水耕栽培といったらヒヤシンス、ヒヤシンスといったら水耕栽培!そのようなイメージが強い。そして妻はこの何年間か、ヒヤシンスの水耕栽培にチャレンジしている。だが、なんか上手くいかない。花が咲く前に力尽きたり、球根の尻がカビてしまったり、いろいろネットで調べたりしながら、試行錯誤を不熱心にしていた。
今回も、なんとなく伸びが不足しているように思うのだが、それでも花が咲き始めた。
こうしてマクロレンズで拡大して花を見ると、変なカタチの花だなぁ。今まで何となく引きでヒヤシンスを観ていたが、拡大して観たコトはなかったコトに気付いた。
キジカクシ科ツルボ亜科ヒヤシンス属
なんじゃ?
きじかくし科・・・はぁ??
なんの坩堝ですかぁ?(ツルボ・・・ルツボじゃないのか)
調べるとスズラン亜科が仲間にあるみたいなので・・・なんとなくイメージとしては似ているような気もする。学術的な問題ではなく、あくまでと~しろ~としてはイメージ理解だからねぇ。
原産は地中海東部沿岸やトルクメニスタン辺りらしい。このアバウトな感じからも・・・良くは分かってないなんだな。
ま、別にイイけど。何となく和風じゃないからねぇ。そしてオスマン帝国で園芸化されたらしいので、そりゃあ和風の感性は欠片もないわなぁ。というコトで、ワガハイが変な花と感ずるのも、そういう文化性といった背景の影響なのかもしれない。
もっともワガハイ的には花のカタチや色よりも、香りの方が気になるけれど。やっぱり和風な環境には似合わない香りだろう。嫌いな香りではないけれど、好きな香りでもない。そんなコトから、部屋の中にこの香りは充満して欲しくはない。
もっとも、消臭剤の人工的な香料の臭いよりはマシだけど。
レースのカーテン越しの光の中にヒヤシンスを置いて、マクロレンズで撮影した。あまり真剣に撮ってはいない。手持ち撮影だし・・・というコトで、とりあえず我家のヒヤシンスがどんな感じで咲き始めているかの記録にはなっただろう。
まあ、本気で撮るならレフ版を使うし・・・三脚も用いた方がよい。マクロ撮影は高倍率になるから、ブレの影響が出やすい。例え手振れ防止機能が最強であっても、ガッチリと固定したカメラで撮影した画像の方が、拡大して見た時にビシッ!と決まっているコトは多々あるから。
でも、面倒くさいよねぇ。こんな感じでも、なんかヒヤシンスの不思議な質感は撮れているので満足。仕事じゃないんだから。カーテンのお陰で適当な面光源になっているから、光質も柔らかいしねぇ。
植物を人工照明(ライティング)で撮るって面倒。窓越しの自然光でイイ感じに見えた時に撮るのが楽でいい。もっともスタジオでも用意出来れば撮影はまだ楽だけど。
あ、LED系の照明で花を撮ったコトってない。ワガハイはやっぱり古い人なので、ライティングはタングステンの感覚が染みついている。最近のスタジオ機材もLED化が進んだから、ワガハイのような古株では使い勝手がワカラン。
それに未だにLED照明下だと、手作業がやり辛かったりするからねぇ。蛍光灯下の方が楽だったりする。モノの見え方ってぇのは、単に照度だけではなくてコントラストの加減が重要だから。
LEDの光質って生だと強烈なため、それを緩和するためにディフューズが強めになっている照明器具が多いように思う。ソレが曇天下のような光を生み出してしまってコントラストを低下させ過ぎている?まあ、スカイライトと思えばいいワケだけど。ならばアクセントライトも必要じゃね?
というコトで、我家のリビングはシーリングライトで散光を作って部屋全体を照明し、ペンダントの電球タイプLEDの光とミックスさせて、食卓での箸使いが楽なようにしている。使っている器具はパナソニックのシーリングライトと、IKEAの傘にパナソニックのLED電球だ。高級ではない器具だけど、見やすい光質になっていると思う。
ところでヒヤシンスの花って、綺麗なんだろうか?
やっぱり変な花じゃね?っていうのが正直なワガハイの感想なんだが。ま、独特な個性派ということで。