Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

朽ちかけた説明板と鳥居・・・「滝不動神社」について

朽ちかけた説明板

文字が全く読めないし、そのうち倒れるだろうという感じの説明板があった。これは神奈川県山北町にある神社の由来などが書かれていたものではないか?と推察した。手っ取り早く、場所は以下リンク先を確認されたし!

maps.app.goo.gl

その神社は滝不動神社」という。資料が限られるので興味が抑えられない方は、とりあえず以下リンク先を参照されたし!

www.townnews.co.jp

という神社なのだそうだ。神社ならばと「神奈川県神社庁」のサイトを見てみたが掲載無し。ゆえに分かり易い記述は地域密着誌のタウンニュースの記事となる。

もっとも名前からして「不動」で「神社」だからねぇ。その理由も、上のタウンニュースの記事を読めば凡その見当はつくけど。

遠景

川を渡った先に小さなお堂が見えた。背景は花粉てんこ盛りの杉林!!!

マスクをしっかりとして、上って行きまっしょう!

まあまあ上りにくくはない石段ですぅ~

一旦、引きのカットを撮る

左手の建物は、道具等を入れてある倉庫兼集会施設かもしれない。これは仕方ないけれど、敷地外に建てることが可能ならば素晴らしい景観を生み出すと思うが。

そして画面右下の祠を覗き込むと・・・

ん?

丹沢山だぁ!

つまり、この神社から川沿いに下って行くと川西屋酒造店の酒蔵がある、という位置関係なのだ。凄くご近所なんである。

まあまあ正面図

小さいけれど綺麗なお堂だった。些少ながら賽銭箱に投入後、撮影を続けた。参拝者はワガハイのみ。鳥の囀りも聞こえない、静かな空間だった。

ディテール 1

ディテール 2

ディテール 3

ディテール 4

部材に虫食いなどが散見されて、そろそろナニガシカの補修をした方が良いかもしれない。これもまた味わい、と言ってしまえばソレまでだが、補修は早めに越したコトはないからねぇ。

これは読めるけれど・・・由来についての説明は見つからなかった

地元の信仰の場、という趣の「滝不動神社」だった。たぶん、説明など要らないのだ。地元では伝わっているのだろう。大勢が観光目的で訪れる場という感じでもないし。だが、由来は気になる。冒頭で書いた説明板の崩壊が残念だ。

ネットで調べてみると、あまり有り難い情報はない。以下リンク先の、山北町役場企画政策課編集発行の「やまきた おしらせ版」に、「尺里滝不動 竹灯ろうの夕べ」の情報があるけれど・・・日程のお知らせ程度だ。

https://www.town.yamakita.kanagawa.jp/cmsfiles/contents/0000002/2724/oshirase20160701.pdf

https://www.town.yamakita.kanagawa.jp/cmsfiles/contents/0000002/2316/oshirase20150701.pdf

暫く調べていると、こういうコトらしい・・・『足柄乃文化』という山北町地方史研究会の機関誌があるらしく、その50号に滝不動之縁起」という記述があるみたいだ。〈山北町役場2階 生涯学習課 でお買い求めいただけます・・・〉んだそうだ。一冊1500円也。

www.town.yamakita.kanagawa.jp

まあ、縁起が研究誌に記載されているならば一安心だ。暇な時に気分がノッたら山北町役場の2階に行けば買えるというコトで、ひょっとしたら買いに行くかもしれない。

鳥居がですねぇ・・・

こんな感じで・・・

割れてしまっていた

鳥居は崩壊が始まっていた。菌類が入ってグズグズになって、虫も入ってしまったのかもしれない。こうなると木材も強度なんて無いからねぇ。今年の夏の台風を乗り切れるか?いやいや、春の嵐でやられてしまうかもしれない。

言えるコトは、悪天の時には近づかないコトと、下を通過する時には注意して速やかに去るコトだな。

そして早めに補修しないと、素敵なお堂もこういう運命を辿ることになる。こういう崩壊って、始まると進行が思いのほか早かったりするから。

 

というワケで、明日もこの「滝不動神社」のつづき。