本日、蛾の幼虫の画像があるので、苦手な方はパスしてね!一応、スッキリとドロドロにならない様に撮ってみたけれど。
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我家の庭は、様々な生き物に襲われ続けている。ヒヨドリ、ドウガネブイブイ、そして最近はハクビシンだ。
彼が活動し始めたときから今に至るまで、天の国は力ずくで襲われており、激しく襲う者がそれを奪い取ろうとしている。マタイによる福音書 11章12節(新共同訳)
ここで新約聖書からの一節を持ち出すってぇのは、大袈裟なんだが・・・気づかないうちに襲撃されているからねぇ・・・見事な奇襲作戦とも思える。ハクビシンはナカナカの知恵モノなので、工夫しながらこちらの戦略を攻略しようとしてくる。
ハクビシンから学ぶコトは・・・諦めないコトだ。実にしつこい性格だ。
で、本日の問題は・・・時折、鉢の周囲に胡椒の粒より一回り小さい程の、黒っぽい糞らしきモノが散乱しているのを発見するコトについて。
それは蝶か蛾の幼虫が何処かに居ることを示している。だが、ナカナカ見つからないモンである。実は先日から鉢植えブドウの周囲に、このような状況を発見したのだが、相手も保護色的に擬態などしているから容易には見つけられない。
老眼というのも災いしている。葉の裏を見てみたり、かなり丁寧に枝を一本ずつ点検したつもり。でも見つからない。ひょっとすると既に何処かへ消え去ったのかもしれないと、希望的観測状態になっていく。
だが、一応、散乱した糞は綺麗に片づけて、後日もう一度確認する。
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あるねぇ。何処かにいる!
結構大きいのだが、見つからない時は見つからない。
で・・・これはナンの幼虫であろうか?
ワガハイ、そんなに昆虫に夢中になった子供でもないので、あまり詳しくはない。だが、たぶん・・・蛾の類であり、なんとかスズメってな名前のヤツだろう、と・・・推定。
しかし・・・葉と似たような色になっているねぇ。
これ、ちょっとやそっと、引っ張っても外れない。もの凄くしっかりと葉にくっ付いている。面倒だから葉ごと外して駆除してしまったけれど。
いや・・・ここまで大きくなってくると、駆除するのも勿体ないような気もするが、成虫になって繁殖されても困るから、ココは心を鬼にして駆除した。
よ~く観察すると、ナカナカよく出来た作りだ。分析的にしっかりと見るところまでは集中力を使う気はないけれど、面白い造形だとしばし関心した。質感もナカナカのもんだ。
パット見は、気持ち悪いし、ワガハイ的には苦手な部類なんだが・・・いわゆる毛虫ってな言い方がされるトゲだらけ、毛だらけの幼虫類より、コレはマシだとは思わないだろうか?
尻尾のようなモノがあるが、コレって肉眼では分からなかったのだが・・・マクロレンズで拡大率を上げると、ナカナカ凝った作りになっているんだねぇ。
というワケで、調べるとスズメガの類。たぶん「ブドウスズメ[Acosmeryx castanea]」の幼虫みたい。
まあ・・・ブドウの葉を食べていたからなぁ。そのまんまの命名じゃね?とは思うケド。
なんか・・・こう、もうひと捻り欲しいような気もする名前だ。ネットで調べていると、緑色の個体の画像が多い。それはつまり保護色なのだろう。秋の幼虫は、秋色に染まっているというワケなんだろう・・・たぶん。
しかし・・・このテの幼虫の画像を大量に見ていると、ナンで背中のあたりがムズムズするんだろうねぇ?
あ!コレは毒はないらしい。
因みにスズメガって、蚕の近縁種らしい。
※ お知らせ・・・昨日の頁に「裏ラベル」の画像を追加した。