昨日に続き、山北機関区跡の「D52 70」の画像を挙げながら、アレコレとど~でもイイことを書き連ねる。
先ずは上画像から書き起こし・・・
D5270号ごあいさつ
私は52形蒸気機関車といって、日本で一番大きく力の強かったテ
ンダー機関車です。そしてD52形兄弟の70番目の生れです。私は
昭和19年4月に生れてから山陽線や、東海道線で、働き昭和26年
2月国府津機関区に配属になってからは、ほとんど御殿場線で活躍し
皆様と一緒にこの山の間を何百回と走りました。私の走った全距離は
862.275kmです。私は本来貨物列車用ですが、御殿場線のよう
な山線で勾配の大きい線路では旅客列車も引いておりました。御殿場
線が昭和43年8月1日前線に電車が走るようになったので私のつと
めも終りになりましたので、この山北町の皆様と国鉄当局のご協力に
よって、この場所に記念として置いて下さるというので安心しました。
これからは皆さまと一緒に昔なつかしい思い出ばなしをいたしましょう。
どうか皆様、お子様方も可愛がって下さい。
というコトで「D52 70」の経歴が紹介されていた。そこで気になったのが〈日本で一番大きく力の強かったテンダー機関車です〉という記述だ。ワガハイの印象としてはD51の方が大きいような感じがしてならないのだ。勿論、並べられているのを観察したコトなどない。こういう記憶との比較っていうのは、周辺環境との兼ね合いでもスケール感は変わってくるから、ここでひとつ、諸元表から代表的な数値を抜き出して比較してみるコトにした。
D51
全長 19,730 mm
全高 3,980 mm
機関車重量 78.37 t(運転整備)
炭水車重量 47.40 t(運転整備)
D52
全長 21,105 mm
全高 3,982 mm
機関車重量 85.13 t(運転整備)
炭水車重量 51.76 t(運転整備)
※以上はWikiの記述
確かにD52の方が大きいようだ。だが、見た目のボリューム感はD51の方がデカいような印象は拭い去れない。とすると、その理由はフォルムにあるのかもしれない。何処かD52の方が微妙にスマートなのかもしれない。つまり洗練されたフォルムである!というコトだろうか。
あるいは無駄を排したデザイン!
まあ、とにかく最強の蒸気機関車D52であったコトは間違いないと・・・。だから急勾配の御殿場線で使えたと・・・。そういうコトなんだろう。
蒸気機関車を走らせる力はなんの力でしょうか
湯わかしの水がふっとうする
時ふたがもちあがることがあ
ります。これはなんの力で、
もちあがったのでしょうか
左と右の2つのことと蒸気機
関車を走らせる力とどこが同
じか考えて見ましょう。また、左のような実
験をしました。まも
なくコルクせんは、
いきおいよくとびだ
しました。これはな
んの力でしょうか水が水蒸気に変わる時には、その
体積は1,700倍にふえます。
もしとじた容器の中で水を、熱して
水蒸気に変えると圧力は非常に大き
くなります。この原理を利用したの
が蒸気機関車です。
私の大きさ
D形(動輪四対 貨物用)52形(テンダー機関車)
最大馬力 1,600馬力(最高速度)75km/h
機関車の全長 20,550mm(先水車長さ 8,775mm)
機関最大高さ 3,980mm(先水車高さ 3,060mm)
機関車全重量 96t(機関部74t+炭水車22t)
石炭の積載量 10t
車輪の直径 (動輪1,400mm 炭水車車輪860mm)
Wikiデータとは微妙に違う感じもするが、こ~ゆ~のは個体によって仕様に微妙な違いがあるのかもしれない。或いは測り方かもしれないケド。更には御殿場線仕様としてカスタマイズされているのか?そういった細かいことはマニアではないので追及する気もない。
これは書き出せないので、上画像をご覧くだされ。
ワガハイが子供の頃の図鑑には、こうした図解が掲載されていた。だが案外こうした説明って昨今では少なくなったと思う。ザックリとこうした図をWeb.で探そうとすると少ないコトに気付いた。
これ、案外貴重なんじゃね?
というコトで、本日は説明板の書き写しばかりの内容となった。これだけでもう少しで1800字になろうとしている。全く機関車本体の画像が無いというのも寂しいので、少しだけ・・・
ところで、メモ代わりに雑な撮影をした説明板だが、画像が全て左に傾いている。コレがワガハイの昔からのクセである。気合を入れて撮る時には、この点に注意して構えると水平になる。
では、また明日。