昨日に続き、カレーの話しになる。
盛付が大雑把だが家庭料理である。気取らないのが我家流。市販のカレールーを用いるが、家で作ったカレーというのはお久し振りだった。そしてこれは妻が作った。
畑から帰って来た妻は、サフランの花を分解していた。この花のめしべを乾燥させたスパイスが、重量あたり最も高価なスパイスのひとつとされる。ソレを放任栽培の畑に植えておき、頃合いを見て収穫してきて、ほくそ笑みつつ、めしべを取り外していたのだった。
ほんの僅かな収穫に過ぎないけれど、高価なスパイスが放任栽培で出来るという儲けものに、妻は終始だらしなくニタニタしておった。それはまるで「チキチキマシン猛レース」のケンケンのような表情にも見えてくるのだった。
そして乾燥させた方が香り高くなるのかどうかは知らんケド、鮮度が極めて良い状態でサフランライスを作るという。ならばドライカレーでも作ろうか、という話になり、ワガハイはセッセとスーパーマーケットの酒売り場を素通りして、肉売り場へと直行した。
牛豚合い挽肉を購入し、後は妻に任せる。使用したルーは以下の通り。
このエバラ食品のカレーフレークは使いやすい。で・・・一体どのような手順で作るのかは見ていないが、ドライカレーはワガハイは手を出さない。これは妻の領域である。なぜなら十分に美味いからだ。
たぶん、凝ったコトはやってないだろう。普通に当たり前に、ありふれたコトしかやってないと思う。だが、それでイイんである。既にこのカレーフレーク自体の完成度が高いのだから。
というワケで、サフランライスの香りとカレー、この王道の組み合わせで美味なカレーを食すコトが出来た。
因みにうるさいコトを言いだせば、サフランは高価なだけに産地等級だとか、ISOの認証だとか、面倒なんである。だが、我家のサフランは綺麗な赤色だったし、香りも良かったので最高級グレードに近いのではないかと思っている。それは所詮、自己満足の話ではあるが。
だが、我家のものは黄色が混ざっていない赤のサフランだったので、その点では最高級グレードの条件を満たしていると思われる。
花も綺麗だし、サフランの栽培に興味のある方はチャレンジしてみてはど~だろうか?なにせヘビー級の放任栽培で可能なのだから、とりあえずは問題なく栽培出来るはずだ。