雨が降ろうがピ~カンだろうが、アジサイはアジサイである。だがこの花は曇りや雨が似合う。そういう光の中で綺麗に見えるように思う。それにこの季節、雨が多くなってくるから、晴れ間って蒸し暑くなる。そのような条件で花を眺めても、気分的に不快な中で眺めているからそのイメージが重なる。
ならば、サクッと雨が降って、傘さして眺めている方が心地よい。
アジサイ目的ではないが、若い頃は梅雨時になると低山を歩いていた。ゴアテックスのレインウエアが売り出されて話題になっていた頃だった。それを着て、傘さして、箱根のハイキングコースを歩くのは丁度いい散歩だった。
特に箱根湯坂道!(以下リンク先参照)
ヤマケイのサイトだと、「芦ノ湯」から国道1号を少し小涌園側に向かったトコロから湯坂道に入れるのだが、そこから「箱根湯本」まで歩くように案内されている。これだとほぼ下り坂歩きになる。
ワガハイは「箱根湯本」から登って行った。ソコソコ急登なので下りルートを選びがちだが、ゆっくり登れば下りよりも楽だと思うんだけどねぇ。それに雨だと下りは滑りやすい。登りの方が安全だから。
というワケで、傘をさして極めてゆっくりと、半日たっぷり時間を掛けて歩いた。雨の中の植物の姿は、なかなか綺麗な色彩を放っていた。飽きるコトがなかった。ただ、あの頃は防水性の高いカメラは少なかったし、フィルムカメラだったので雨の日に撮影した写真というのはナカナカ難しいものがあった。
だからカメラは持たない。それに撮影を意識すると歩きを堪能出来なくなるし。
おススメだね・・・湯坂道。芦ノ湯まで行ったら日帰り温泉入って、それで帰宅すればイイ。
強羅まで箱根登山鉄道に乗って、それからケーブルカーで早雲山に上り、今度はロープウェイで「大涌谷」を見て「桃源台」に至り、そこから観光船で芦ノ湖上を経て箱根町・元箱根に到着という、ありがちな箱根の観光ではなく・・・
湯坂道!
旧東海道の石畳もいいけれど・・・
そうか!湯坂道を登って温泉に入り、そこからバスで小涌谷まで下りて箱根登山鉄道に乗り換える。そして登山鉄道脇に咲くアジサイを眺めながら箱根湯本に戻る。そして湯本でも小田原でもイイんだが、適当な店に入って一杯呑んで帰宅・・・は理想だねぇ。
ま、元気な人はやってみてほしい。ワガハイはもう、ちょっと体力的に無理だけど。