Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

禁忌臭・・・金木犀の花が散り始めている!

金木犀(きんもくせい)が咲いている。というか、散り始めている。

強い芳香で存在感を発揮するこの花は、当然ながらワガハイ的には苦手だ。それに臭いの質も好ましいと思えない。

だが、ネットでザックリと検索してみても、とても好感度の高い植物のようだ。まあ、予想通りだけど。たぶん、苦手、嫌いというのは少数派だろう。

路上に散る金木犀の花

モクセイ科 モクセイ属 [Osmanthus fragrans var. aurantiacu

花もまた、枝に付いて咲いている状態は群生していて何だかよ~ワカランし、だいたい顔を近づけて詳細を観察しようなどと思いもしない。鼻炎で嗅覚が衰えている状態でも鼻腔を刺激するこの臭いは、余りにも強すぎる。まあ、この花に綺麗さを感じるとすれば、散った状態の小さな花のカタチと思う。

だが、余りにも散りまくって敷き詰められた状態っていうのはいただけない。一面、この色に覆われて綺麗!って思うのが大多数意見かもしれないが、ワガハイは直ぐ後に控えた枯れ行く状態っていうのが好ましくないので、それを思い出してしまうのだ。

まあ、箒で掃き集めると、凄い量になったりするからなぁ・・・後始末としては銀杏に比べれば楽だけど・・・有り難い存在ではない。

 

どういう理由かワカランが、縁起の良い樹木らしく、敷地の鬼門に植えるという話もある。そういう点では我家の場合は、街路樹としてほぼ鬼門方向に金木犀が植えられているから、都合がイイのかもしれないが・・・都合が良くてもワガハイ的には好ましくない。とにかく、この臭いが収まるまでの一時の我慢を強いられる。

 

花詞は、謙虚・気高い人・陶酔・誘惑なんて書かれている。それはちょうどワガハイの人間性とは反対のコトバでもあるし・・・コリャ、ダメだねぇ・・・ワガハイとの相性は最悪に近いな。

たまには花詞ってぇヤツも、図星なコトもあるみたいだ。

 

金木犀の香りには、香りだけにリラックス効果が期待出来るらしい。まあ、一般的には・・・という話だ。ワガハイは一般から外れるのでイライラ感が募る。鎮静作用や抗不安効果なんてコトバも、あるサイトには書かれているが、コレもまた苦手な人にとっては逆効果に違いない。

血圧降下という効能もある?ワガハイ的には血圧が上昇してしまうだろう。

香りも化学成分とすれば、薬もまた化学成分・・・効く人もいれば効かない人もいる、だろうなぁ。生薬の「モクセイ(木犀)」で、薬効は「胃炎、低血圧症、不眠症」とある。詳しくは以下のリンク先等を参照されたい。

キンモクセイ | 日本薬学会 (pharm.or.jp)

花茶金木犀の花を乾燥させたお茶)かぁ・・・忘れていたが、ジャスミンティーと並んでワガハイの苦手なお茶だ。だいたい、コレを出されたら来客としてのワガハイは退散するからねぇ・・・ワガハイを追い出すには桂花茶ジャスミンティーがあれば良いのだ。

 

ところで・・・

ワインやコーヒーといった飲料にも、複雑な香り成分が含まれているが、その中には金木犀の香り成分と共通するモノもある。だが、要はバランス次第(ブレンド比率)であって、そのバランスによっては突出した何らかの臭い物質が不快感に繋がるもんである。

それで、ワガハイ的には金木犀の臭いからナニを最も不快とするのか・・・それを究明すべく、嫌いな臭いをテースティングすると、タバコに含まれる臭いと共通する要素がある。おそらくソレが際立って感じられるから、ワガハイは苦手なんだろう。

たぶん・・・イオノン(α-イオノン、β-イオノン、γ-イオノン)※だろうなぁ。スミレの花の匂いに似ている物質らしいが、そう言えば、スミレの匂いも芳しいモノではないと感じているから、ありゃ嗅ぐ花ではなくて姿を見る花だからなぁ。

ま、スミレは金木犀みたいに強烈な臭いではないからイイんである。

ナニゴトも強度、濃度の加減は重要だからねぇ。食事の塩分濃度と同じだねぇ。

 

というコトで、金木犀の臭いで話題となるこの季節だが、苦手な人も少数ながらいるからねぇ。

 

ジャスミンの香りについて、少し書こうと思ったのだが止めた。インドール臭に関してなんだが・・・コレもまた厄介だからねぇ。些末なネタになるからなぁ。興味のある方は酢酸インドール等を調べてみてくだされ。

 

イオノン・・・金木犀とアレルギーの関係が疑われるが、「イオノン」はその可能性のある物質ではなかろうか?アレルゲンとなる可能性が言われている。思えば、ワガハイの幼少期は金木犀の臭いとともに喘息の発症だったからなぁ。他にも喘息発作の可能性のあるモノが飛び交う季節だから、断定は難しいんだが。一応、アレルギー体質の人は留意された方がイイかもしれない。

ワガハイの金木犀嫌いは、幼少期の刷り込みもあるだろうなぁ。