14年前のブルゴーニュ・ワインを開けた。我が家の電気セラーで10年程寝かせてあった一本の赤ワインだ。そりゃあ、猛烈に高価なブルゴーニュではないけれど(たぶん、現在のこのヴィンテージは2万円を超えているだろう)、ワインって、寝かせ始めるとだんだんと開けづらくなってくるのだ。
もう少し、いける(寝かせられる)かなぁ・・・
そろそろ限界かなぁ・・・
ただ、瓶を眺めて腕組みしていたトコロで結論なんて出るはずもない。だが、言えてるコトはただ一つ!飲み頃を過ぎて落ち始めたら、残念な結果でしかない。ややフライング気味の方がよっぽどマシだと思う。
結論は、良いタイミングでの抜栓だったと思う。まだ熟成の伸びしろは感じられたけれど、壮年期の充実した香味といった満足感のあるワインだった。熟慮した、落ち着きある人生を送っている人のようなタイミングだ。
「ホラホラ!コートドールだぜぃ!」
などと妻にラベルを指し示しながら・・・人生、ついに足を踏み入れるコトはないだろうというブルゴーニュ。若い頃、シャンパーニュまでは行ったんだが、そこで時間切れとなった。
もっとも、ブルゴーニュに入れば、そこは食べ物やワインにとどまらず、古い修道院の建築など、見ておきたいものが山ほどある。とても一週間程度の滞在では収まらない。そりゃあ、本気でルーブル美術館を観るなら、数日では無理だと言われるけれど・・・ワガハイ的にはルーブル観るなら大聖堂巡りの方が興味深いし、実は地元の人たちが日々利用するスーパーマーケット(スーパーマルシェ)の方が面白い。
結局、何処へ行ってもスーパーの棚の品揃えを見て面白がっているような気もする。
いやいや、ホームセンターのDIYコーナーなんてぇのも、面白いけどねぇ。
要するに、世界中の何処へ行っても、地元での行動と大差ないんである!
国内旅行だって神社仏閣城巡りだし、お土産店で見つからないようなモノを、地元スーパーで買ったりするし。だいたいその土地の呑みたい日本酒だって、土産物屋では見かけないから。
さて、気になったニュースなどを以下にメモしておこうと思う。
新型コロナ新規感染者数は実数が把握できなくなったから、試算やら推定が時々発表される。ワガハイの周囲でも、一時落ち着いていた感染したという話が、チラホラ聞かれるようになった。
神奈川県の新規感染者数が一日あたり6000~1万人という東京新聞の試算が、上リンク先にあるんだが・・・そういう数になってそうな雰囲気は感じられる。5類にしたのは、そうしないと世の中(経済)が動かないという都合だろう。そして国の予算をケチったワケだ。
あとは国民一人一人の注意と努力である。まあ、いつまでも血税を使っているワケにもいかないとは思うけれど(違ったトコロでは無駄遣いしてるからねぇ・・・幾ら新しいコトにトラブルはつきものと言っても、マイナカードはアタマ悪いわなぁ。それが日本の実力と言ってしまえばそれまでだけど)。
酷暑だからねぇ・・・マスク着用を推し進めるのは無理だけど、感染抑制にマスクが効果的だというコトは、コロナ禍で証明されたし、実感も出来たんじゃなかろうか?
効果的だからといって、それを継続するのは苦痛な方がおられるというのも、ワカランことではないけれど。
だから、状況に応じてマスクをしたり外したりと、面倒がらずにやっている人も居るし、もうマスクは御免!という人もおられる。どうか、少しは科学的なアタマをもって行動してほしいと思うんだが。
自分の思いとは違ったコトになると、途端に不満を感ずるのが人間という動物だが・・・福音というのは往々にして不都合なモンである!というのは、まあまあ分かっちゃいるケド・・・ってなコトだと思うんだわなぁ。
「平和を祈るだけでは、どうにもならない現実もある」・・・と、上リンク先には書かれている。全くその通り!と思いつつも、イエスの祈りは戦いでもあった、というコトが頭を過る。
ワガハイ的には、なにか・・・祈り・・・違っちゃってない?
伝統の継承としての祈り・・・だけではないだろう・・・と。
「おかしいなぁ・・・祈るほど、イエスさんが遠くなっていく気がするんだよなぁ」とは、退職司祭のボヤきだった。
というワケで・・・
VIGNE DE L'ENFANT JESUS・・・口にした瞬間に笑顔がこぼれるシルキータッチの綺麗な余韻!
名前に JESUSとあるけれど・・・葡萄を育てるってぇのは、まあ・・・そ~ゆ~コトだからねぇ。※
また、若いヴィンテージのブルゴーニュを見つけたら、セラーで寝かしておくか。
※ 以下リンク先のストリートビューをご覧あれ!これはロマネコンティだけど。