丹沢に、雨降山(あふりやま)とも大山(おおやま)とも言われる標高1252mの山がある。大山とただ漢字で書くと、鳥取県の「だいせん」が圧倒的に有名だと思うが。
ま、古くは時の如く雨乞いの山。天狗信仰であり、阿夫利神社(あふりじんじゃ)もあって賑わう。大山講もあったねぇ・・・だから大山道と言われた道もあった。つまり現在では概ね国道246号だったりするけれど。
その阿夫利神社への参拝は、電車利用ならば小田急線「伊勢原」駅が最寄り駅となり、ここから神奈中バスに乗って行く。休日などはかなり混雑している。バスで終点まで行ったら、そこからチョロっとお土産店が並ぶ参道を歩き、ケーブルカーに乗れば程なく下社に着く。普通はこのルートで参拝する。
少しだけ普通ではない場合は、歩いて下社まで上がれる。ワガハイも20代の頃は一度だけ、歩いて上った。それなりに頑張って上る感じだったと思うが、その詳細な記憶はない。そして下社からの眺望もなかなか良かったコトだけ覚えている。だから天気の良い日に行った方がイイコトは間違いない。
そして、雨乞いの祈りをして、後からやって来る参拝者、観光客の天気が雨になるコトを願う?という、まことに意地悪なコトをするんである!
いや・・・雨乞いの祈りはしないねぇ。
本社は大山山頂だ。ココへは下社から先に進むルートもあるが、ワガハイはヤビツ峠からイタツミ尾根を登った。健脚ならば1時間で登れるルートだが、もれなく急登ルートである。
散策マップ | 大山観光電鉄 | 大山ケーブルカー公式ホームページ
ヤビツ峠から大山山頂をめざす|ヤビツ峠~大山ルート|丹沢・大山エリアナビ
で・・・伊勢原駅前って手狭な感じ。北口は古いから、駅前整備もメリハリがなくてボヨ~~んとしている。ただし、レトロな商店や鳥居があったりして、それらはなかなか趣を醸している。
だが・・・やっぱりナニガシカの整理をした方が安全かもしれない。
そうした伊勢原の都市計画道路が予算不足で進まない?的な問題もあるみたいだが。そういうコトを一挙に解決する術が、小田急から出てきた?みたいだ。
それは、小田急の相模大野にある車両整備工場の老朽化問題に絡んでくるらしい。つまり、伊勢原の線路沿いに広がる鈴川地区の田圃を、車両基地にしてしまおう!という話しだ。相模大野から整備拠点がお引越しするワケだ。
だが、ソレだけでは伊勢原市に大したメリットがない。そこで
「駅も新設しちゃいましょう!」
そして
「大山へのアクセスを向上させましょう!」
ってな話しだ。そして
「伊勢原市が金欠で作れない道路も作っちゃいましょう!」
という、まことに美味しい話しみたいだ。い~~話には、裏があるかもよぉ?世の中、そんなにイイ話しはないぜよ。
そんなワケで、そういう計画※が今後進んでいくらしい。
というコトで、こういうのどかな風景もソロソロ見納めとなるだろう。
というコトで、撮影してきた。
というコト、なんであった。
※ 計画詳細は以下リンク先
伊勢原市×小田急電鉄 都市計画道路田中笠窪線と新たな総合車両所を契機とした「持続可能なまちづくりを推進する連携協定」を締結
https://www.odakyu.jp/news/dq40940000001d0t-att/dq40940000001d10.pdf
〈持続可能なまちづくり・・・〉なんだそうだ。なんか、ナンでもとりあえず「持続可能」って入れておけば、プレゼンとしてはイイ感じ・・・ってなモンなんだろうか?もう、常套句すぎてシラケるんだがねぇ?
撮影ポイントは以下の通り