人はイケてると思っておられるのだろうが・・・漫画好きとはいえ、趣味ワルい福岡県出身の方もおられるケド。

もっとも、ワガハイ的には虚構ならば猛烈に面白いキャラだとは思うケド、現実では困る。ところが今は亡き叔母は、その方のファンだったからねぇ・・・地方銀行に長年お勤めだった叔母だけど・・・戦前生まれとしては、あの頃の男尊女卑社会で異例の出世をした人だったけど、あらゆる点で見栄っ張りで嫌味だった。そういう叔母は、やっぱりそ~ゆ~政治家がイイ、と言った。

それで、ワガハイにおいては、叔母も含めてど~にも気に入らんキャラである!でもまあ、気に入ったモノゴトばかりで世の中が成り立っているワケでもなし、いちいち目くじらはたてないけれど・・・ささやかながらイジリらずにはいられない。

全く・・・表現の自由は有り難い。

これ、某国で・・・プ~~~チン、なんて書いたら、「死刑!(ここは、「がきデカ」のノリ)」だな。

ワガハイは、死刑制度反対の立場である。

だが、例の裏金問題でウダウダしている件だが、ありゃあ「こまわり君の死刑!」ってなシールでもあるなら貼りまくりたくなるワなぁ。

森本 特別純米酒

というワケで、炸裂した辛口というのは「特別純米酒」の話しであって、辛口意見といった話ではない。だが、このお酒、辛口と言われれば辛口なのだが、「炸裂」の意味は不明である。な~~んも炸裂していない。それどころか見事に調和した美酒だ。

それはたぶん、森本さんがイメージする炸裂が、大爆発的なイメージではないのだろう。それは岡本太郎さんの「芸術は爆発だ!」の爆発が、超新星爆発のようなイメージではなく、どこか暗さを抱えた静かな爆発といった様相を呈しているみたいに、一般的に思われているイメージとは異なっている・・・みたなコトかもしれない。

岡本太郎さんは、やっぱり戦争体験者だワなぁ・・・ホント、人間という動物のネガティブな面の爆発的要素も、表現に含まれているとワガハイ的には感じてしまう。「樹人(FRP 1971年)」なんて、哀しさを含んでいるもんなぁ・・・。

このお酒も、炸裂というか・・・滋味。

裏ラベル

遠州自然流」なんていうけれど、そんな流派は森本さんの独自世界だろう。もっとも端麗な吟醸酒をウリとした静岡酒の主流の中で、圧倒的に異才の酒として存在してきた森本酒造さんだからなぁ。そりゃあ「杉錦」も異才なんだが、それ以上に特別な異才だったから。

「旨いケド・・・これ、どうしようか・・・」

「森本・・・(笑)、どうすんの?その先・・・」

そんなコトを言われた平成初期、ワガハイも強烈な「森本」に戸惑ったコトがあった。とにかく旨いけれど、それで完結してしまったから。現在の建物ではない「森本」時代の純米酒の話しだけど。

ホントかウソか知らんが、一人で100石造っている酒蔵、と言われていた。

 

そしてお久し振りの「森本」だったが、抜栓直後、その柔和な香味に驚かされつつ、この物腰の柔らかな感触は、協会7号系ではないなぁ・・・と即座に思った。そして裏ラベルを見ると901号・・・協会9号酵母の泡なし酵母だ。それを精米60%で醸している。つまり立香を抑制しながら9号のカドの少ない酸が1.4・・・日本酒度+7.5。

カプロン酸のプンプンしがちな9号系のお酒の落ち着きなさを好まないワガハイとしては、このような9号使いは有り難い。7号系とは違った酸の表情に満足!そしてこのお酒も抜栓3日目に美酒としてのピークを迎え、4日目に呑み終えた。

残念な点は、ワガハイの日常的な行動半径を逸脱しないと入手出来ない森本だった。