Etsuro1のブログ

関東南部で寝起きする男の戯言記録

「虫食い」「欠け」「カビ」・・・そんなの飲んでいるとお腹壊すよ?

ワガハイが子供だった頃、お年寄りといったら明治生まれだった。

明治というのは、1868年から1912年までの元号で、その前が慶應で1865年から1868年となる。

というワケでワガハイの幼少期には、もの凄く長寿だった慶應生まれの方が存命していたかもしれない。残念ながらワガハイの身近には居なかったけれど。

そうしたコトか案外、江戸時代というのも全く遠い時代というワケでもなかった。どの様な暮らしをしていたのか、というコトを祖父母の伝え聞いた話によって興味深く聞けたのだ。

特に、井戸の話は多かった。隣の家の井戸の方が深くて、お茶を淹れると美味かったとか不味かったとか・・・やっぱり水の話になると、お茶の味わいについての語りが多くなった。思えば・・・緑茶の品質にはうるさい祖母だった。

一日中、チビチビとお茶を飲み続けていた祖父母だったからなぁ・・・

と、個人的な思い出ばかり書いているが、案外、こうした雰囲気の人たちが多かったのではないか?とも思う。だから個人的なようでいて一般性はあるかもしれないと思っているから書いている。

etsuro1.hatenablog.com

祖母の料理は冷蔵庫の無い時代の料理法だったので、食料の保存方法が塩蔵であり、漬物であり、とにかく塩気が強かったのは仕方ない。勿論、その塩分を抜く処理も手馴れていたが、どうしても残存する塩分は避けられないから・・・やっぱり高血圧の人が多かった。

男たちの呑む日本酒は、特に戦後は日本酒の酒質は暗黒時代が続いたから・・・要するに三増酒のコトね。オマケに防腐剤としてサリチル酸まで添加されていたりしたから。

故に、日本酒を呑むと頭痛になる・・・と言って敬遠する人もいた。それは至極当然である。アルコールと頭痛薬(風邪薬)の相性が悪いコトについては説明不要だろう。

だから、当時の劣悪な日本酒を呑んで体調不良となる人の身体反応は、極めて正しいと言える。ダメなモノを摂取しているのだから、ダメになるのは当然のコトだ。

もっとも、昔の日本酒と現在の日本酒では、まるで別物の酒と言える程になったけれど。

これは・・・小田原城の蓮だ! 2011年7月28日撮影

昨日の続きになるが、何らかの問題を抱えているコーヒーを飲んで、なんとなく体調が良くなくなってしまうというのも・・・

カビ毒

アフラトキシンB1

オクラトキシン・・・

それはコーヒーに限らないコトだが、ここではコーヒーに限定して話を進める。昨日と同じリンク先を以下に記す。

www.shugiin.go.jp

この質問主意書には、「事故豆」というコトバが使われている。凄いコトバだが、自家焙煎の店主などと話していると「欠点豆」とか「エラー豆」、或いは単に「エラー」といった言い方をしているのを聞く。

その欠点豆というのは「虫食い」「欠け」「カビ」或いは「カビ跡」のある豆であり(腐敗や干からびた枯れ豆ってぇのもある)、こうした焙煎前のダメ豆を出来るだけ取り除いてから焙煎する・・・そして焙煎後もチェックして、熱によって割れたり欠けたりした豆を取り除く・・・そうして販売する。

そうした作業を「ハンドピック」なんて言っているケド

大規模でコーヒーを扱うトコロはどの様にしているかは、以下リンク先を参照されたし。因みに「異物除去」の項目での金属や木片を除去する(石ころも入っていたりする)工程は壮絶であるらしい。

www.unicafe.com

 

堀口系の店主からは「そういう異物は出荷する前に現地でチェックしてもらって、その手間賃を支払うことにしている」と聞いた。そのようにすれば現地では収入が増えるし、コチラでは手間が減る。そして要らないモノを運ぶ必要がなくなるから、廃棄処分費の負担が減る・・・「いいコト尽くめでみんなハッピー!」というコトだ。

www.kohikobo.co.jp

 

ワガハイがコーヒーを購入している自家焙コーヒー店は数店あるのだが・・・結局のところ、カフェ・バッハ系と堀口珈琲系に絞られた。そして更に、その中の3店舗に絞られた。バッハ系が2店、堀口系が1店舗だ。どちらも本家は除く・・・というか、どれも本家よりも優秀と思えるお店だ。ワガハイの嗜好にも合っている。そしてなにより、数杯飲んでも胃にダメージは感じない。

まあ・・・それは当たり前かもしれない。身体に問題を生ずるナニガシカが含まれていないか、そうした成分が極端に少ないか、そのどちらかだろう。これもまた、一個人の主観的なケースと思われるかもしれないが・・・虚弱で神経質な男が身を持って体験しているコトだけに、案外ヘタな分析結果よりも信憑性が高かったりする点もあるかもしれない。

コーヒーを飲むと不快になる方って、正常な反応をされているかもしれない。そう言わねばならない程、疑わしいコーヒーは相も変わらず世の中に流通しているから。だが、キチンとした品質のコーヒーならば快適に飲めるかもしれない。

ただし、吟味されたコーヒーを美味しいと感ずるか、マズイと感ずるかは嗜好品だけに分からない。現に、バッハ系や堀口系のコーヒーの香味を物足りないと言う人もおられるから。