だいたい老人は探し物をする。ワガハイも探し物をしている。もっとも真剣に探してはいない。生きていく為に大切なものを無くして探しているワケではないから。これ、アリアリなのが保険証!ワガハイの親も探していたし、紛失して再発行があった(これからはマイナカードの紛失になるんだな)。義理の両親もいろいろ行方不明物の探し物に、日夜頭を悩ませている。
そう考えると、ワガハイの探し物なんぞ軽症の部類だと!思いたい。
実は、全然使わなくなったデジカメ用の充電器が見つからない・・・っていうのもあるんだが、使わないカメラのだから問題ないし。
失った頭髪を探したトコロで、見つかるはずもない。
いつか、頭髪に関しては詳細をまとめてみたいと思ってはいる。だがねぇ・・・原因はストレスだから。それもとんでもない一人の男に結び付くのだから・・・あまり書くと伏字でも、関係者だったらあからさまに分かってしまう。
虚構化を強めなければ書けない。
別に無理して書かんでもイイ、のかもしれないが、原因がよくある人間関係のストレスだ。でも、暗~い話にはならない、とは思う。
実際には、毛が抜けるほどのストレスだったワケだから、凄いんだけど。
とにかく、ワガハイはストレスによって胃潰瘍になるか、それともハゲになるか、と問われればハゲを選択する。胃潰瘍は痛いだろう。それに酒とか・・・酒とか禁じられるだろう。それは困る。
というワケで、決着は思わぬところでついた。宿泊先の酒宴で、問題の男と酒量対決を行って、ワガハイが勝利したんである!そもそも、その酒宴は相手が誘ったのだが・・・その目的はワガハイを潰してやろうというワケだったのだ。
潰れたのは相手だったから。
「悦朗!死ね!」
って叫びながら酒注がれたからねぇ・・・よっぽどワガハイのコトが嫌いだったんだねぇ。ワガハイも嫌いだったけど。
「そ~ゆ~コトは、言った人に跳ね返りますよ~~~、知らね~~ぞぉ!」
とか言いながら、ワガハイは呑んでたけど。
あ!だいぶ書いてしまった。これ位にしておこう。これ以上踏み込むと、個人が特定されてくるかもしれない。
まあ、とにかく死ね!っていうのは穏やかじゃない。ヤツにどれだけの殺意があったのかは知らんが、翌日・・・
「二度、と・・・お前とは呑まない・・・おぇ」
とか言って、その日は二度とワガハイの前に顔を出さなかったからなぁ。ワガハイは普通に仕事していたけど。
以上、若き日の出張仕事での出来事だった。
ちなみに、男二人でビール数本と日本酒一升瓶が空になってしまった。
あの男も70歳を過ぎて・・・どこかで生きているんだろう。あの世に旅立ったという噂も聞かないからな。まあ、ナニがそれほどワガハイのコトを気に入らなかったのかは知らんケド・・・ワガハイも本当に苦手だったからなぁ。
今となっては、忘れられない思い出になっている。一応、酒量で勝利したんだからなぁ。