Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

花と酒とどちらを選ぶか?と言われれば・・・酒だけどねぇ

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鉢植え・・・たぶんビオラ [viola]スミレ科 スミレ属

紅葉は落葉に変わり、もうすぐ風景から色彩が少なくなる。特に庭は、何の手立ても講じずに居ると地味になりすぎてしまう。そんな季節に丈夫で育てやすく、楽しめるのがビオラやパンジーだ。

かつて、小輪な株立ち種をビオラと呼び、大輪になるものをパンジーと呼んでいたと思うのだが、最近は見分けが難しいものが増えたように思う。品種改良なのだろうか、単に適当に交雑して種類が増えたのだろうか?その理由は分からないが、ビオラ的パンジーやらパンジービオラのようなものがあって、もはや区別する必要も無くなってきたように思う。

要するに、好きな感じの株を買って植えれば良いのだ。

種植えで育てると、それは発芽からの成長を見て楽しめるが、それ程多くの花を必要としない鉢植えやプランター植えならば、ポット苗で購入した方がいい。花の様子も実際に目で確かめられるし、店先で寄せ植えした時のイメージも把握出来る。

 

花を楽しむのも趣味であるから、ナニがナンデモ家に花がある必要はない。ワガハイも、たまたま狭いながら庭がある環境だからこそ、草花を少しは植えておきたいと思うのであって、これが都会の 1LDK 暮らしだったなら植物とは無縁の生活空間になっただろう。窓辺の日当たりが良ければサボテン等は一つ二つ、置いたかもしれないが。

ということで、毎度冬が近づくとビオラ、パンジーを購入するコトになる。これもまた習慣性みたいなもので、庭に植え始めると止めることが出来なくなる。

まあ、花と酒とどちらを選ぶか?と言われれば・・・酒だけどねぇ。

アルコールも習慣性なら、わさび漬けの辛みも習慣性、茶や珈琲といったカフェイン類も習慣性・・・花を植えることも習慣性があるみたいだな。嗜好というのは、そういうもんなのかもしれない。

 

もう、十年近く経つが、妻が緊急入院という事態になったことがあった。ちょうど今頃の時期に見舞いというか、日々の業務連絡的な感じで病室に行った。そして正月前には退院出来たので、その退院前には花好きの妻の為に、柄にもなく花のポット苗を幾つか購入して植えた。見舞いに鉢植えの花というのは縁起が悪いと言われるが、退院した自宅ならば、逆に縁起も良かろう・・・と思ったりした。

それに、ワガハイは切り花というのがあまり好きではないのだ。だから病室に切り花は持っていかなかった。どうも昔、象徴的に決まりすぎた茶室の花を見てしまって以来、特に茶花というのはドキリとさせられるコトがある。ありゃあ、心臓に悪い。時に残酷に見える。そういった経験があるから、見舞いに花を持っていくというコトを、ワガハイは嫌うのである。

やっぱり、土にあるものは土にあって、眺めるのが一番である!

 

ところで用いる鉢なんだが、やっぱりプラ鉢よりも素焼きの鉢の方がいい。素焼きの方が、適度な通気性があるので根に優しいと言われているが、確かに植えられた植物が元気だと思う。やっぱり天然の材質ってぇヤツは、永年の習慣性?なのだろうか、環境が馴染むのだろう。まあ、プラ鉢も永年使っていれば、そのうちに植物も馴染んで大丈夫になるんだろうか?

まあ、いろいろ考え思うことはあるが、ソロソロ庭の落葉を掃除しないと近所迷惑になるな。近隣の皆さんが植物愛好家とは限らないんでねぇ。嫌いな人にとっての落葉は、イヌの糞と同じかもしれないからねぇ・・・現実は、そういうコトだな。