フェンス際に植えたから、そのフェンスの上までヒョロヒョロと伸びて、おまけに道に向かって花を咲かせるのだった。部屋側から見ると後ろ姿ばかりなり。庭側からみてもそうだけど。
窓際に座って庭を眺め、花が自分に向けて咲いているのを楽しめる条件っていうのは、北向きの窓から北側の庭を眺めるという環境だ。決して南向きの窓から南側の庭を眺めたのではうまくいかない。
北側の庭って・・・どれだけ広い敷地があれば実現するのだろう?贅沢だよなぁ。
それで、狭い環境で無理矢理実現する方法は鉢植えにして、花の向きを変えるしかない。地植えの花を何度も掘り返して向きを変えていたら・・・枯れてしまうからなぁ。
というコトから、シュウメイギクは管理者の方にご機嫌伺いはせずに、道を歩く人たちに愛嬌を振りまいているような感じ。ワガハイは管理者ではないけれど・・・それは妻だから。
そんなワケで、普通に標準ズームレンズなど付けて撮影してみたって後ろ姿か、若しくは横からの撮影以外にアングルが選べない。そういう画像は既に何度も用いた。そこで今回は望遠ズームレンズにしてみた。
カメラが変われば写真が変わる・・・レンズを変えれば写真が変わる、と、当たり前のようなコトをもっともらしく、かつ仰々しく、さも写真論のように語ったアラーキーさんっていうのもおられたなぁ・・・最近、どうしているんだろう?
で、ワガハイ的にはどんなカメラを使っても、結局は撮り手次第じゃね?っていうスタンスなので、いろいろな機材で撮影していたアラーキーさんとて、結局アラーキーじゃないか!と言いたい。どの様な機材を使おうとも、同じコトやってるだけだろう・・・と。
それでも比較対象とされる紀信さんに比べれば、幾らか写真論的なトコロはあるとは思うけれど。
思えば30年近く前に、アラーキーさんとは何度かお会いして話すコトがあった。それはそれは面白い人だったけど・・・写真作品については好きではなかった。もっとも量産し過ぎ、だよなぁ。月刊写真集、なんて言ってたからなぁ。
でもまあ、サイン入りの展覧会図録が一冊あるから、それは思い出だけど。
で、今回はZUIKO DIGITAL 40-150mm 1:2.8で撮影した。
レンズを望遠にしたところで、フェンスから身を乗り出した位置から撮影するとこんなモンだ。別にな~んも変わりはしない。
ところで通行人にフリフリしているシュウメイギクだが、果たしてどれ程の人が気付いているだろう?人間という動物は、あからさまに人の家を覗き込むのは失礼と心得ているので、あなたが幾らニコニコしてもじっくりとは眺めてくれないんだよ!と、シュウメイギクに対して語っているワガハイ。勿論、心の中で。
それに対してワガハイは、じっくりとあなたの姿を撮影しようと試みているのではないか!ドッチに対して配慮すべきかワカランかなぁ・・・とも語り掛けるワガハイ。勿論、心の中で。
フェンスから顔を出しているシュウメイギクだが、この方が趣はあるだろうか?それともフェンスがうるさいか?
絞り値が5.6で、焦点距離が90mm程度・・・35mm換算で2倍だから180mmですよ!と。
まあまあ被写界深度は浅いなぁ。
トコロで、前回は9月27日にシュウメイギクの画像を使った(以下リンク)。
案外、花期は長い。
シュウメイギクについて詳細を知りたいという方は、以下リンク先を参照されたし!