長年愛用してきたビクトリノックス・・・っていうワケではなく、長年引き出しの中で眠っていたビクトリノックスだ。この最も機能的にシンプルなモデルは買い直したモノなので、2代目になる。
最初のビクトリノックスは白だった。機能は上画像と同様。ナイフとワインのコルク抜きと、栓抜き兼マイナスドライバーがあればワガハイ的には充分なのだった。
最初に買った白いヤツが、実はお気に入りでねぇ・・・(コレはかなり使い込んだ)、ダレかに貸したのだが戻ってこなかったんだなぁ。
時代は変わった・・・こういうモノも迂闊に持ち歩けない時代になったのでお蔵入りに。(以下リンク先の後半部でも、草刈り鎌のコトなど書いた)
だが、この多機能ナイフで最も優れたツール、実は毛抜きだとワガハイ的には思う。この細い毛抜きは、通常の毛抜きやピンセットでは摘まむコトが出来ないモノでも、摘まめる場合がある。
つまり・・・必要なのは毛抜きだけ!というコトだ。
だからといって毛抜きだけ残して、他は捨ててしまうのも勿体ないし、そんなコトをしたらかえって毛抜きを紛失してしまうだろう。
昨日、久しぶりにこの毛抜きの出番となった。床のフローリングを拭き掃除したところ、僅かに傷んでいたフローリングのささくれが右指の腹に刺さって抜けなくなったのだ。だが、先端は1mm程出ていたので、コレは簡単に抜けるだろうと思った。通常のピンセットでも掴めそうだった。
でもまあ、このビクトリノックスの毛抜きの出番!そして一発で普通は抜けるのだが、今回は手強かった。先端の1mmが折れてしまったのだ。
さあ、埋没した約2mmは・・・指で摘まみながら先端部を少しでも外に出そうと試みるが、どうもうまくいかない。摘まんだ状態ならば少し顔を出すものの、放すと元に戻ってしまう。アシスタントがいたらなぁ・・・と思った。こういう時に妻が不在!(でも、妻はワガハイよりも老眼が酷いから戦力外だなぁ)
利手の右指に刺さったというのもムズい。左手で毛抜きを扱うのはイマイチ。ワガハイ、左手もソコソコ使えるんだがねぇ・・・。
そして刺さった角度もよろしくなく、右人差し指と中指を使って摘まんだ状態を維持出来ない。洗濯バサミや幾つかのクランプも使ってみたが、上手くいかない。
医者に頼るにしても休日診療になるし・・・ナニもしなければ痛くはないので、暫く放置に決定!それに、医者に行ったところでやる手順は変わらないからなぁ。
2時間程すると痛くなってきた。やっぱり放置はよろしくない。頑張って抜いてみようと気を取り直した。小さめのカッターナイフの先端を火で炙って消毒し、ビクトリノックスの毛抜きは石鹸で洗い、度の強い老眼鏡を掛けた。
そ~~っとカッターナイフの刃の先端を棘の侵入口に差し入れ、痛みを我慢して出血しない程度に皮膚表面を切り、息をこらしてナイフの先端を棘の末端に引っかけるコトに成功した。
そのまま、そ~~~っとナイフを引いていくと・・・棘は半分以上、顔を出してきた。
さあ、ビクトリノックス毛抜きの出番である。
というワケで、残りの棘は除去出来た。棘が抜ければ痛くも痒くもない。出血は一滴程度だった。
刺抜き・・・老眼になると厳しい。ハズキルーペが必要かな?と、思ったりした。そしてビクトリノックスって、この毛抜きだけ売っているのだろうか?
Victorinox ピンセット(小) レッド - A.6142.1.10
毛抜きじゃなくて「ピンセット」なのねぇ・・・失礼しました~~~っ!
お値段1円也!!
これ、刺抜きツールとしてオススメですな。(でも、値段設定が補修部品的なパーツ扱い?)