毎年ヒヨドリに食べられてしまう椿の花だが、上画像を見ても少し囓られたように見える。いろいろ植えて楽しもうと思っても、我家ではヒヨドリの餌場を作っているような気もして複雑・・・。借りている小さな畑では鴨がセッセと野菜を囓っている。
やっぱりネットをかけないとダメなんだよねぇ・・・だが、ネットをかけると網目が小枝に絡んだり、グシャグシャになってしまったりして実に鬱陶しいことになる。
妻も、ネットかけることはしない。多分、妻は支柱を立てたりビニールシートで覆ったりといった造作系の作業が苦手みたいだし、ワガハイは布地のようなフニャフニャした材質を扱うのが苦手だ。
このように我家のネット環境は劣悪である!
従って、鳥たちの餌場を作って、その余り物を収穫して食すコトになる。生産効率としては極めて悪い。まあ・・・我らは頑張らないからねぇ。ナリユキ栽培だからねぇ。目標っていうのもあまり立てるコトをしない。努力もあまりしない。向上心もあまり強くない。脱力は大好きである。
ナマケモノ・・・だな。
ま、一応の理想っていうのはある。トマトがスズナリなんていうのは夢に見ることもあったが、それを実現するにはやっぱり仕立をしっかりとやるために毎日手入れしないといけない。ワガハイは一回はチャレンジしてみて、概ね感じが掴めるとそれ以上の深追いはしない。プロじゃないしね。妻は最初からチャレンジしない。彼女はナリユキ収穫出来たら儲けもの農法だからだ。
実に緩くてよろしい。
緩いのはいいんだが・・・相変わらずワガハイは、我家の狭い庭でヒヨドリに威嚇される。既に気の強いヒヨドリに制空権は支配されている庭だからなぁ。ネットをかけても僅かな隙間から侵入して食していくからなぁ。ハッキリいってネットなんてぇのは、余程キッチリかけないとダメなのは、ヤツらは自然のなかで茂みの中でもモゾモゾ入っていって捕食しているワケだからなぁ。まあ、几帳面な仕事をしないと人間が負けるわなぁ。
ワガハイの武器は、霧吹きに入れた水である。コレはれっきとした水鉄砲という武器である。フェンス外に人が歩いていないコトを確認した上で、ヒヨドリに水をスプレーするんだが、ヤツに当たることは少ない。だからバカにされるのかもしれないが、一応、その場は逃げるヒヨドリの図なんで、ワガハイは一瞬勝利した気分にはなる。
しかし・・・窓越しに見ていると、雄叫び上げるとワガハイが顔を出すコトを学習したんだろうか?静かにやってきて、静かに食して長居せずに去って行く(マスク会食のやり方でも学んだんだろうか?)。案外知能は高い。ワガハイよりも上を行く相手のように思える今日この頃である。
昨晩は大きな揺れに驚いた。東日本大震災の震源は深さ24キロ、今回は57キロ・・・この差が津波の差に繋がったという。東日本大震災の時も思ったが、こういう時、鳥たちは飛び立てば揺れから解放されるからいいなぁ・・・と思った。飛行機の場合は着陸出来なくなるから困るけどねぇ。
コロナ禍が続く中でも、自然災害は待ってはくれない。こうした困難・リスクが多い日本という国に生まれ育った人たちの感性と、地盤の安定した国に生まれ育った人たちの感性は違うだろう。フランスは原発推進・・・日本はやっぱり原発立地には向かないよなぁ。東電の発表によれば、福島原発に大きな影響はないということだが・・・多くの人が一瞬でも「原発は大丈夫か?」って不安が過ったと思う。
やっぱり原発はしっかりと冷温停止状態を維持しないとなぁ・・・炉が冷えていれば、ナニかあっても対処する時間稼ぎが出来るだろう。
それにワガハイは思うんだが・・・原発で地球温暖化は止められないんじゃない?炉が強烈に発熱しているんだから、その熱は地球環境にどんな影響を与えているコトやら?
まあ、クルマを走らせればクルマは発熱する・・・電気自動車の方が発熱量が少なくなるのかもしれないが・・・モータもインバーターも結構発熱するケドね・・・ブレーキの発熱量は凄いからなぁ・・・ブレーキってヤツは運動エネルギーを熱エネルギーに変換する装置って言うからなぁ・・・なんか、交差点で止まるためにブレーキ踏むよねぇ・・・お湯が沸かせる熱量が発せられるらしいからなぁ・・・(コレ、英国の自動車評論家?ジェレミー・クラークソンさんが書いていたような気がする)。
もう、そ~っと生きるしかないか・・・仙人への憧れ、与謝蕪村の文人画の世界への憧れ、かな?
まあ、SDGsなんていうが、ヒヨドリの生き方に学べば良い!んだろうか?とりあえず我家の狭い庭の制空権を、ヤツらから奪還するコトも出来ないワガハイである。ドローンで追い回すコトは鳥獣保護法違反だろうしなぁ。
ヒヨドリは思った以上に優秀だ。来世というものがあるなら、鳥獣保護法のある国のヒヨドリに生まれて、権力者の庭から美味いものを食い漁りたいとも思ったりするなぁ。