Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

昔は酒たばこに加えてコーヒーも身体に良くないと言われた

昨日の内容から、もう少し突っ込んでみようと思う。

そもそもコーヒーについては書かないと、かなり以前に書いたのだが、周囲に余りにも不思議なコトを言う人が多いので書くコトにした。

品質的に疑いのあるコーヒーでも、それが美味いと思えばそれまで。そういうのが嗜好品の運命だからど~にもならん点はあるけれど。

蓮の花 2011年7月24日撮影

タバコについては、百害あって一利なしというコトが、ほぼ行き渡った見識なのではなかろうか?ワガハイは生まれながらに呼吸器が弱かったので、喫煙は一切していない。副流煙に関しても、可能な限り避けてきた(まあ・・・そういうコトを知ってか、ワガハイに向けてわざとタバコの煙を吹き付けるというハラスメントもあったけどねぇ)

 

では、コーヒーについてはどうなのか?というと、昔は酒、たばこに加えてコーヒーも身体に良くないと言われた。特に胃に悪いと言われた。胃炎や胃潰瘍の人に、医者は「コーヒーは飲まないでください」と言ったもんだ。それで当時(1980年頃)行きつけの喫茶店のマスターは困った。胃炎になってコーヒーの味見も出来ないのでは、喫茶店をやってられない・・・と。

で、彼はコソコソとコーヒーを飲んでは罪悪感に苛まれ、胃薬を飲み続けていたけれど・・・オマケにヘヴィー・スモーカーだったから・・・ワガハイは「喫煙本数だけでも減らした方がイイ」と、正論ではあるがアドバイスした。それは、同じように胃炎に悩んでいた父親が、医者の指示通りに禁煙したら胃炎も緩和したから。

彼の胃炎は、やがて収まった。その最大の特効薬は250ccのバイクを買って峠を攻めまくって、ストレスを解消したコトが大きかったみたいだ。まあ・・・迷惑な困った話だが。

何処で撮ったのか忘れた

1980年代、ワガハイは行きつけの喫茶店が数件あって、そこここで打ち合わせをし、知人と待ち合わせをし、時に暑さを避けて資料に目を通したりしていた。

行きつけではなかったけれど、有楽町だったか?ガード下のドトールの一番奥の席に田中康夫さんが陣取っていて、必死に原稿を書いていた。ワガハイは、その隣のテーブルで乾電池で使える小型ビュワーを出して、現像所から上がったばかりのポジフィルム、原稿をチェックしていた。

そして編集者と待ち合わせしていたのは、田中さんもワガハイも同じ。それぞれ違った版元だったけど・・・打ち合わせが早く終わったのはワガハイであった。あのドトールは便利だったなぁ・・・駅前だったから。

 

バブル期、イロイロとバカげた騒動が彼方此方でウケていたし、高級な酒が飛ぶように売れていたりしていた。だが、コーヒーの品質に関してはイマイチな物ばかりだった。行きつけの喫茶店のマスターが「キャラバンコーヒーの方がイイ」と言って「Kコーヒー」から変更した・・・とか、別の喫茶店では「ダートコーヒー」に変更したとか、そういう話を聞いた頃だ。

だが、そのどれもがドングリの背比べ的な品質にしか思えなかった。多少、ローストからの時間が短いか、長いかの差異でしかないように思えた。

 

ある日、時々立ち寄っていた喫茶店に入ると閑古鳥状態で、カウンターの中ではママさんが暇そうにテレビを見ていた。そしてワガハイの顔を見るなり、

「今日は特別なコーヒーを淹れてあげるからねぇ~」

と言って、丁寧にドリップしてくれた。それは今までに経験したことのない、もたれることのない香味のコーヒーで、雑味が一切なかった。

「なんか・・・別世界ですね!」

そうワガハイが言うと、

「やっぱねぇ・・・もう少し安く仕入れ出来たら使いたいんだけどねぇ・・・」

そのコーヒーは、超名店として名高い「カフェ・バッハ」だった。

etsuro1.hatenablog.

その後まもなく、ワガハイは南千住を目指した。そして「カフェ・バッハ」の店内に立ち入ると・・・カウンター席に案内されてお勧めのコーヒーを頂きながら、コーヒーの品質についての話を伺うことができた。

説明の内容といい、コーヒーの味わいといい、至極の時を過ごした。そうして、年に数回だが南千住詣でが加わることになった。

www.bach-kaffee.co.jp

こういうのって、嗜好品だけに人それぞれだが、ワガハイは「カフェ・バッハ」のコーヒーならたて続けに5杯飲んでも、気持ち悪くなるコトがなかった。というコトから、やはり1杯飲んでダメージを感ずるコーヒーっていうのは、何らかの問題を抱えているのは明らかだろうと、経験的に分かったのだった。

綺麗に咲いているものがひとつも無かったみたいだ

以上、1980年代のコーヒーについての思い出話だった。

etsuro1.hatenablog.com

以下はやや古い資料だが、相も変わらず以下の内容に関する疑念は晴れてはいないなぁ。

www.shugiin.go.jp