Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

大河は濁るは目印は動くは・・・ヒヨドリが気付かない地に落ちた赤い実

板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)というコトバが浮かんだ。

小学生の頃、遠縁の船乗りだった方に会った時、船や海の話を聞きたくてアレコレ質問攻めにした。まだ固定相場(1ドル360円)だった時代だからねぇ・・・そうそう外国旅行っていうのも出来なかった。

祖父なんぞ相当に英国贔屓で、「ロンドンには一度行ってみたかった・・・」と言ってたなぁ。結局海外に行くコトは一度もないまま墓に入ったが・・・。その代わり、ワガハイがロンドンに行った時は、帰国後に質問攻めにあった。

「まだ、地下鉄で蒸気機関車が走っているか?」夏目漱石の時代ですか?)

流石に蒸気機関車は使われていなかったが、地下鉄の駅のエスカレーターが火災っていう報道がなされた後に行ったワガハイは、なるほどコレなら燃えるコトもあるかもしれない・・・と思うようなモノだった。

確か・・・Northern線?だったねぇ、古い駅があって煤けた感じだった。それは火災の影響なのか、はたまた蒸気機関車の煙の名残だろうか?そんなコトを思いながら何度か乗ったんだが、あまりにも空気が悪いので・・・酷い鼻炎を発症した。その一件でワガハイはロンドンが嫌いになった。二度と行きたくないと思う街になった。Edgware、Mill Hill East、Waterlooなんて駅名を覚えているが、どの辺りにあるのかはサッパリ分からない。

Edgware・・・この駅名をはじめて見た時、なんとなくえ・ど・が・わって見えたりして目を擦ったもんだ。

 

話が大きく脱線した。モトに戻すと、知床遊覧船の事故のコトを書こうと思ったのだ。冒頭に書いた遠縁の船乗りさんは、太平洋をウロウロ行き来していたらしく、いろいろな寄港地に関して話してくれた。それは外国の話をリアルに聞くコトが出来た数少ないワガハイの子供時分の経験だった。だが、旨酒と料理の話ばかりだったけどねぇ。

だが、海の危険についてはこう語った。要約すれば「自分の事情は通用しない」というコトだ。「海の事情に合わせるしかない・・・海に従え!」と言っても良いだろう。そして板子一枚下は地獄というコトバの意味を話してくれた。

 

百年河清を俟つ(ひゃくねんかせいをまつ)というコトバも浮かんだ。

千年に一度しか澄むコトがないらしい黄河の流れが澄むのを待つ、ってな意味だが・・・そんなに黄河って濁っているんだねぇ。ワガハイは中国って行ったコトがないのだ。ま、待ち続けていても実現が期待出来ないんだな。コレって戦争の無い世界とか、完全に収束するコロナ禍っていうのも絵に描いた餅ってコトかねぇ?

とにかく、日々いろいろな事件や事故が続くが、そのたびに似たような問題点が指摘される。永遠に解決されるコトのない問題。反省は一時だけで教訓にもならない。なんか記憶力の無くなった世界に生きている感じがする。

広島・長崎の経験は、結局人類全体に教訓として共有されていない。或いは核を使えば日本を降伏させることが出来た、という成功体験としてしか記憶されていない。

ソレって、果たして成功体験なんだろうか?ソレは禁断の体験・・・禁断の果実を食ってしまったというコトではなかろうか?楽園追放の構図である。取り返しのつかない大失敗なんじゃない?

濁った河の流れっていうのは、濁った世の中の時の流れ、っていう例えとも感ずるのだが・・・このコトバは辛抱強く待つという意味ではなく、濁った中でどの様に生きていくのか?というコトで、やり繰りしていくしかない、ってなワケなんだろう。

ならば、ロシアや中国といった「我々はひとつ」的な考え方っていうのは、ちょっと潔癖過ぎるんだなぁ。このコトバを生み出したかつての中国って、今は無いんだなぁ。なんか記憶喪失だよなぁ・・・。

 

舟に刻みて剣を求む(ふねにきざみてけんをもとむ)というコトバも浮かんだ。

時勢の変化に気付かずに、温故知新というコトもなく、形骸化して硬直化した制度を維持するコトに慢心するのは、舟に刻みて剣を求むってなモンだ。

地球環境問題が待ったなしなのに、ウクライナに侵攻して詭弁を駆使する人は、このコトバの意味する状態に思える。だが百年河清を俟つなワケで、己の都合の良い解釈で塗り固めているのでは、船縁に目印の傷を付けているようなもんだ。更に酷いのは、濁っているから水に飛び込んだところで落とした剣は見つかるまい。

ドンドン大切なものを失って消耗していってしまう。

売り物を作りたくても、肝心な部品が作れない。

売るものがあっても、既に買う必要のないものになってしまう。

時勢ってぇヤツは、思いのほか早瀬だとは思わないのだろうか?だから板子一枚下は地獄・・・油断すれば遭難するのだから、船長は奢ってはならない。国家っていうのも巨大な船だからなぁ。地球っていう海原もなかなかハードなんで、「地球の事情に合わせるしかない・・・地球に従え!」だと思うんだがなぁ?

ヤブコウジの実 サクラソウヤブコウジ属 [Ardisia japonica

地に落ちた丸くて赤い実が、なんだか地球に見えてしまったなぁ・・・。何故かヒヨドリに食べられるコトもなく、地面で朽ち果てるだけなんだろうか?鳥に食べられてコソ発芽率の高まる実の筈なんだが。