Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

レトルトの「ゴーゴーカレー」と「ニューキャッスル」の思い出

妻は家電の取扱説明書を全く読まない。それで新しく購入するとワガハイが説明する。別に取説を読破しているワケではないのだけれど、大体は見当がつくから。

それに取説の大部分は素通りして問題ない。それを読まずに使用していて火事になったコトもないし、感電したコトもない。ワガハイもそうだが、大体の人は、今まで使っていた製品とは異なった機能の項目に関してだけ、取説を読むのではないだろうか。

 

というコトから、誰がレトルトカレーの裏書説明なんて真剣に読むのだろうか?ただ温めてご飯にぶっ掛ければイイんだろう。

箱の裏書

行きつけのスーパーマーケットの酒売り場を通り過ぎたトコロで通路を右折し、10歩程行ったトコロで左折するとカレー売場だ。その棚の左上隅にゴリラの顔が付いたパッケージがあった。「ゴーゴーカレー」のレトルトパックだ。その並びに「よこすか海軍カレー」がある。

以前、よこすか海軍カレーについては書いた。

etsuro1.hatenablog.com

で、いよいよ金沢カレー元祖らしい「ゴーゴーカレー」でも食ってみるか、と思った。

 

ワガハイが頻繁に金沢に行っていた頃は、上野駅発で信越線を抜けて金沢まで走っていた寝台急行「能登」を使っていた。そして金沢での定宿は、駅前のビジネスホテルで「金沢ニューキャッスルホテル」と言ったと思う。

その頃、金沢行ってカレーを食べるコトは無かった。そして金沢通いが無くなって暫くしたら、なんかカレーで盛り上がっているとテレビで観た。以後、金沢に立ち寄ったコトもあったが、すぐに能登へ行ってしまったので金沢でナニかを食べる機会もなかった。

というワケで、遅ればせながら「ゴーゴーカレー」を食べるのはこれがはじめてとなった。店舗は少ないけれど、神奈川県内では本厚木駅前とか小田原とかにある。だが、駐車場代を払ってわざわざカレーを食べに行く気にはならない。ソモソモ外食しないし。

 

さて試食・・・

恐ろしいカレーだった。もの凄く濃い味。金沢の味覚ってこういうコトかい?塩分が強すぎる。コレで一人前って大丈夫かい? もっとも濃いなりのバランスはとれているとは思うが。

とにかく、首を傾げつつカレーを食べ続けた。そしてナニかが欠落しているのでは?と感じ始めた。それはトッピングだ。ただご飯にかけるだけでは成立しないのではないか、という疑念が沸いた。

「カツカレー向きじゃね?とんかつのソースとしての機能を考慮すれば、ソレなりにバランスがとれてきそうだ。」

ワガハイは金沢カレーを食べたコトのない人間である。な~んも分かってないからねぇ。

「それにしてもこの塩味は強すぎる。こんな味でいいのか?」

そしてカレーをチビチビとテースティングしていると、昔食べたカレーの味を思い出した。このラードのタッチは何処かのカレーに似ている。それはカツカレーではなかった・・・

そんなコトを思いながら、一回目のゴーゴーカレーを完食した。塩分は過剰だったが食後の不快感はなく、その点でSBのレトルトよりは圧倒的に優れていると思った。

 

このレトルトは、ひと箱に二袋入りだったので、後日もう一度試してみた。その時には、かつて食べた似たタッチのカレーの正体を思い出していたので、目玉焼きを用意した。とんかつを自前で用意するのは手間だから。

そして半熟状態の目玉焼きをカレーにのせた。ナルホド・・・ニューキャッスルのカレーに幾らか似ている。それは初代の方がやっていた頃のお店で、銀一カメラに用事があった時に立ち寄って食べていたカレーだ。時代はまだギリギリ昭和だったかもしれない。(以下リンク先のように現在は移転されて営業されているが、ここにはまだ伺ったコトがない。)

japanese-curry-restaurant-420.business.site

勿論、ニューキャッスルのカレーはコレほど塩が強いワケではなかった。でも、それを除いてどこか似ている。記憶を頼りの話しではあるけれど。

そしてようやくゴーゴーカレーの箱を捨てる時になって裏書を読んでみると〈濃厚なカレールーですので、ルーとゴハンの割合は1:2がおすすめです。〉

ナルホド。だとすると、ゴハンは自ずと大盛になるワケだ。(ちなみにニューキャッスルのカレーは「大森」が小盛で、「川崎」が大盛である!)我家の場合はレトルト1パックで妻と食べて丁度イイ感じになりそうだ。

※ これは誤字ではない。ニューキャッスルでは京浜東北線の駅名がメニューになっていた。

本日は、かつて泊まった金沢のホテルが「金沢ニューキャッスルホテル」で、昔食べたカレーが「ニューキャッスル」というお店だったという、名前繋がりであった。

 

取説を読まないと言えば、ジェレミー・クラークソンの以下リンク先の記述。

auto2014.livedoor.blog