Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする四捨五入して還暦男の、適当な言語の羅列記録・自称乱学者

無生野(むしょうの) 風流踊(ふりゅうおどり)に関わる雛鶴神社・・・山梨県上野原市

山梨県上野原市には、いろいろ気になる風景があるんだが、我が家からソコソコ距離があるのでなかなか行くことがない。とは言っても神奈川県の藤野の隣なんだが、相模湖沿いの国道20号がグネっているために平均車速が上がらず、非常に遠く感ずるのだ。勿論、圏央道と中央道をつかって上野原まで行けば大したことはないんだが。

相模川っていう名前も下流では「馬入川」とも言われ、中流域の神奈川県内では「相模川」、そして山梨県に入ると「桂川」と言われる。その相模川桂川に変わるあたりの川筋の風景には惹かれるものがありますな。コロナ禍でもなく、ワガハイの体調が良ければ、上野原に宿泊しながら数日かけてウロウロしてみたいもんだ。

四方津猿橋界隈も、少し山側をウロウロすると気になる箇所があったんだが、果たして現在でも変わらずにあるだろうか?この辺りをウロウロしたのは二十年は昔のことになるからな。

つまり、気になりながらも放置したままの所が随所にある。もっとも、優先順位としてはこの中央線沿線は上位ではないんだが・・・

しかし上野原から、というか藤野町からと言うべきか、その先に県境を越えて山梨県都留市に抜けていく県道35号・・・地名としては山梨県上野原市秋山という所を抜けていく道だが、ここは何度か通過して風景を楽しんだことがある。そして幾つかの気になる謂われや祭、史跡があるんだな。そのひとつが雛鶴峠(ひなづるとうげ)であり、その手前(上野原市側)に位置する「雛鶴神社」が、本日のテーマであるな。峠を越えた先には中央リニアの施設があり、もう一つの都留市側に位置する「雛鶴神社」があるが、それはまたの機会にする。

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マイド恒例の説明板であるな

読みやすいように下に書き写す。

 

雛 鶴 神 社

 雛鶴神社は、秋山村無生野にあり、大塔宮護良親王の侍妃
雛鶴姫を祀る。(平成元年十月 本殿、拝殿再建)

 伝承によると建武二年(一三三四)七月護良親王は鎌倉に
於いて、淵部義博のために悲運の最後を遂げられた。お傍に
仕えていた寵姫南の御方雛鶴姫は悲嘆にくれられたが、やが
て心をとり直し、従者と共に御首級を抱いて鎌倉を出立さ
れ、相州下柏尾(現在の横浜市戸塚区柏尾町)の四つ杭の井
戸で首級を清め、成正寺で供養し、次いで串川村(現在の津
久井郡津久井町青山)の光明寺に立寄り、更に川合という地
に休み、甲州秋山に入り、桜井の裏山王沢から古福志の四つ
堂に七日間逗留し、死亡した従者のために弥陀を建て、王の
入屋敷に休息ののち、無生野の里に辿りついたのは年の暮れ
であった。そこで産気づいた姫は、二十九日王子を分娩され
たが、母子共に死亡された。
 村民は悲運に同情し、厚くこれを弔い門松をとりはらい、
樒の枝を立てて冥福を祈ったという。
 それから数年ののち、護良親王の王子葛城宮綴連王が吉
野賀名生(あのう)の変後、諸国を遍歴して本村に落居し、村民の話を
聞いて不思議の因縁を感じ、この地に住み一子五孫の繁栄を
見て天寿を終えられた。村民は三人を神に祀り、今日まで祭
りを続けるという。
 護良親王、雛鶴姫、綴連王御三方の迫福のために始めら
れたという無生野の大念仏は、念仏踊りの原型を良く留め
るものとして尊重され、山梨県無形文化財に指定(後に、
平成七年十二月、国の重要民族文化財に指定される)され、
正月、七月の各十六日に連綿として行なわれている。
 昭和五十七年十月
       秋 山 村
         平成三〇年七月 再編再掲
                 無生野地区 氏子

 

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登り坂の県道35号が右に回ると左手に見える

小さな社ではあるが、ナニも知らなくても気になるあり方をしておる・・・ということで立寄ったのがハジマリであって、これもまたン十年前の話しだ。そして調べていくうちに念仏踊りの原型が文化財となっていることを知る・・・最近では便利なもんで、この念仏踊りの画像もネット上で観ることが出来る。してみると・・・神奈川県藤沢市にある遊行寺念仏踊りにもよく似ているな。

 

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正面カット

この念仏踊りというのは、上野原市が見学ツアーというのをやっていたはずなんだが、コロナ禍だからな・・・収束するまではダメかもしれないな。「無生野大念仏保存会が旧暦1月16日頃と新暦8月16日の二晩、無生野集会所で披露・・・」と、上野原市のHPにはあるんだがな。ワガハイは観たいと思いながら都合がつかず、申し込みが遅れて締め切られ、といったことで今日にいたっておる。

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側面のヒキは撮れないので、後ろはこんな感じ

ユネスコ無形文化遺産(人類の無形文化遺産の代表的な一覧表)へ提案することが決定・・・」ということも上野原市HPには書かれている。

 

雛鶴峠のトンネルを都留市側に抜けると、なんとも殺風景なリニアの施設がデカイ面を晒しており、まことに無粋であるな。その様子は若干だが当ブログの以下をお読みくだされ。

2021年2月13日 プロセスの透明性・・・それは確かにとても最重要なことだよなぁ

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