ミントの栽培については、否定的な意見もある。地植えにすると増えて始末に負えない。そして撲滅するのは困難。ほとんど雑草!そういう意見が出るのも分からないではない。ワガハイ的な経験・・・といっても様々な種類のミントを育てたことはないが、アップルミントに関してはナカナカしつこい性質だと思った。
スペアミントとか、あとナンだったっけ?忘れたが、アップルミント以外はそれほど丈夫とも思えず、自然消滅してしまった。
アップルミントは、侵入していっては困るエリアに伸びていった。そして伸びて行ってほしい方向へは伸びなかった。そしてあるべき植物を弱体化させた。芝さえも勢力を失っていった。
我が家の畑ではないが、畑に植えたアップルミントが野生化して、放置された状態というのも見かける。ああなってしまうと、外来植物として何らかの規制が掛かってしまうかもしれない。
いくらミントだからといって、そうそうミントティーを飲みまくるという習慣もないと思われる日本文化である。そのようなコトを考えても、アップルミントの地植えは止めておいた方が無難だとは思う。
だが、チョット使いたい時もあるらしい妻的には、ナニやら見つけて来て、モヒートミントとモロッコミントが鉢植えとなった。とにかく気づいたら庭の片隅にあったので、何処で買ってきたのか分からん。
それで、大分伸びてきたというワケでモロッコミントが切られて、その葉を使ってミントティーがテーブル上に運ばれてきた。それは昨日に起きたんだが・・・ワガハイにソレを飲め!というのだ。
まあ、だいたいハーブティーの類は、ワガハイの体質的には危険なモノが多い。特にカモミールがけしからん!ありゃあ、言葉が見つからない不快感が生じて・・・それは微妙な違和感なんだが眠くなってしまう。
そういえば、ヤクルトのヤツだったかなぁ・・・蕃爽麗茶ってのを、紙パックだったが飲んだコトがあった。あれは妙に脱力してしまった。
お茶って、植物の成分をかなり抽出し、且つ水やらお湯に溶け込んでいるという、まことにからだに吸収しやすそうな状態になっているから、迅速に効果が出てしまうのだろう。ワガハイは処方薬でもガツンと効くタイプなので、こういった民間療法的なハーブティーっていうのも注意している。
さて、モロッコミント茶だが・・・恐る恐る一口飲んでみた。
な~~んか、何処かで味わったような雰囲気だ。
なんだっけ?あまり良い印象・記憶に結び付きそうにない。
もう一口、テースティングするように口に含んでみた・・・?
?
??
「ハイ!もう少しお口を大きく開けてくださ~い!」という声が、何処かから聞こえてきたように思った。
こ、これは・・・歯医者が治療前に出す、うがい薬の雰囲気だ!
間違いない。この香りはうがい薬の香りではないか!
うがい薬を飲んでいるような気分になってきて、これは神経的に飲めなくなった。その横で妻はおいしそうにモロッコミント茶を飲んでいる。
香味感性は人それぞれであるにしても、同じ歯医者に行っている妻は気づかないのだろうか?
ワガハイ、「コレは飲めない・・・」と言ってカップを戻し、理由を説明したが・・・
「そう言えば、そうだねぇ・・・ナルホド、ナルホド・・・」
などと呑気な態度で、モロッコミント茶を飲んでいた。
「うがい薬、飲んでる気分にならな~い?」と、ダメ押しでワガハイは言ってみたんだが、相変わらず呑気であった。
まあ、全国すべての歯医者で、このモロッコミントの香りのついたうがい薬を用いているワケではないだろう。だから、このコトは多くの人に共感されるコトはないだろう。だが、ど~も歯医者を思い出してしまって・・・コレはいただけない。