昨日は「朝、まだ暖房の余熱で過ごせている」と書いた。だが昨晩は更に冷えて、お久しぶりに湯舟から出たくなくなる感情を思い出した。そして夜はエアコンを入れていたのだから、今朝も部屋自体は大して冷えているとは思わなかった・・・のだけれど、珍しく妻が先に起きて、エアコンのスイッチを入れた。
そりゃ、暖房すれば快適には違いないけれど、暖房しなくてもまだ室温は20℃はあるし・・・とは思うが、そこは寒がりの人の基準に合わせた方がイイだろう。ワガハイは、生まれも育ちも神奈川県だが、ご先祖様は東北だらけだから寒さに強い?のかもしれないから。
寒くなっても、暑くなっても、ブツブツ言いたくなるニュースに溢れているけれど、去る11月26日には「岸田内閣絡みの団体が懐石90万、中華50万支出・・・」ってな話があった。高級会食に批判が集まるのは明らか過ぎるコト。「市民感情を逆なでする・・・」というのもマイドお馴染みの常套句だ。
ザックリ整理すると・・・
- 物価高で苦しい生活をしているというのに・・・
- 『上級国民』に、庶民の生活の苦しさなど分かるはずがない。
- こども食堂が増え続けている現実と無関係に豪華な会食を続ける?
まあ・・・庶民感覚が無いのはマイドのコトなんで、きっと彼らも庶民生活をしたくないから人生、頑張っているトコロもあるんだろう。だから庶民の気持ちに立つなんて、庶民の幻想なんだろうな。そして反論は・・・
- 市民感覚で批判するのは筋違い。
- セキュリティ問題。
- 日本国の総理に居酒屋やファミレスで会食をしろとでも言うのでしょうか?個室があり、警備もしやすい店となれば、ある程度の金額が行く店になる・・・
それぞれの言い分は、ごもっともでございます。
でも・・・ファミレスだって警備する気になれば出来るだろう。ラーメン屋さんだって、警備出来ないコトはないだろう。その辺りはやる気があるかどうかだけの問題じゃね?
そして「ある程度の金額が行く店になる・・・」と言われた方は「ヒステリックな批判記事は控える・・・」という発言を続けたらしい。
どのみち、どの立場でモノ申しても、冷静とは思えないけれどねぇ。たぶん、高級店で会食する理由は、全然違うトコロにあるんだろうと思う。そのココロはもっと、至極単純なのではないか?
会食にかこつけて、高級店で飲食したい!という欲求を満たすだけ。
欲求は満たされなければ次に進まない、というのが人間という動物の習性である。飽きるまで、贅を堪能しなければ気が済まない。日本の首相界隈の人間という動物が、高価な飲食をしたトコロで、ハプスブルク家の栄華には遠く及ばないであろう。彼らにとっては、まことにささやかな晩餐なんである。
それ、やりたいから、次は俺の番だ!ってな輪番制かと思われるように首相が入れ替わって行くんである。
ま、高級ワインなんてぇのは典型だけど、青二才がグランクリュを買おうとすると門前払いをくらい、身なりを整えた味覚嗅覚も衰えた老人には購入可能だったりする欧州のワイン屋ってぇのは、ワガハイも経験したコトだから。
そう!センサーがぶっ壊れかけているとか、ソモソモ低感度な輩が高級ワインをグラスに注ぎ、知ったかぶりの知識を披露しながら執拗にグラスをぶん回し続けるのである。
無粋だ!
全く、ワインが可哀そうである。これからクオリティを学ぶ若い人にこそ、超高級ワインの何たるかをテースティングしておく意義があるんである!それが一つの香味基準を構築する経験になるんである!
若い人にこそよいモノを!
それが、この国のクオリティを支えていくのだ。
というワケで、高級料理店のシェフの嘆き・・・ってぇのも聞かされたコトがあったけど・・・お陰でワガハイは支払い免除!なんてコトもあった。「お兄さんみたいに美味しく綺麗に食べてくれるのがナンて嬉しいコトか・・・はぁ~~~。今日は金持ちから儲けたから、支払いはいらないよ!」なんてため息を聞いたのは、ワガハイが30代半ばの頃の香川県でのコトだった。
果たして、岸田さんが本当に美食家だったならば・・・失礼しました、ってなコトなワケだが。
だがしかし!「会食など不要!」という意見に関しては、やや語気を強めにしてワガハイは言いたい。それは人間という動物の習性が分かってらっしゃらないご意見である!と。
動物って、空腹だと苛立ってしまい、まとまる意見もまとまらない。やたらと吠えて噛みつきかねない。それは同じ党内であっても大喧嘩の元となる。美味いモノという価値がワカラン動物には、ブランド志向か大盛しか分からないのだ。自腹では入れない店で会食すれば、何となくホイホイと意見が丸め込まれてしまう・・・ってなコトだけだ。
これ、人間という動物の習性ゆえに、止めろと言われても止められないんである。習性を変更するというのは、永田町においては政治家の死!を意味するのかもしれない。
いやぁ・・・政治家という種族の体臭は・・・あまりにも臭くて美食の邪魔であるからメシが不味くなる。政治家の行くような高級料理店にワガハイが行かないのは、そうした残り香の中でモノを食べたくはないからだ(いや・・・そんな金ないだろう)。
さて、本日の画像は「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm Macro 1:2.8」使用だった。
羽アリと岸田首相の高級会食の取り合わせ・・・如何だっただろうか?