歯科クリニックから「定期検診のお知らせ」の葉書が届き、電話連絡すると予約は一ヶ月先になると言われた。これは昨年11月のことだ。それで年末に検診を受けたが、なんと虫歯が一本見つかってしまった。
毎日、マイニチ、根性で歯磨きしていたのに・・・頑張っていたのに・・・。歯周ポケットは全て3mm以内に収まっていたので、歯周病に関しては今のところ心配ないらしい。まあ、歯磨きを頑張った成果はここにあらわれているのかもしれない。
だが、「初期虫歯が一本ありますねぇ」という歯科医の一言に、かなりワガハイのココロはしょぼくれたのだった。
支払い待ちの時にふと、思い当たるコトがあった。歯周病予防に神経が行きすぎて、歯と歯茎の境目研きに配慮しすぎて、他が疎かになっていたかもしれない・・・思わぬ所に落とし穴があったな。多分、原因はそういうコトだろう。
先週、初期虫歯の治療を行った。実は一ヶ月近く治療の予約が遅れてしまった。それは腰痛で予約を変更したからだ。腰痛をおして治療に行ったとすると・・・治療出来ないコトも無かろうが、口を濯ぐコトが困難を極めただろう。若干からだを捻る、あの姿勢は・・・腰にくるなぁ。
やっぱり治療の予約を先送りにしてヨカッタ、と思いながら治療を受けていた。治療する歯科医師からすれば、そんなコトを患者が思っているとは予想も出来ないだろう。知る必要も無いコトだろうが。
なんか・・・身体の小さな故障がしばしば発生している。因みに腰痛の治療は柔軟体操でナントカした。鍼灸院とか整体院には行きたくないのだ。かつて行った時に「ココがズレている」だの「歪んでいる」だの言われ続けて、極めて不機嫌になった。ワガハイ、いじけてきてしまったのだ。
「先生、ソレって人間性の歪みに発する問題だと思うんで、あまり歪んでいるって言いすぎないで下さいな！」
って、言ってしまったからなぁ・・・ポリポリ。
ソモソモ人間の身体がキッチリと左右対称であるワケがない。利き手利き足はあるし、心臓は中心線からズレて位置しているし、肺も左右で部屋の数が違った筈だ。それに肝臓も右側にあるし、腎臓も左右で配置されている高さが異なっているよなぁ・・・左右対称に消化器官を並べるっていうのは、ちょっと無理だよなぁ・・・スバルの水平対向エンジンじゃあるまいし！
まあ、整体でいう歪みっていうのは、ナニも左右対称を指しているワケではないのかもしれない。然るべき位置に身体の部位が納まっていない・・・ってなコトなんだろうと、勝手に解釈はしている。
まあ、「歪んでいる」というのは図星過ぎるだけに、ワガハイ・・・言われたくないのである。しかも腰痛で苦しいときに追い打ちをかけるように。
さて、お値段手頃で使いやすい感じがして、歯ブラシはライオンのシステマを使っている。歯ブラシっていうのもいろいろな種類があるから、売場で真剣に比べ出すとドツボにハマってしまう。そして面倒になってくる。
「コレ！しか無ければソレ買うだけなのに・・・そういえば今使っていたのって、どれだっけ？」
見れば見るほど迷ってくるのだ。で、結局パッケージの隅に表示されている「D41」を見て購入することになる。そして迷う必要が無くなったと安心して「D41」を買い続けていた。
だが、改めて考えたんだが・・・ナンで「D41」に落ち着いたんだろう？答えは思わぬところにあった。歯磨きとは全く無関係なコトである。
その答えは・・・MARTIN D-41
ギターである。アコギを代表するギターである。その型番であった。
コレって・・・自分の歯並びなどに適合するかどうか、という本質的な問題とは無関係も甚だしいのである。だが、この歯ブラシで大きな問題があるワケでもない。だからこれからも、システマのD-41を購入することになるのだろう。
なんかねぇ・・・ど～でもいいところでモノゴト決めているコトって、あるな。多分、歯ブラシのパッケージの片隅に、「D-51（蒸気機関車だな）」と書かれていたら、ソレを買い続けていたのかもしれない。「D-76（白黒フィルム現像液だな）」と書かれていたら、ソレを買っていたかもしれない。
若い頃、一回だけ・・・確か銀座の山野楽器だったかなぁ？眺めていたら試奏させてくれてねぇ・・・MARTIN D-41。イイ音だったねぇ。ナニ弾いたかっていうと、スカボローフェアのイントロだけですな。ワガハイ、ギター下手ながらココだけは綺麗に弾けたからなぁ。「ここしか弾けないんだ・・・」って言ったら、店員さんが笑っていたな（・・・笑うしかないか）。
分不相応なギターだったな。
