Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

出来るだけそ~っと動く価値観・・・「ルバイヤート甲州ヌーヴォー」

国税庁のWeb.ページ「酒のしおり」・・・「付表1 主要酒類の酒税等負担率表(令和元年12月現在)」を見ている。

品目:清酒/容量:1800ml/アルコール分:15%/代表的なものの小売価格(税込):2055円/酒税額:216.00円/消費税額:186.82円/酒税等負担率:19.6%

品目:果実酒/容量:720ml/アルコール分:11%/代表的なものの小売価格(税込):649円/酒税額:57.60円/消費税額:59.00円/酒税等負担率:18.0%

ふ~ん・・・酒税等負担率ねぇ・・・と、全く思いも込めずに眺めたのだった。人生が長くなってくると、気に入らんコトは無感情にやり過ごす術というのも、いつの間にか身につけたようだなぁ。それでも酒税の値上げなんていうのが言われ出したら、やっぱり嘆くし・・・増税反対の署名が回ってきたらしっかり記入するだろう。

ガソリンの値上げに国費が突っ込まれるのだから、もしも酒税が上がって酒の値段が上昇するならば・・・結果的に値上げなのだから国費を突っ込んでもらいたいものだ。それはガソリンと同じようにリッター当り5円とか、そういうコトだな。

あれ?これって、なんか変かなぁ?

だったら、増税しなければイイってコトだよなぁ・・・そういうアホなコトを思いついたりして無駄な時間を過ごしている。まあ、仕方ない・・・人生は大いなる無駄で出来ている!不要不急のカタマリだったコトは、コロナ禍で思い知ったからな。

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ルバイヤート甲州ヌーヴォー 2021

飲酒習慣というのも、人生における最大の無駄と言えるかもしれない。人間が機械的な効率優先の存在だとするならば、アルコールも煙草もカフェインも、無用なものだろう。オリンピックもアスリートの活躍によって、スポーツ用品が売れるというような経済効果も望めるのかもしれないし、コロナ禍でなければ観光産業も潤うだろう。だが、経済効果のみを最優先に見ていった時に、オリンピックの効率ってどの程度なのだろうか?

そもそも、過剰に経済を回転させることは温室効果ガスを過剰に発生させることに繋がるのでは?つまり、高速で3~4回転するのではなく、出来るだけそ~っと動く、とか、そんなところに価値観(評価点)を見いだしていかないと、人間が居住出来る地球環境を失うというコトになるんじゃなかろうか?

世の中の殆どが経済活動に繋がるのだから、炭素税という考え方からすると・・・例えばスポーツの呼吸による二酸化炭素排出量は、通常の行動時のそれより多い筈だから、より多く発生させるだろうアスリートの活動に対しては、炭素税の税率が高くなるんじゃなかろうか?

世の中、炭化水素だらけだからなぁ・・・人間の身体もそうだからなぁ・・・酒もそうだよなぁ。

「炭素の循環と固定」と「熱源の減少」が、温暖化抑制に重要とすれば・・・熱燗が美味いなどといって、改めて酒を加熱するなどもっての外というコトになるのだろうなぁ。酒は常温で呑めってか!いずれは熱燗税なるものが現われるのだろうか?

 

こんなコトを思っていると、長生きしても大してイイことはなさそうだ、という思いになってくる。だからといって享楽に浸る人生を送るほどのエネルギーもない。ということで、ワガハイの現実はナニも変わらない、ナニも足さない日々の生活となる。

ただ、旨酒呑みたさ故にオミクロン株にやられぬように過ごすのみ、かな。

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裏ラベル

46

この永遠の旅路を人はただ歩み去るばかり、

帰って来て謎をあかしてくれる人はいない。

気をつけてこのはたごやに忘れものをするな、

出て行ったが最後二度と再び帰っては来れない。

48

われは酒店に一人の翁をみた。

先客の噂をたずねたら彼は言った­ー

 酒をのめ、みんな行ったきりで、

 一人として帰っては来なかった。

ルバイヤート オマル・ハイヤーム作 小川亮作訳 岩波文庫

ルバイヤートの一節を思い出しながら、「ルバイヤート甲州ヌーヴォー」を呑む。ボトルの表ラベルも眺めつつ、透明瓶の中の液体と相まって、まだまだフレッシュさを保っている新酒をしみじみと味わう時間は、ユックリと流れるねぇ。

なんかねぇ・・・ラベルの葡萄の絵は、甲州種よりも紅色が強いような感じもするが、何故か小磯良平さんの作品を思い出してしまった。なんだろう・・・透明瓶とラベルと、ワインの味わいと・・・全てを享受しつつイメージされるのが小磯良平さんの作品から漂う雰囲気を思い出すのだった。

それは全く個人的な感覚であり、一般性は無いものと思ったのだが、とりあえず妻も同意した。

 

酒の香味についてアレコレ思うこともなく、呑みながら思いを馳せた時間が大切だな。酒がその時間の脇役になっている。新しい酒(葡萄酒)もまたイイもんである。まあ、呑んでいるのは、赤ワインじゃなくて白ワインだけどね。人間が機械的な効率優先の存在になるならば、詩や絵画も無駄の極地の一つ・・・反社会的なものとして排除されるだろうなぁ・・・酒とともに。

 

※〈また、古いぶどう酒を飲めば、だれも新しいものを欲しがらない。『古いものの方がよい』と言うのである。(ルカによる福音書 05章39節)新共同訳〉に絡めている。小磯良平さんの作品も古びないなぁ。