昨日は箱根の画像など挙げながら、戯言を連ねた。
芦ノ湖で閑古鳥状態の海賊船を見て、その後箱根峠まで上がって国道1号線とオサラバし、十国峠に向かってクルマを走らせた。天候不良なのでガスっていた。走っているクルマは猛烈に少なかった。そりゃ、景色なんてな~んも見えないからねぇ。
こんな日に、箱根の宿を予約して観光している人は残念だろう。何処へ行っても風景は霧の中だ。こういう時は、美術館巡りがいい。ポーラ美術館とかラリック美術館とか、ダラダラ眺めてお茶でも飲んで、早めに宿に入って長湯というのもイイよなぁ。
ワガハイ的にはこのところはご無沙汰だったものの、かつては頻繁に箱根を通過するコトがあったから、だいたいの道筋は忘れていなかった。だから霧の中で走らせていても、特別不安感はなかった。
十国峠は霧の中。駐車場の先にあるはずのお土産物屋さんは微かにその存在を確認出来たけれど、お客さんはいないと思われた。その先で「伊豆スカイライン」と一般道が分岐するが、ワガハイは一般道を進み、T字路を右折して「県道 熱海函南線」を函南に向かった。この道は狭く曲がりくねっているが、すれ違いは出来る。路面はウェット、しかも落葉。場合によっては一気に滑る路面なので留意しつつの下り坂が続いた。
このコンディションで二輪だったなら、相当に気を遣うなぁ・・・と思いつつ、慎重に運転したのでトラクション・コントロールが作動することはなかった。もっとも、そんなに飛ばしてはいけないからねぇ。
静岡県函南町や三島、そして沼津には知り合いも多く、かつては仕事や買い出しで通っていたコトもあった。だから土地勘が無いワケではない。だが丹那盆地の一角に、何十年も素通りしてきたトコロがあった。今回は、ついでにソコを見ておこうと思った。
十国峠から函南に下って行くと、「軽井沢」という地名がある。そこに鎮座する「雷電神社」に先ず立ち寄った。
集落の中に鎮座する、ありがちな氏神様といった風情だ。上画像の右側に駐車出来る。ココは集落を抜ける狭い道の脇にあるし、少々急坂を下って民家の庭先に侵入してしまうのではないか?といった入路だから、少しわかり辛い場所にある。
軽井沢鎮座雷電神社
これはまだ読める。だが、その側面の文字は判読が怪しくなってきていた。
文化財を大切に・・・
消えかかった文字を追いかけて、推察する気にもならん。ペンキで書かれた文字の寿命は短いねぇ。
とにかく参拝!
扉は閉じられていて、賽銭箱が無かったので、はて?
すると扉に「お賽銭投入口」と書かれたシール状のものが貼られていた。この小さな投入口に付けられた引手を右に引くと、内部空間への四角く暗い穴が現れた。そこに賽銭を入れると・・・正しく、賽銭箱の音がした。
そ~ゆ~システムになっていた!
これならば、賽銭泥棒もお仕事がし辛いだろう。コレはイイ方法を考えたものだ!と、感心した。そしてなんか、扉に日曜大工的な感じで穴を開けて、端材工作で小さな引き戸を付けた・・・ってな感じも親近感がある。
いやぁ・・・ここはイイところだぞ!
端材工作好きなワガハイは、一人で盛り上がっていた。この神社のいわれとかそっちのけで、妙にこの賽銭投入口に惹かれるものがあった。
上りよりも下りが恐い、濡れた石段。しかも微妙に苔がある。手すりは付いているけれど。コケたら怪我するし、カメラも壊れる。異常なまでな慎重さで下りた。
ところで、この社の詳細は以下の公式?ページによると所在地しか分からない。名前からして「雷電神社」だから、そ~ゆ~コトではあろうが、縁起などは・・・ちょっと不明。もっとも本気で調べる気もない。
ただ、なんとなくイイ感じに鎮座した社だったコトで満足してしまったので、それで終わり。
静岡県田方郡函南町には「雷電神社」が複数あるみたいだ(ワガハイがザっと調べたトコロでは2社)。
で・・・函南の雷電神社を検索すると、だいたい以下リンク先の神社の話しになった。
本日、ワガハイが言っているトコロの雷電神社の記述は圧倒的に少ない。で、見つけた中に以下リンク先のような記述があった。それは作成日が平成25年(2013年)なので10年前のものだ。ソコにはワガハイが判読不能だった由緒などが書かれている。そして注目したのが小さな画像・・・扉が古い!